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潜在的な多様性に目を向ける

昨日、性格が正反対な夫とのエピソードを軽い気持ちで投稿したらものすごく反響があった。

夫とは、本当に何もかもが真逆だ。私が周りを気にしないタイプだとしたら、彼は自分よりも周囲を優先する人だ。おおざっぱな私に比べて、彼は繊細で神経質である。

私にとって夫は異次元の存在であり、彼との暮らしはまさに「異文化交流」であった。

私が大好きな記事に、「目に見える多様性」と「目に見えない多様性」の話がある。

中原:それまで僕は多様性を、人種や宗教などの「目に見えやすいもの」で考えていました。

でも、人生や仕事に対する思いや考え方などをヒアリングしていくと、同じ日本人でもまったく考え方が違うんですよね。つまり、「日本人ですら、多様であること」に気づいたのです。

鳥井:同じ日本人同士で、普段は見えにくいところにも多様性があると。

中原:はい。人種や性別は、目に見えるから気づきやすい「顕在的な多様性」ですよね。でも価値観や考え方の違いは目に見えない「潜在的な多様性」です。

わたしたちは「顕在的な多様性」に目を奪われがちですが、「潜在的な多様性」がそもそも存在していることには、なかなか目を向けません。

多様性とは、氷山みたいなものなんだなと思いました。つまり、図に表すとこんな感じです。

日本人は目や肌が似ているから忘れてしまいがちだけど、この「目に見えない多様性」にもっと敏感になってもいいんじゃないか、と思う。

「うちの夫婦の場合はどの国出身なのか、考えてみようと思いました」というお返事をたくさんいただいて、改めてみんな様々な国から来ていることを知る。

きれい好きの民も散らかし民族も、おおざっぱ王国も神経質な国も、のんびり帝国もせっかち共和国も、色々な国の出身がいるから世界は楽しい。

「分かり合えない」ことは絶望でもあるけど、新たな価値観に出会うチャンスでもある。

自分の身近な人はどんな国からやってきたのか、想像をめぐらせてみる夜も悪くない。

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