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生理中に夫から教えてもらったこと

今週は生理で体調がずっと最悪だった。

そんな中、夫の対応が優しかったのでツイッターに投稿したところ、「神対応」という反応をいただいた。


いつも優しい夫だが、私が生理のときはさらに優しくなる。家事は基本全部やってくれるし、お腹をずっとさすってくれたりもする。

夜中に急に生理になってしまい、家にある薬が切れていて死にかけた時は、わざわざ閉店時間ギリギリの薬局までダッシュで買いに行ってくれた。

そんな夫が、今回は仕事を早く終わらせて帰ってきてくれて、生理痛に効く食材を自分で調べて買ってきてくれて、生理痛を撃退する料理を作ってくれた。

もし私が男性側の立場だったとしても、きっとここまでの対応はできないと思う。なぜそんなに優しくできるのだろうと不思議に思って、夫に質問してみた。

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私「ねえ、いつも私が生理のときめっちゃ優しくしてくれるけど、なんでなの? 一般的に男性って生理の辛さがわからないじゃん」

夫「わかんないね。経験したことないし」

私「生理のこと調べたり勉強してたりするの?」

夫「いや、調べたことない」

私「ほんとに!? じゃあ、生理の仕組みとかも……」

夫「全然わかんない(笑)」

私「じゃあなんでいつもそんなに神対応なの!?」

夫「相手が何をされたら嬉しいか想像する、ただそれだけだよ」

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意外だった。私はてっきり夫が、生理の知識があるから優しくできるのだろうと思っていた。

でも違った。夫の口から出てきたのは「思いやり」の4文字だった。生理のことはわからないが、私が何やら辛そうなのはわかる。大切な人が苦しんでいたら、助けるために行動する。ただそれだけの話であって、知識の有無ではないという。

よく「男性が生理中の女性に優しくできないのは、生理の知識がないから」と言われる。もちろん、知識不足なのもあるのだろう。

だけど夫の話を聞いて、大切なのは知識よりも、相手の痛みをできる限り想像して行動にうつす力なのではないか、と思った。

これはきっと、生理以外にも通じる話だ。

わたしたちは人間だから、他人の痛みや苦しみを想像することはできても、完全に理解することはできない。

相手が仕事で悩んでいるとき、体調が悪いとき、大事なものを失ったとき、どのシーンにおいても、相手がどれくらい辛いのかは本人にしかわからない。だからこそ「わからない」を言い訳にせず、相手の気持ちに寄り添って行動することが問われるのではないか。

生理もきっと同じで、知識不足からパートナーにどう接していいのかわからない人もきっといるだろうけど、相手の気持ちを想像して、その上で相手が喜ぶことをするという人間関係の基本は一緒なんじゃないかなあ、と夫との会話で気づかされた夜。

今日は風がひんやりしていて気持ちがいい。


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