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言葉にすれば、力になる

あの頃、憧れて、癒された世界と今、仕事でつながっている。そのことが時々とてつもなく不思議で、夢見ているみたいな気持ちになります。

けれど私は、間違いなく願ったのです。
「こんな楽しいこと、いつか仕事になったらいいな。」
そうして言葉にして願ったのなら、あとはもうどうやってそれを実現するかを考え抜いて、やり抜くだけ。

そして、今がある。ついつい難しく考えてしまうけれど、それだけなのですよね。

我慢はして当たり前だと思っていた

私は、社会に出てからずっと「仕事は楽しい」と思って来ました。中々うまくいかないことも、人間関係でちょっとつまずいたこともあったけれど、仕事自体が嫌になったことはありません。
新しい経験ができて、昨日よりちょっとずつ成長することができて、お金までもらえる。私にとって仕事とは、そういうものです。

それでも、決められた時間に決められた場所に行くことが苦手だったり、やってみたいことを必ずしもやれなかったりすることに対しては、ある意味妥協していました。そういった我慢はみんなしていて、して当たり前のものと思っていたんですよね。

楽しいと思って疑わなかった仕事。ある時、仕事と家の往復の生活から、夢中になれる趣味を見つけてから、私の生活は一変しました。仕事はもちろんちゃんとやるのだけれど、自分の中のマインドシェアの大きな部分を趣味に割くようになりました。
やがて単なる趣味はそれだけに留まらず、内部に足を踏み入れることになります。

趣味は宝塚観劇。内部に足を踏み入れたのは、ファンクラブの運営スタッフになったことでした。
運営スタッフのお仕事は、会社員をしながらのボランティアでしたが、とても楽しいものでした。応援したいと思って入ったファンクラブですから、ジェンヌさんの活躍のためにするあれやこれやが楽しいのは当たり前かもしれません。また、「裏方気質」の自分に合っていたということもあります。

会社では経験したことのない分野の仕事に携わって、新しいことをどんどん覚えられることも、そのすべてが大好きな世界につながっていることも、本当に楽しくてたまりませんでした。
本業をしながらだからもちろん負荷は大きかったし、いつだって眠かったくらい睡眠不足でしたが、そんなことどうでもいいくらいでした。

熱を帯びたら、終わりを思い描く

やがて一緒に運営していた、今はビジネスパートナーになった実加と、「これが仕事になったらいいのにね。」と冗談を言うようになりました。冗談は、何度か口にしているうちに熱を帯び、それでもなんだか怖くて本気の発言はできないまま、心の奥底でその可能性を探る日々。

でも、熱を帯びたならそれはもう始まっているのです。
どうやったら、これが仕事になるのか。その視点を持ったならば、行動自体が変わっていくから。

思いを言葉にすること、言霊の力ってすごいものがありますね。言葉にしたら、「終わりを思い描く」ことができるようになる。

ファンクラブのグッズ作りが今の私の会社の原点ですが、今では事業の幅が広がって来ています。
あの頃、憧れてどっぷりつかった世界とは今も繋がっていて、新たな分野のお仕事が始まっています。

今では、舞台を観に行くことも立派なお仕事! 胸を張って、うきうきしながら、平日昼間にも観劇に行っています。

夢を夢のまま終わらせないことは、できる。
そうしたいなぁ、でも、無理かなぁとうじうじしていた頃の私に、伝えてあげたいです。


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Yuka Shibayama
会社を経営したり、オンラインサロンを運営したり、秘書をしたりしているワーママです。


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