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私はどんな朱にまじわりたい?

「複数の居場所を持つこと」は、生きやすさを確保するための手段の一つだと私は信じています。

家庭、仕事、地域、趣味の集まり、そして昨今盛んになってきているオンラインのコミュニティなどなど…。
テクノロジーの進化のおかげで昔からあるコミュニティだけではなく、意志とネットワークに接続できる環境、場合によっては会費を支払うことができさえすれば所属できる「居場所」が増えてきています。

これを活用しない手はないと思っているんです。

複数の居場所をもつことが私にもたらしたもの

他ならぬ私自身がコミュニティを活用することで、自分一人の力では到底たどり着けない景色に出会うことができました。
noteの自己紹介記事にも書いているのですが、私はそのことを2011年入ったオンラインの私塾で学んだのです。まだその頃は「オンラインサロン」という言葉は聞いたことがありませんでした。

2011年ですよ。早くないですか…?
まだまだ一部とはいえ、「オンラインサロン」という名前もここ数年で大分認知されてきました。でも、2011年にそんな話を周囲にしたら、頭がおかしい人認定でした。完全に何かの宗教にハマっちゃった人ですよ。

当然、周囲の人には何も話すことなく毎月の課題図書を読み、専用のコミュニティに文章を投稿し、月一回の月例会と言う名のイベントにせっせと参加していました。
仕事をしながらそこまで学ぶ人って、まわりにそうはいませんでした。月額5000円を毎月支払い続けたことは、間違いなく自分への投資になりました。
それがなかったら、会社を作ることもなかっただろうなぁ……。

私にとっては思う存分「意識高い系」を発揮していい場所であり、「女の子はそんなに頑張らなくていいよ」と言うムードを醸し出す上司に、心折れないように力をくれる場所にもなってくれました。
そこには多様な人が世界中から集まっていて、働き方も生き方も私の知っている何倍も自由であることを知りました。

「ここにしか居場所がない」と思ってしまったとしたら、それはとても苦しいこと。いつでも100%平和で元気で心地よい保証なんてないのだから。
ある場所ではうまくいかないことも、他の場所ではスムーズにいくこともあるのだから。

人はつながりから驚くべきほどの影響を受ける

ちょうど2019年が始まったところ。私も今年の目標とか指針とかを考えているところです。立派な「意識高い系」だから、学習したいことだってたくさんあります。

まさにこういうとき、まず整えるべきなのが環境だと思っています。
勉強したいなら自分の意志の力なんて信じないで、ふっと空き時間ができたらすぐやらざるを得ないような環境をつくること。
それはいつでもどこでも開ける端末を持つとか、気軽にできるアプリをインストールしておくとか、良いイヤホンを買うとか。

でも、そうしたってもサボりますよね?  私はさぼります(笑)
本来自分で習慣にしたいと願っていることなのに、どうしてでしょうね?
そこの深堀りはもしかしたら必要かもしれない……。
人は本当にやりたいことならやりますからね。子どものゲームなんか好例です。

とはいえ、時にはそんなにやりたくないことでも変化していくために習慣にしたいこともあります。そんな時、意志の力を夢見ていたって仕方がないので、そこで作るべき環境が「コミュニティ」かなと。
一人では続かないことも、仲間がいれば刺激を受けあって続けることができる。コミュニティには間違いなくその力があります。

人が周囲のネットワークから多大なる影響を受けることは、それこそ2011年当時、課題図書として出された『つながり 社会的ネットワークの驚くべき力』から学びました。

この本、3,240円するんですよね……。
当時、ワーママとして普通の会社員をしていた私にとっては、この価格帯の本を課題図書として数冊提示された時は、ちょっとびっくりしました。
もちろん読むのも大変だけど、何よりサロンの会費と合わせてこれくらいは投資するのが当たり前の感覚なんだ、ということが衝撃でしたね。

そして、本の中身も衝撃的でした。だって友だちが太ったらその友だちにもその肥満は伝染するっていうんですよ。ネットワークの持つ力に、心底驚いた本でした。

実際、2011年当時にオンラインサロンの走りのような私塾に入り、3000円する本を迷いもせずに「投資」と捉えて購入し、分厚くてもめげずに読む人たちの中に交わって、私の人生は激変しました。
自分が普段一緒に過ごしている人5人の平均が、自分の今と未来を作る、なんていうことも言われています。

「朱に交われば赤くなる」

この時、大事なのはどんな朱に自分は交わりたいのかをちゃんとデザインできるかどうか。ここが間違っていると、不幸にしかなりません。
今、自分が習慣にしたいこと。それは本当に自分に必要なもの?そこを見極められる人でいたくて、今日も自分との対話をしています。


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Yuka Shibayama
会社を経営したり、オンラインサロンを運営したり、秘書をしたりしているワーママです。


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