3ベットレンジ(8)

Aハイランダウン

ブロードウェイで構成されたAハイランダウンは、NLHEにおけるAKと同様のハンドです。どちらも、ほとんど全てのレンジに対してエクイティアドバンテージがある一方で、ルースなレンジに対して、エクイティと言う点でそれほど良くはなりません(少しフェイバリットであるだけです)。そしてしばしば、非常にタイトなレンジに含まれるハイペアにドミネートされているリスクがあります。AKQJdsを持って、4ベットを返されたくはないでしょう。ほとんどの場合、AAもしくは非常に良いKKと相対しているでしょうから。しかしそれでも、ルースなレンジに対してこれらのランダウンで3ベットを多くすることは、直接的な利益になります。

上の表を見て分かる通り、これらのランダウンはスーツの恩恵を多大に受けており、さらに良い事に、フラッシュドローはほとんどナッティになります。AKQJの様なハンドは、スーツがないという事に非常に悩まされます。レインボーである場合、ランダムハンドに対してさえ54.81%のフェイバリットであるに過ぎません。しかしダブルスーテッドならば、フリーロール及び下のランダウンをドミネートするポテンシャルによって、非常に強力なハンドになります。

Aハイランダウンについて話すとき、通常はABBBのような、Aとブロードウェイで構成されるハンドの事になります。しかし、A987のようなハンドでも3ベットする事を考慮すべきです。こういったハンドは、あなたのレンジに多くのデセプションの余地を加え、通常であればヒットしていないはずのいくつかのボードで、クラッシュする事ができるからです。こういったA+ミドルコネクトのようなハンドは、フロップでラップやオープンエンドドロー+ナッツフラッシュドローになり得ます。そしてあなたのレンジに、ミドルやローカードのボードでも良く機能するようなハンドを加える事にもなります。

Aハイランダウンは、ルースなオープンレンジ、とりわけレイトポジションからのオープンに対して、実に簡単に3ベットできます。しかし、AAや良いKKを含むタイトなレンジに対しては、注意深くプレイしなければいけません。

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