3ベットレンジ(13)

その他のハンド

いくつかの、その他の3ベットハンドは必ずしもエクイティアドバンテージを必要としません。しかし、3ベットポットで上手くプレイするためにはスムースエクイティディストリビューションが要求されます。AK86ds、AQ45ds、KT86dsやQT75dsのような、スートがあって、いくらかコネクトしたハンドが該当します。プリフロップでこれらのハンドを、エクイティアドバンテージがない(AKxxdsを除く)のにも関わらず、フラットコールせずに3ベットする事には、いくつかの理由があります。

3ベットポットのフロップにおいて、これらのハンドがレンジに組み込まれているという事は、バランスという点で助けになってくれます。しかし、より重要なのは、これらのハンドのスムースエクイティディストリビューションです。マルチウェイのシングルレイズドポットにおいて、これらのハンドは多くのツーペアや弱いドローを作りますが、フロップでフリーロールやドミネートされやすいです。なので、プリフロップでSPR操作をする事でこの様なリスクを減らしましょう。低SPRの状況では、リドローのある非常に強いモンスターハンドなど必要ではないということを思い出してください。弱いドローのついたツーペアも、この場合スタックオフするには充分なハンドです。これこそが、こういったハンドで成すべき事なのです。プリフロップでの3ベットでSPRを操作し、ハンドにとって望ましいポストフロップシチュエーションを作りましょう。ナッティなハンドは、マルチウェイのディープスタックでプレイするのがベストですが、スムースエクイティディストリビューションのハンドは、ヘッズアップで低SPRな状況のほうがより良くプレイできます。また、明らかな事ですが、AQ45dsのようなハンドで、非常にタイトなレンジに対しては3ベットをしてはいけません。大抵相手のレンジにドミネートされています。しかし、ルースなオープンに対しての3ベットであれば、利益的になり得るでしょう。

加えて、これらのハンドのほとんどは、4ベットポットでも良いプレイができます。なので、ポラライズハンドを持っているときほどは、4ベットを恐れなくて良いです。あらゆるスムースエクイティディストリビューションのハンドで、非常にクリエイティブなプレイが可能になるのです。いくつかの例を見ていきましょう。私たちは、あなたがこれらのハンドで3ベットをしていくことについて、これ以上のアドバイスをしません。しかし、これらのハンドで、3ベットするというオプションについて考慮する事は大事なのです。プリフロップのアクションによるSPRの操作は、あなたのウィンレートとあなたのレンジ全体のプレイアビリティの両方を、著しく高めてくれるという事をよく理解してください。

表を見て分かる通り、全てのAKxxdsやAQxxdsは、ほとんどのレンジに対して妥当なエクイティがあります。対15%のレンジであってもほとんどフリップです。KT86dsやQT75dsといったハンドでさえ、タイトなレンジに対して悪くはありません。これらのハンドの真の価値は、フロップでのエクイティディストリビューションにあります。そこそこのエクイティになるフロップが高頻度で開きます。

上のグラフをみて分かるように、半分ほどのフロップでおおよそ45%のエクイティが確保されています。3ベットポットのフロップにおいては、通常スタックオフするのに充分なエクイティです。優れたプレイアビリティを持つハンドについて考慮した時、この事は非常に望ましく、利益的な事実と言えるでしょう。とりわけこれらのハンドは、多くのナッティなドローをフロップで作る事が出来ないので、プリフロップであらかじめSPRを下げておくことが、より良いオプションになるのです。

総括

♠ハイペア、ハイカード、ミドルからローの良いランダウン及び、スモールダブルペアのようないくらかデセプション可能なハンドなどで、バランスのとれた3ベットレンジを持つことが重要です。

♠3ベットレンジは、相手のポジションとそのオープンレンジに大きく依存します。

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