ゲーム理論原則(1)

ポジションを意識すること

ポジションの価値を理解することは、しっかりとしたゲームプランを立てるために重要なことです。ポットに参加するのならば、インポジション(IP)よりもアウトポジション(OOP)のほうがより強いレンジを要求されます。ポジションがあるならば、それぞれのストリートでベット、チェック、レイズの選択権があり、ポットコントロールが可能になります。1ハンドの間中、あなたは情報的アドバンテージを持ち続けられます。相手は先にアクションしなければならないからです。

ポジションはしばしば3ベットするのか、フラットするのかを決める際の要素になります。とりわけディープスタックPLOにおいては、プレイ可能なあらゆるハンドで3ベットすることがミスになりづらいです。(とはいえ、フラットコールも普通のプレイですが。)しかしOOPにおいては、よくコネクトした、非常に強いハンドが必要です。IPでライトに3ベットしたときは、あらゆるフロップで、チェックバックしてフリーカードをもらうというプレイが可能になります。自分のエクイティ評価をしやすくなります。OOPから3ベットして、あなたのレンジにとって都合の悪いフロップが開いたとき、相手はしばしばベットしてくるでしょう。あなたはただでターンのカードを見ることができなくなります。

このことは、プリフロップでの決断(どのハンドでEP,MPあるいはレイトポジションで参加するのか)に影響します。UTGよりも、自分までフォールドでまわってきたBTNのほうが、より多くプレイしたくなるでしょう。しかし、弱いプレーヤーがブラインドにいて、COやBTNが3ベットやオーバーコールをしすぎないのならば、よりライトにUTGやMPからオープンするメリットがあります。9マックステーブルでは、まともなハンドもしくはプレイしたくなる全てのハンドでリンプしてもいいかもしれません。(いくらかのハンドはリンプ/リレイズも考慮しながら。)

ポジションごとのウィンレートを時々確認していくことが重要です。


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