3ベットレンジ(10)

Qハイランダウン

Kハイランダウンと同様に、Qハイランダウンもまた、よりルースなレンジに対して全体的に良く機能します。他の様々なドローハンドをドミネートしているという強みがあります。よって、スーツがあればより良くなります。スーツのないQJT9はやはり性能が悪くなり、100%のレンジにさえ51.45%のエクイティしかありません。他に興味深い点としては、ギャップが全体のエクイティをそれほど変えないという事です。QJ97dsのような2ギャップのハンドでも、QJT9dsと比較して少しエクイティが劣るくらいです。

上記の通り、非常に強いレンジに対して、QJT9dsは良いエクイティを持ってはいません。ブレイクイーブン以上のフロップが開く確率は30%だけです。ただし、いくらかルースなレンジ、下のグラフを見ての通り30%のレンジに対しては、著しく変わってきます。半分のフロップで、50%以上のエクイティになり、70%のフロップで40%以上のエクイティが保証されています。このハンドのスムースエクイティディストリビューションが示している通りです。

したがって、タイトなレンジに対しては、この様なハンドで3ベットする事に注意深くなるべきですが、ルースなレンジ及びレイトポジションのオープンに対しての3ベットには、多くのデセプションの可能性とバリューがあります。

まとめ

♠タイトなレンジに対しては、Qハイランダウンで3ベットするべきではありません。

♠非常にルースなレンジに対しては、Qハイランダウンを3ベットレンジに加える事が利益的になります。相手のコールレンジの多くの部分をドミネートし、あなたの3ベットレンジに、より良いボードカバレッジを与えてくれます。

♠スムースエクイティディストリビューションによって、3ベットポットにおいて優れたプレイアビリティを発揮します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?