第7章 ハンド実例導入

私たちはここまで、ゲーム理論およびGTOアプローチ、ハンドセレクション、ボードテクスチャーを読んだ上でのポストフロップスキル、厳密なレンジによる正しいベットとブラフのパターンなどを含む、理論的原則を学んできました。こういった理論を実戦に満たしていきましょう。プリフロップ及びポストフロップの様々な15のハンド実例を、次章から見ていきます。

リンプポットの章では、その戦略的オプションについて議論していきます。ハンド1は、マルチウェイポットにおいて、リンパーに対するレイトポジションでのプレイを解析していきます。ハンド2では、SBからのオープンリンプに対するゲームプランを考察します。ハンド3は、リンプポットという特殊なスポットに対してあなたのレンジをどうアジャストしていくかを示していきます。

次章、シングルレイズドポットのハンド4では、EPからのオープンに対してブラインドでコールドコールするレンジに関して議論していきます。ハンド5はEPのオープンに対するBTNでのディフェンスレンジについてです。ハンド6及び7で、IP、OOPそれぞれでのバランスの取れたベット/チェックレンジをどのように構築するかに焦点を当てます。

3ベットポットの章では、様々なシナリオにおける、「ボードテクスチャーの評価」と「プリフロップレンジとの相互関係」に基づいた、3ベットレンジのディフェンスを中心に見ていきます。

4ベットポットの章、ハンド13では、様々なボードテクスチャーにおけるプッシュ/フォールドレンジを定義していきます。ハンド14では、ルースなオープナーに対するアグレッシブなコールド4ベットレンジを示します。ハンド15では、IPおよびOOPでのコール4ベットレンジに関して見ていきます。

最後の章、CAPゲームおよびディープスタックでは、あなたのゲームプランに対して、異なるスタックサイズがどのように影響を与えるかについての手短な概要を述べていきます。

全ての読者がプレイしていない事は承知していますが、これらのハンド実例は全て、PLO5$/10$を想定しています。

ハンド実例を見ていく上で分かってくる事ですが、全ての現代的ポーカープレーヤーにとって、トラッキングプログラム、データベースソフト及び解析ツールは必要不可欠なものとなっています。これらのソフトによって、レンジの構築、オッズ計算やあらゆるシチュエーションでの正しい決断が可能になります。更に、あなた自身のゲームを解析し、あり得るリークを見つけ出さなければなりません。そして、セッション、ハンドヒストリー、プレーヤーノートを見直し、相手のリークと傾向に対してエクスプロイットしていきましょう。

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