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企業とパラ団体の繋ぎ役(28/100)

こんにちは、まえゆかです。

「4日に1本書く」という目安があると重い腰が上がりやすく、さっそくそんなに日を空けずに更新することができました!
本来ならジャパンパラ車いすラグビーの決勝戦を観に行く予定だったのですが、どうやら夫にうつってしまったようで、自宅でボーっとするくらいなら更新しよう! という意識になったので良かったなと思います^^

前回までのこと

前回までで、ようやく長かった助成金制度のことは一旦終わりとなりました。

これからは、主に私が「競技団体支援担当」としてやってきた事業のことを書いていこうかなと思っていますが、まずは前回のnoteで少しだけ触れた「企業様と競技団体をお繋ぎする」ということについて書こうかなと思っています。

事業の柱としてあったものではない

これから話すことは、メインの業務として対外的に言語化されていたものではありません。
副次的に発生したものと考えていただければよいかなと思うのですが、助成金の流れでちょっと触れたのでここで書いておこうかなと思っています。

たくさんの企業様からのお問い合わせ

パラサポが立ち上がってから、ニュースなどでも多数報道していただき、多くの方々に認知していただきました。
その中でも、多かったのが企業様からのお問い合わせ。

100億円の支援

この金額が大々的に報じられたので、営業をしてくるところももちろん多数ありました。
でも、「運用しませんか?」というお問い合わせが少しあったくらいで、「競技団体へこんな支援でお金を使いませんか?!」という事業パートナーになりそうな問い合わせって、実は意外と少なかったんです。

一方で、すごく多かったのが、支援の相談

そう、お金をだしたいというご協賛関係のお問い合わせだったのです。

ご協賛希望の企業様との面談

パラサポへの支援のご相談

多くの企業様は、50年ぶりの東京でのオリンピック・パラリンピックは大きなビジネスチャンスになっていると考えていましたし、時代の大きな変化になると考えていたと思います。

しかし、昨今の報道でもあったようにオリパラの組織委員会のスポンサーというのは大きな資金が必要で、名の知れた企業であっても気軽にできるものではありません。

それなら、パラサポだったらどうだろう?

スポンサーになりたいなと思っていた企業であれば、そう考えるのは自然なことです。

しかし、私たちの組織は今では「パラスポーツサポートセンター」と改名していますが、当初は「パラリンピック」という名称が団体名に入っていました。

この名称の使用には複雑な権利関係がありまして、仮にパラサポにご協賛いただいたとしても「ご寄附」として受け取ることはできても、「ご協賛」として「○○企業は日本財団パラリンピックサポートセンターを支援しています」という形で広告露出することができないという制約がありました。

パラサポは公益団体だったので、当初から「ご寄附」をご検討されていた場合は問題はありませんが、ご協賛前提で考えていた場合、これは企業側にとってほとんどメリットがありません。

そのため、ご協賛希望でご連絡いただいたところは、ご事情を説明してご理解いただくという流れとなります・・・

が、せっかくお金をだして支援したいとお考えの企業様をうかうかと逃してしまうのはもったいないですよね。

パラリンピック競技団体へのご協賛へシフト

せっかくのご面会のお時間をいただいているので、どのような形でのご協賛がご希望なのか、ニーズをヒアリングしました。

オリンピック&パラリンピックにご関心があると言っても、企業によってニーズは様々。

・パラリンピックへの支援を通じて、社員のダイバーシティ&インクルージョンの理解を促進したい企業
ス・ポーツを応援することで社内の一体感を高めたい企業
・スポーツ現場や障害のある方々に自社のサービスを知ってもらいたい企業
・社会貢献活動の一環として活用したい企業   等

パラサポでは28のパラリンピック競技団体への助成金の申請相談をしていたので、どんな事業をやっているのか、どんな方向性で発展していきたいのかをある程度把握していたため、おのずとこれらの企業様のニーズとマッチする団体が浮かび上がってきたのです。

パラリンピック競技団体側も、スポンサー企業を求めていた時代。
もちろん今も継続して求めていますが、候補になりそうな企業様との面会機会は切望されていた部分でもありましたので、繋げるチャンスがあれば積極的に取り組むようにしてきました。

広告代理店業はしていないので、あくまでもご紹介という形になりますのが、ニーズを聞いた上で、競技団体側ともコミュニケーションを取り、2,3団体と面会するところまでサポートさせていただきました。

その流れで知り合ったのがOisix

経済同友会の委員長として

当時、経済同友会にはオリンピック・パラリンピック2020委員会というものがありました。
3名の委員長がいらっしゃり、その一人がOisixの髙島宏平氏。

委員会としても、パラスポーツへの支援を色々と検討してくださり、パラスポーツ団体とのマッチングイベントなどは複数回開催し、

「パラスポーツ運動会」も経済同友会主催でやっていただいたりと、かなり多方面でパラスポーツに関する取り組みを行っていただきました。

https://www.doyukai.or.jp/newsrelease/2019/200206_1320.html

それと並行して、委員長就任にあたってOisixとしてパラリンピック競技団体の支援も検討したいと相談があり、競技団体の紹介を担当したのが私でした。

車いすラグビーをご紹介

正直に言えば、若干の私情も含まれていたけれど…もう時効でしょう(笑)

当時、個人の活動として車いすラグビーのおっかけをしていた私。
あの時代は、代表合宿とかR&Lなどのイベントも所沢の国リハセンターの体育館でやっていて、のぞきに行けば入れちゃうような環境でした。

その時に気になっていたのが、代表選手のお弁当。

強化費が確か1食500円分くらいまでしか支援されず、競技団体として追加でお金を払える状況でもなく、お弁当の内容が「白米・ハンバーグ・ホウレンソウのお浸し・ポテトサラダ」みたいな内容で、米以外は冷凍食品じゃないかな…というような見た目。
野菜は申し訳程度にちょろっとのっているだけで、これであのハードな練習についていけるのか?? と、素人ながらに心配しちゃうレベルだったのです。

そこでOisixからの支援のお話がでたなら、これはチャンスと思うじゃないですか!!
もちろん、どの競技もアスリートの身体づくりは大事にしてましたから、車いすラグビー一択というわけではなく、その他のニーズも踏まえて3団体ほどご紹介しました。

ニーズに合わせて候補団体をご紹介

Oisixに関していえば、ご紹介するために重要視したのは、食材の現物提供がフィットしそうなところです。
金銭支援だけが希望のところは除外せざるを得ないですし、当時は合宿で選手に食事提供していないところもあったので、それらも除外しました。

その他にもいろんな企業様をご紹介してきましたが、重要視するものの中に広告露出を考えている場合は、やはりメダル有力選手のいる・いないでメディアの露出度は大きく異なりますので、メダル有力選手がいるところを候補に入れました。

社員の一体感の醸成やボランティア派遣を希望している企業の場合は、本社や支社のあるエリアで大会が開催している競技であったり、競技団体側で企業ボランティアの受け入れ態勢のあるところを候補に入れたりしました。

成果報酬はもらってません

候補団体との面談はかならず同席し、必要な場合は複数回、契約締結に至るまで同席するケースもありました。
企業側の意向をこちらが確認することもありましたし、契約後も良好な関係が築けるようにできるサポートを行いました。

競技団体によっては初の協賛契約だったりした場合は、契約書のひな形作成のサポートもしましたし、競技団体側のスタッフがまだ十分にそろってなく、企業様の期待するスピードで対応できてない時などに「○○団体さんから返事が返ってこないのですが‥」みたいな時は、走って競技団体さんのデスクまで行って状況確認し、フォローしたりなんかもしてました。

Oisixのケースは、支援を決定する前に合宿を観たいとおっしゃっていたので、所沢まで一緒に行って、社員や社長と一緒に床掃除に参加したりもした思い出があります。w

サポートできることは何でもする、競技団体向けのなんでも屋のような感じで、平日も週末も走り回っていたのがいい思い出です。

ちなみにですが、先にも記載したとおり広告代理店業をしているわけではなく、あくまでもご紹介のみなので、無事に契約締結に至ったとしても成果報酬はもらってません。

パラサポの業務として競技団体支援をしているので、競技団体の自立運営に必要な業務の一つという考えでやっていたことです。

役得だったなぁ

競技団体支援を担当していたからこそ、競技団体のスタッフの皆さんの熱い思いにも触れましたし、何かしらの形でサポートしたいと考える企業の担当者の方々にもたくさん出会いました。

役得だったなぁと今振り返ると思うんです。

経済同友会の委員長の方々って、超大企業のトップの方々です。
20代そこらで仕事で関わらせてもらえるチャンスなんて、普通に働いてたらないですよね。
パラリンピックという仕事をしていたからこそ、多数の企業の方々に営業をかけるのではなく待っているだけでたくさん接点が作れたり。

民間企業で働きだして、本当に恵まれた環境で仕事をさせてもらっていたんだなぁと思います。

私が凄かったわけでは全くなくて、たまたまラッキーな場にいて、いろんなチャンスに恵まれてできたことだったなと思うんです。
だからこそ、いろんなことをやってきたことは、全部オープンにした方がいいなと思いました。

私がすごいんじゃなくて、同じ環境に居たらだれもができただろうし、もっとよくできたと思うから。

何かしらのヒントを得て、前田がこうやってできたなら、もっとここをこうしたらパラスポーツがもっと発展するんじゃないかって思ってもらえたらいいなと思います

というわけで、今回はこのあたりで。
次は何を書こうかなぁ。

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