いぶくろの記 2nd season 回避編



「定期的にエコーとCT撮っておけばいいんじゃね?再発したら、また薬飲めばいいんじゃね?」なんて書いていたら、子宮内膜症性卵巣嚢腫、既に再発しておりました。トホホ。

二〇一五年六月四日からディナゲスト休薬。久しぶりに卵巣などの臓器が活動を始めたから痛いのかなと思っていたら、三週間くらい、ずっとお腹が痛い。六月の月末には、鎮痛剤を飲むレベルになったので病院に行き、検査。(胃は胃カメラしたばかりで健康だと確認されているので、最初に行くべきは婦人科だなと)この腹痛を、ディナゲストさんは、ずっと抑えてくれていたようです。副作用にばかり気を取られてごめんよ、ディナゲスト。

検査の結果、2センチ半くらいのが左右にいらっしゃるそうです。前回、左が6センチ半、右が2センチくらいで切腹しています。手術の対象になるのは5センチ以上なので、即手術ではありませんが、去年の九月末に0センチにしたのに、もう2センチ越えているのかよと。切腹から、まだ九ヶ月しか経過しておりません。三ヶ月ごとにエコーが義務づけられました。右、手術した時より大きくなってるじゃないか!2センチ半でも、臍の左右斜め下を触ると、ああココにいるな…というのがわかります。押すと地味に痛いです。

さすがに当日は心が折れ、ボーっとしていました。再発しやすい病気であることは聞いていて、六月頭までは真面目に予防治療もしていたのに。あんなに副作用に耐えたのに再発?何で?って思ってしまいました。(術後2ヶ月で再発している方もいるので、ありえないことでもないんですけど)再発したら薬を再開すればいいと思ったら、もうその時期に突入していました。それから数日は、子宮内膜症や卵巣嚢腫でググりまくり、何か方法はないか調べたり、闘病ブログを読んだりしてばかり。テレビを見る気力はありませんでした。(Twitterのつぶやきも検査翌日の七月一日は四回と、私にしては少ない)

いつかは終わると思っていた通院生活。あと十五年は終わらないでしょう。ここからが本当の戦いなのかもしれません。生命の危機はありませんが、人生の下方修正が必要です。自分がデフォルトで通院が必要になるなんて思っていなかった(笑)現在2センチ半、このペースで腫瘍が育ってしまったら、あと八ヶ月後には5センチを越えてしまいます。通院・検査・安くはない薬を飲み続けながら、それまでに入院費用と職場復帰するまでの生活費を貯めなくてはいけません。奴が育つのが早いか、私が貯金するのが早いかの戦いです(笑)副作用をどうにか抑えて、快適に働いて過ごせると良いんですけど。薬を変えたって、副作用的にも腫瘍の成長を止める的にも自分に合うかどうかは、飲んでみなけりゃわからないし。人体実験です。体張ってます。どうやら今処方されている薬が一番効果があるみたいなので、効果が落ちるけど何もしないよりマシと言われてる薬にするのは、もう少し先にしようと思います。一回、自分の意志で薬をやめてみて良かったです。自分が納得した上で治療が出来るって、きっとこの病気にとって、とても大事なことだから。

生命の危機ではないし、大げさだなあと思う方も多いでしょうが、年間最低12万の医療費が固定でかかるというのは、結構しんどいです。12万あったら、Mac(中古)が買えるよ…おいしいものならそれなりに食べられるよ…ていうか月1万自由になるお金が増えたら、どこかに遊びに行けるよ(笑)いやいや、そこは考え方を切り替えて、1万円収入を増やせば良いんじゃないか!ということで、体調があまり良くなくても気軽に更新できて、課金してもらえるnoteというシステムを活用しないわけにいきません。ゴリゴリ更新して、お小遣いを稼いでいきましょう!(更新するのは自由だけど、課金してくれる人がいるかどうかは謎です)もう1点は、副作用が常につきまとうということです。リュープリンという注射を打っていた時は、髪は細くなり抜けやすくなるわ、関節が痛くて眠れないわ、カーっと熱くなることが多すぎて疲れるわ…。生きるのに大変っていう状態が半年続きました。現在はそれより副作用のないディナゲストという薬を飲んでいます。副作用と上手く付き合いながら、今まで通り働いていかねばなりません(笑)今までの九ヶ月は、副作用をただひたすら耐えてしまったので、今度は、副作用を抑える方向で戦っていきたいと思っています。手術を回避する為に、一週間に十キロ歩くことと、お風呂でゆっくり温まることを始めました。コレで腫瘍が小さくなればいいんですけど。この経験もnoteで更新していきますよ、前向きに。

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