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どん底でも最善を尽くせば、道が開ける。何をやってもうまくいかないときの開運法


先週は、驚くほど嫌なことが続いた。


なにか策はないかと
「嫌なこと」「立て続け」とかでグーグル検索していたら、それを拾ったFacebook広告が出してきた「日経ARIA」の記事がものすごく面白くて、めちゃくちゃ参考になったので紹介する。


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安田登
やすだのぼる
下掛宝生流ワキ方能楽師

1956年千葉県銚子市生まれ。高校時代にマージャンを通じて甲骨文字に目覚め、大学では中国古代哲学を学ぶ。高校教師を経て25歳で能の世界へ。3DCGや風水、エイズなど多様なテーマの著作は40冊超。現在は国内外で能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演などを行うかたわら、論語などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を各地で開催。近著に『野の古典』(紀伊國屋書店)、『身体感覚で「論語」を読みなおす。』(新潮文庫)、『すごい論語』『あわいの力』(ミシマ社)など。

日経ARIAより


存じ上げなかったが、なんでもこの方、国語の先生になるも、30代で能楽師に転向して、さらに3DCGやら畑違いのことをあれこれやっているそうで、著書も多数。なんかすごくおもしろそうなひと。

多分この著者とわたしは、とてもタイプが似ていて、やってみたいことを目の前に通り過ぎると手を出さずにはいられない。

野生の直感みたいなもので動くことも多いし、「今だ」みたいなのを、いつも心を研ぎ澄まして狙っているようなところがある。

だから読んでいて、すっと入ってきたし、なるほどーと頷くこと多数。

 孔子は、四書五経の『中庸』の中で、こんなことを言っています。
 「君子というものはその時その時に、タイムリーで超ビンゴな行動をとれる人」
 まさにその瞬間、まさにその場に合った行動をとることが、時をつかむ、です。何をするにも、ちょうどいいタイミングってありますよね。遅すぎてもいけない。早すぎてもいけない。

日経ARIA

僕は能楽師なのですが、能を大成した世阿弥も、著書『風姿花伝』の中で「男時(おどき)・女時(めどき)」という言葉を使って、孔子と同じことを言っています。

 男時は、何をやってもうまくいく時のこと。女時はその逆で、何をやってもうまくいかない時のこと。ぐんぐんいける男時は、全速前進する。ダメな女時は頑張らないでのんびりしょんぼり巣ごもりをする。これ、どちらもちゃんと時をつかんでいる行動です。

 時をつかむと、さきほどの「命」さえも、実は変えることができます。

 皆さんもよくご存じの、源平の戦い。平家の人は恵まれた「命」を持って生まれてきましたよね。一方の源氏は、生まれた時から山奥や地方に流されていますから、天命としてはほぼ絶望的。だけど源氏は、ここぞという「時」を見事につかみ、戦いに逆転した。

日経ARIA

なぁんだ、昔の人もうまくいかない時期ってあったのね、孔子っていつの人だっけ?とりあえずそんな昔の人でも同じことを考えて、それの対処法を教えてくれるのね、と古典に興味を持ってしまった。

そして、古くから語り継がれて生き残る教えは、抽象化され、洗練され、選ばれているので、ものすごく的を得ているなぁと思う。

嫌なことがあっても、時流に乗る。ながれに乗れたらチャンスを掴める。それには勘をつかう。

そして、最悪だな、と思ったときも、腐らずにそのときの最善を尽くす。疲れてなにもかも投げ出したくなって「もうやーめた!」という気持ちになっても、気を取り直して、できるだけのことをやる。

そして、時が満ちるのを待つ。うまくいかないときにしか、できないことがある。

きっとそのほうが後悔がないし、わたしに向いているような気がするから、何か大きなことが動く「そのとき」のために、地道に自分なりにやっていこうと思う。

最近はiphoneがわたしの会話を聞いているのか?と思うほど精度が高い広告が出るし、ググったことは全部広告に反映される。

面倒くさいなと思っていたが、今回はFacebook広告に感謝。この記事に出会えてよかった。

今日もお読みくださりありがとうございました!


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