見出し画像

BTSが兵役を終える2025年に向けて韓国語の勉強をはじめてみた

1年半ほど前からハマっていた韓国のアイドルグループ「BTS」が兵役のため、いったんグループ活動をお休みすると発表があった。

そもそもK-POPに全く興味なかったわたしだが、「Dynamite」からのポップで耳なじみのよいナンバーから入り、そこからグイグイBTSにハマっていった。そして彼らの歴史をさかのぼり、過去のMVや作品を見まくって、すっかりARMY(BTSファン)に。

まだBTSを好きになって1年半。まだまだもっと知りたいのに、グループ活動は休止。

1.BTSが復帰するであろう2025年までの目標


そんなわたしは、グループが再結成できるであろう2025年に向けて目標を立てた。

そのうちのひとつが

「韓国語をわかるようになること」

だ。

初めて足を踏み入れたK-POPの世界だったが、恐ろしくハイレベルなダンスパフォーマンスに驚愕した。なんでも宿舎で共同生活して、1日15時間とか練習するらしい。そりゃあレベルが違うわ。

2.何を言ってるのか1ミリも分からないんだもの


K-POP、というか、BTSにすっかりハマったのは良かったのだが、ものっすごく困ったのが

「なに言ってるのか1ミリも分からない」こと。いわゆる「言葉の壁」ね。

韓国のアイドルはマメに発信してくれる。突如ライブ配信をしてファンとコミュニケーションを取ろうとしてくれるし、インスタやツイッターでもコメントを付けて発信してくれる。

肖像権など動画に関しても厳しくなく、動画もたくさんある。バラエティ番組なども豊富にある。

だけど、何しろ言葉がわからない。わからないのレベルが恐ろしい。
もともと語学が好きで、英語を勉強していたので、英語ならある程度のことはわかるのだが、韓国語だと、嬉しいのか、悲しいのか、何について話しているのか一切分からない。

しかもアジア圏の人たちは欧米人のようにリアクションが大きくない。「やあ」と入ってきて、なにか静かに語ってくれているのだが、本気で何言ってるのかが分からない。

わたしは1ミリも分からない配信が見ていられなくて、ライブ配信を見なくなってしまった。

素晴らしいシステムで、優秀な他のファンが瞬殺で翻訳してくれ、字幕を付けてyoutubeにアップしてくれるので、それを見ることができるし。

けれどコンサートなどのライブ会場となると、そうはいかない。今までもオンラインコンサートに参加したけれど、MCの部分はポカーンとしていた。感極まって泣いたりしても「え、何で泣いてるの」的な感じでポカーン。

その「置いてけぼり感」がたまらなく嫌で、なんとかしたいと思っていた。

3.ハングルは「習うハードル」が高すぎる

なんとかしたいとは思っていたけど、さすがに「文字から習う」というハードルの高い言語に手を出すのははばかられた。

안넝하세요?
これで「あんにょんはせよ」(こんにちは)

방탄서뇬단
これで「ばんたんそにょんだん(防弾少年団:BTSの正式名称)

まず、このハングルの記号感。見ているだけでチカチカする。
そして「文字から習う」ということは、日本で換算すると「ひらがなを習う」ところから始まるわけで。急に人生の振り出しに戻されたような気がして、やる気が一気になくなる。

しかも韓国語(ハングル)は「表音文字」なので、要はひらがなみたいなもの。その字を音に当てはめているので、全部ひらがなで書いてあるのと一緒、ということになる。となると、文章も非常に読みにくくなるだろう。それでもげんなり。

ひらがなでぜんぶかく、ということは、こういうことだ。とてもよみにくいとおもうのだが、いかがだろうか?

そしてさらに絶望なのが、ハングル文字を覚えたところで、単語の意味は別物。要は、文字を覚えるだけでは最初の一歩、やっとスタートラインというところだ。

つまりひらがなを書けるようになってから、

はな、とか
いぬ、とか

その文字が表す意味を覚えて行くということだ。

さらに困ったことに、語感があんま好きじゃない。お国が近いせいか、ぼんやり聞いてると、ちょっとなまった東北弁みたいに聞こえちゃうんだよね。

英語かぶれのわたしからすると、音感があまり好きではなくて、それも語学好きな割に手が出なかった理由。英語は流れるような言葉で、音が好きなんだよなぁ。

4.とかいってもやるしかない


韓国語が分からなくても「ただのファン」は問題なくやれてしまうし、韓国語はハードルが高いし、なかなか手がつかない。

だけど「もう少し分かりたい」と言う気持ちもある。やっぱり歌詞の意味とか、コンサートのMCとか、ライブ配信でせめて何について話しているかくらいは分かりたい。

何度も見たMVも、歌詞もさっぱりわからず「カッコイイ」だけで聞いていて、後から字幕付きのものを見たら「こんな内容だったの?」とビックリすることも多いのだ。

BTSは苦労人だし、すべての曲の制作に関わっているので、かなりメッセージ性の強い歌が多いのだ。だったらやっぱり聞きながら知りたいよね。

となると、やるしかない。

5.とりあえずハングルを覚えよう


言い訳していても始まらない、まずは文字を覚えるしかないのだ。
できるだけ独学で覚えやすい本を書店で探し、購入。


この著者は「ふざけながら、気楽に覚えましょ」というスタンスで、とにかくとっつきやすい順番で教えてくれる。

いちおう3日で完成することになってはいるけれど、とりあえず基本を3日に詰め込んでいるので、1日目は割と簡単だけど、2日目、3日目あたりは厄介で、進めては忘れ、進めては忘れ、で独学だとなかなかそのへんがきちんと進まない。テストがあるわけじゃないしね。

だけど、基本中の基本の部分は、時間をかければギリ読めるようになってきた。

嬉しかったのは、推しの「パクジミン」が読めるようになったこと。

박지민
おそろしく記号感があるけど、いちおう書けるようになった。
一歩前進。

都内のメトロに乗ると、地名がハングルでも表記されるので、赤坂見附(아카사카미투케)とかを一生懸命読んだり、少しずつ練習している。

※このテキストでは「아가사가」を「あかさか」と読んでいるいるけど、実は違うのは後から解説でネタバレしてくれますので間違いではない。法則性を教えるために、簡単なことからやってくれるので、ありがたい。

6.ハングルをちょっとわかって歩みが止まる

ほんの少しだけハングルが分かるようになったのだが、ハングルが読めたところで単語の意味が分からないと、結局何もわからない。

文法書を読んでも、そもそもまだハングルを読み慣れていないので、1文字ずつ「えーっと」という感じ。全然進まないので嫌になる。

英語を習いたての頃「APPLE」とかから習ったけど、50も近い私がいまからまた「りんご」から始めると思うと絶望する。どこまでやれば、ネイティブ韓国語がわかるようになるのか先が見えない。

7.そんな矢先に「きっかけ」が訪れる


韓国語勉強がそう思っていた矢先に、ツイッターで「バンタン復活の日までに韓国語ができるようになろうグループ」を作るというお知らせを見かけた。

大学でハングルを専攻し、講師の資格を持っている韓国在住の方からの声掛け。教えてもらえるわけではないが、一緒に頑張ろうというモチベーションになるのではないかと思い、参加することにした。

するとその方は、プライベートで韓国語も教えているそう。

スペイン語を習ったときに思ったけど、語学って、本当に地味で、曜日とか数字とか時計の読み方とか、まじで地味なやつを叩き込まないとお話にならず。それが自力で出来る気がしなかったので、誰かに教わりたいと思っていた。

だけどわたしの現状は、毎日が予定まみれで、あんまり時間がない。なので、夜のオンラインレッスンならやれるかなと思い、問い合わせをしてみた。

すると夜でも対応OKということで、無料体験&相談をさせてもらった。ツイッターをきっかけにサービスを受けるのは初めてなのだが、ものすごくきっちりした感じの人で、けっこうビシビシやってくれそうなので、試しにレッスンを始めてみることにした。

使うテキストも合わせてくれるというのだけど、よくわからないのでおすすめを聞いたら「できる韓国語」が一番進めやすいとのこと。
こちらをベースに、独学でやれる予習をしながら進めて行くのが良いですね、ということになった。

なので早速アマゾンでぽちっと。

今まで何冊か参考書を買ったのだけど、これは大判のB5サイズで、字が大きいのがありがたい。老眼で小さい字が見えないので、それも戦意喪失しちゃうのよ。


中身も、中1の英語教科書みたいに「レッスン1」みたいな例文と語彙、という感じなので、なんとなく昔英語の勉強をしたときのスタイルで見やすいかも。でもやっぱり記号に見えるので、まだまだちゃんと読めないけど。

語学は暗記でしかないので、とにかく地味。特に最初の初歩で地味な部分は、自力では相当難しいと思う。だから他人の力を借りてでも、エイっと覚えてやってみようじゃないの、と思った。

8.語学は使ってナンボ。使う環境を整える


もうひとつ、語学は使ってナンボだ。使わないと覚えられないので、ツイッターの韓国語学習アドバイスを見ながら、キーボードでハングルを打てるようにした。

iphoneはグローバルなので、設定を変えれば、一瞬でハングルキーボードが打てるようになった。すごっ。


スマホでもハングルが打てる!


さらにパソコンからも打てるように、WINDOWSの設定でハングルをインストールし、キーボードにハングル対応のシールを貼って完成。

ハングル仕様になったキーボード

昔はひたすら手書きしか方法がなかったけど、いい時代になったよねぇ。ついでに、せっかく習ったスペイン語も書けるように、スペイン語キーボードも入れておいた。


若い頃ならすんなり入ったことも、50歳の脳みそには忘れる力の方が強い。とにかく使うようにしようと。

9.何言ってるか分かるようになって、待ってるよ!


そんなこんなで、韓国語習得の一歩を踏み出したわたし。

参加しているツイッターグループでのひとまずの目標は

12月までにハングルマスター
2023年6月のハングル検定5級に受かる(初級)

だそうで。
英語でいうところの中1終了程度、とのことで、ここの基本が分かれば、独学でも進めやすいとのこと。

飽きっぽい私なので、飽きないうちにある程度進めてみようと思う。

2025年までには、コンサートのMCもリアルタイムでわかるようになっておくぞ。待ってるよ!!


今日もお読みくださりありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?