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音が小さく手軽。まったく未経験のわたしがウクレレを購入して独学で始めてみた話。

最近、いきなり、ウクレレを買った。

突然のコロナ禍で、ランチ会も飲み会もなくなったまま1年半が経ち、出かけるとしても近所のスーパー、買い物程度。

フラメンコは再開してからまる8年。毎週レッスンに通っていて、それが楽しみ。でもそれだけだと少し物足りない気がしてきて、フラメンコの世界、つまりスペイン語を知りたいと、今年の1月に地区センターでスペイン語を習い始めて半年。

スペイン語は月に2回で、課題があるというよりは自由に勉強して、ネイティブに確認するという形式。楽しくはあるのだが、それでもなんだかもう少し刺激が欲しいなと思っていた時に、フラメンコギタリストの方のyoutubeを見ていたら、フラメンコをウクレレで弾いていて、これ面白そう!と興味を持ったのがきっかけ。


ウクレレが流行っているのは何となく知っていたが、ハワイアンにさっぱり興味がなかったので、食指が動かなかった。けれど、ウクレレでフラメンコの雰囲気を味わえるなら話は別だ。どうも動機がウクレレを始めるにしてはマイナーだが、「自宅で安く手軽に」がキーワードとなっていろいろ調べ始めた。

ウクレレなら安いし、なんだか楽しそうだし可愛いし、ギターより簡単だと聞いたことがある。

フラメンコの世界をもっと味わいたくて、フラメンコギターに興味はあったが、弦楽器はまったくの未経験。購入するにも高いし、音はデカイし、なかなかやろうとは思えなかったが、ウクレレなら手軽に買えて、コード弾きなら割と簡単にできるらしい。

弦楽器の雰囲気を味わうにはちょうどよいと思ったので、いくつかウクレレについてのyoutubeを探して、まずはウクレレとギターの違いや、どんなウクレレが良いかなとを調べてみた。

ウクレレとギターの違い

そもそもギターとか弦楽器の構造さえ知らないド素人なので、ギターとウクレレの違いさえ分からなかった。大きさが違うことくらいはかろうじて知っていた、程度だ。

なので調べてみると、ギターとウクレレの大きな違いは「弦の本数」だとわかった。ギターが6本、ウクレレ4本。

ギターもウクレレも、左で弦を押さえる場所を変えて異なる音を出す楽器だ。だから6本だと指がわけわからなくなって挫折する人も多いのだとか。4本なら6本より簡略化されるし、独学でもなんとなくできそうな気もする。

あとはギターとウクレレは、上から順番に基本の音があるのだが、その弦の並びが違うらしい。と、こんなザックリな説明しかできないのは、わたしは弦楽器を知らなさ過ぎて、ギターの弦は低い順に並んでいると思っていたら違ったらしい。そしてウクレレも然りで、

4弦=ソ(G)/3弦=ド(C)/2弦=ミ(E)/1弦=ラ(A)と合わせるそうだ。

弦楽器はチューニングが必須

これまた弦楽器初心者でまったく知らなかったのだが、弦楽器は使うたびに「チューニング」といって、弦の張りを調節して、正しい音が出るように調節しなければならないそうだ。

自分の耳は当然信用できないので、「チューナー」という小さなクリップがついたチューニング用の機械をウクレレの先端につけて、それが合うまで弦の張りを調節する。

そんなに頻繁に必要なものかと思ったが、ウクレレはナイロンで出来ている伸びやすい弦なので、確かに1回弾いて翌日に引くと、素人のわたしでも明らかに不協和音がなっているのがわかるくらい音が狂っている。

購入したものにはわかりやすい説明書がついていて、チューニングのやり方などは説明書を読めばすぐにわかった。


どんなウクレレが良いか?

わたしが勤めているリユースショップでもおもちゃのようなウクレレが3000円程度で売っているが、楽器として弾くにはどうなのだろうと思ったので、いろいろと調べてみた。

楽器屋さんのホームページで見ると、初心者モデルでも結構お値段がする。1万を超えると、続くかもわからないものなので、気軽に始めにくい。

何かないものかと思って探していたら、この方がいろいろと丁寧に紹介してくれていた。

エルビス、オースティンという2つのメーカーを薦めていて、通販でしか買えない商品とのことで、おそらくこの方とメーカーがタイアップされているのだと思うが、初心者で手軽に、でもしっかりしたもの、ということでだいたい7~8千円で買えて、附属品も説明書、チューナー、ケースなどそろっているのでありがたい。

ウクレレも3種類あって、ソプラノ、コンサート、テナーとあって、ソプラノが一番小さくお安め。実物は見ていないが、コンサート、テナーとだんだん大きさが大きくなっていく感じらしい。マンション住まいなので音も小さいほうが良いし、軽くて手軽なのが一番だと思った。

他にもいろいろ見たが、楽天のポイントが溜まっていて実質3000円程度で購入できるので、こちらのソプラノウクレレ「オースティン UMI-1」を購入した。


決め手は可愛い柄。テンションは上がるに越したことはない。

まずはウクレレの弾き方を独学で習得


そして初めてのウクレレ到着。フラメンコっぽい曲を弾いてはみたいが、そもそも何も弾いたことがないので、まずは普通にウクレレの弾き方を知ろうと、フラメンコの池川さんが勧めていた「ガズレレ」さんのyoutube動画で初歩の初歩を独学。

ほんとうに初めての人に、コードって何?とか弾き方は?など教えてくれて、いくつかの基礎的なコードの覚え方も丁寧に教えてくれる。

これが続きものでいくつもあって、この動画に沿ってやればとりあえずそれっぽいものが弾ける。

左指のコードの変更がスムーズにやれるようになるのが時間がかかりそうだが、あまりたくさんコード変更が出てこないので、取り組みやすい。

ウクレレで弾き語りがしたいわけではないのだが、とても簡単なコードだったので、「涙そうそう」の弾き語りを練習してみた。

たどたどしいけど、自己満足の世界なので構わない。
なんだかとっても気持ちよい!!!

そしてウクレレフラメンコに挑戦

なんとなくコード、というものが分かったので、今度はまたフラメンコギタリストの池川さんのyoutubeに戻って練習。

フラメンコと言えば「アバニコ奏法」(っていうのは知らなかったが)、この弾き方で演奏されることが良くある。これができればフラメンコ色が一気にアップするのでやってみたが、まともに弦の弾き方も習ってなくて、youtubeでなんとなくやっただけでは難しい。

ということで、とりあえずフラメンコの踊りを習う人が最初に習う「セビジャーナス」の演奏が、とってもゆっくり丁寧なので、こちらを練習中。ここでもアバニコ奏法が出てきて苦戦中だが、なんかそれっぽいことが出来ただけでも嬉しい。

とりあえずコードをちゃんと弾けるように、と、
難しいアバニコ奏法を徐々にできるように、というのが目下のテーマ。

まあ、急ぐ話でもないので、ゆっくり楽しみながら。

こちらは、ビールのCMでおなじみ、ジプシーキングスの「ボラーレ」の弾き語りの映像だが、これくらいやれたらいいなぁ。という目標のもとにぼちぼちやろうと思う。


余談:フラメンコの踊り練習生にもおすすめの池川さん動画


今回ウクレレでフラメンコを楽しもうと思ったきっかけとなった、フラメンコギタリストの池川さんは、普段フラメンコギターのスクールをされているが、それ以外にも、踊りの構成やリズム感をアップするには?など、踊りの練習生にも役立つ動画をたくさんアップされている。なので、フラメンコの踊りを習っていて、もっといろいろ知りたいけど、手掛かりがない人にはおすすめ。

即興色の強いフラメンコは、踊りの構成がどうなってるのかわかりにくく、おそらく練習生でも言われたとおりに踊ってはみるものの、自分が何をやっているかわからないまま、という人は結構いると思う。

かくいう私も同じで、自分の振りが、ギターや歌い手に対する「合図」になっているとは、つゆ知らずに踊っていた時期が長かった。

フラメンコは、踊り手とギターと歌い手のかけあいで構成されるので、そもそもその合図などが分からないとズレが起きたりしやすい。

群舞の練習生は応用が利かないのがわかっているので、演奏者側が合わせてくれている場合が多いと思う。

でも自分でアーティストと掛け合いができるようになったら、きっと楽しいだろうと思い、少しずつ勉強していくうちにもっともっと知りたくなった。けれど、なかなか座学をやってくれるところが少ない。

なので、こういう実際の舞台で何が起こっているのかを解説してくれる動画はとってもレアでありがたい。

ウクレレをやりたい!というより、フラメンコを味わいたい!という理由で、他の人とは一味違う理由でのウクレレデビューだが、あんまりこういう人がいないと思うので、記事にしてみた。

収まるどころかどんどん感染拡大しているコロナ。収束が見えない今は、おうちで楽しめるネタが多ければ多いほどいいかな、と思う今日この頃だ。

今日もお読みくださりありがとうございます!

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