見出し画像

あなたは何を売っている?~メルカリ中毒のママへ~

集中力にはまった昨年秋から、時折、DaiGoくんの本を何冊か読んでいるのだけど、今読んでいる本で興味深いフレーズが出てきた。不要品を売るのに、メルカリなどのサービスを利用するのもテだという話の中でだ。

「1つ注意するべきことは、モノを売るおもしろさにハマりすぎないこと」

私の周囲、正確に言うと、遠い周囲に、メルカリにはまっている人がいる。確かに、モノが売れて多少なりとも(ほとんどが「少」だが)売れれば面白い。写真の撮り方や紹介文次第では、売れ行きが変わるので、これまた楽しいという理屈は分かる。将来商売をしたいと思っている若い子が、見せ方を学ぶのにはいいかもしれない。

では、あなたは、何の為にメルカっているのか?

そもそも不要品を売ることで入ってくるお金は、臨時収入でもなんでもない。1000円のモノを800円で売ったら赤字だ。自分の時給を考えると、1000円で買ったものを、1000円で売っても「赤字」だ。

それでも少しでもお金に変えたいのなら、本末転倒しないよう、むやみに大切な時間を使わない方法で売ればいい。この本にも書いてある。私も時折、大量の本を業者に引き取ってもらう。

さて、メルカリの目的が断捨離なら、部屋を片付け、空間をワクワクするものだけで埋めて、あなたはそこで何をするのか?

そこに「片付いた空間でリラックスしたい」「片付いた空間でじっくり勉強をしたい」「片付いた空間で子どもと素敵な時間を過ごしたい」などの明確な目的はあるか?
目的なく、メルカっていたり、売れ行きが気になって一日に何度も何度もチェックしたりしていないか?
あなたは、本当に大切な時間を失っていないか?

特に子どもの不要品を夢中になって売るママが心配だ。写真を撮って、紹介文を書いて、アップして、売れるかどうかチェックして、売れたら売れたで買い手に連絡して、梱包して、送って……そのトータルが何分になっている?もしかして1日に30分以上使っているとしたら、マジで考え直した方がいい。

30分で、子どもに絵本を読んであげられる。
30分で、子どもと一緒におやつを作って食べられる。
30分で、子どもと一緒に外で走り回れる。

あなたは、要らないモノと一緒に、貴重な、二度と戻らない大切で愛おしい親子時間を売ってはいないか?

少しでもドキッとしたなら、あなたはまだ大丈夫。

着られなくなった、まだ綺麗な子供服や、壊れていないオモチャは、それを必要としている人にただであげてしまえばいい。私はそうしてもらったし、そうしてあげてきた。その方が、お金では買えない素敵なものが巡ってくる。


人生を思い通りに操る 片づけの心理法則 Kindle版
メンタリストDaigo(著)
https://goo.gl/XYnFDQ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?