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教育の呪い

見よう見まねでいいから、まずスイッチをONにすること。普段から心がけている。心がけているというより、脳がそういう構造になっているので、気がつけば行動しているという感じ。それで上手く行ったこと、上手く行かなかったことが大量に出てきますが、それを何故か?っていうところまで追求していません。佐渡島さんはそれを言語化できる方。

NewsPicksアカデミアの会員なので、良書がいち早く手に入ります。この本は5月9日発売予定ですが、4月24日に電子書籍で手に入りました。本の編集のラストスパートで忙しい時だったから、後回しにしようと思ったのに、あっという間に読んでしまいました。とにかく上手く行った例の言語化が凄いです。こんな人になりたい。がんばる。

あ、私が編集した本も出ます~。ちょっと宣伝(笑)

さて、この本からの学びを何回かに分けて書こうと思いました。この本は私も是非言語化して記録しておきたいもの。ただ、私の講座でもさんざん語っていますが、各章ごとに要約したような文章は要らない。そんなもの、はっきり言って、ノイズ。本読んだ方がいい(笑)
あと「とっても為になりました。他の本も読んでみたいです」という小学生の遠足作文みたいな感想文も要りませんよね。
私は今、教育改革とNPOの立ち上げで頭がいっぱいなので、そこに絞って書くことにします。そうすると、周辺の人も振り向くから。

「ねえ、おねえさん」だと誰も振り向かない。
「ねえ、そこの眼鏡のおねえさん」だと、おねえさんに限らず、眼鏡の女性が全員振り向く。
「ねえ、そこの綺麗な眼鏡のおねえさん」だと、とりあえず女性が全員振り向く。
ターゲットをしぼるってことは、自分事にする人が増えるということですね。

前置き長っ!

さて「問題解決型の教育」っていうところ、今の私にめちゃくちゃ為になりました。きっと佐渡島さんが私の為に書いてくれたんでしょう。←これ、さっきの「眼鏡のお姉さん」法則。

今までの教育は、問題解決型の教育でした。日本には問題が山積されていたから。その問題は永久に片付かないって思われていたんですね。だから、とにかく問題を早く正確に解決できる人が必要でした。日本には。なので、その為の知識と技術を徹底的に叩き込んだわけです。それが今までの日本の教育だったんですね。

この話は、10年ぐらい前から耳にたこができるぐらい聞いていたんだけど、どうしていいのか分からないまま、私は放置してきて、あっという間に10年。無限にあると思われていた社会的な問題はほとんど解決してしまったか、解決の目処が立ちました。そこでこの新世界で新たに必要なのが問題発見能力。この件ももう5年前ぐらいからさんざん聞いてきました。ところが教育業界は変わりません。相変わらず、2月になると、小学6年生の受験が終わり、同時に去年と全く同じカリキュラムの新6年生新学期が始まります。大学入試の為の高校、高校入試の為の中学、中学入試の為の小学校受験、受検。親も、何の問題も感じず、レールに乗せる。あなたの大事な大事な子どもの一生に関わること、他人と同じレールに乗せて大丈夫なんですか?
せめて、乗せる時に「よし!我が家はこれに決定!」って言えるまで家族会議しましたか?

教育の呪いを解くのは大変です。何しろ文科省の人間が呪いで頭がガチガチ。私は、多分、彼らの意識を変えるのは今生では無理だと思います(苦笑)

また、今は、テレビで活躍している先生方が世の中に影響力を与えています。林先生、池上先生、齋藤先生。しかし、やっぱり古い。やっていることは、ずーーーーっと世界一受けたい授業という「受け身」の授業のそれまたコピー。あの番組も、ある程度問題を投げたら、みんなで解決したら面白いのに。生徒側に座る芸人の方がよっぽどオモロク問題を解決する力があるはずなんだけど、芸人も芸人で、自分の仕事、つまりボケて終わり。

SNSで教育改革をしているのは、茂木健一郎先生。ただやっぱり天才なので、ワーーっと書いてパッといなくなってしまう。教育だけに注力している人ではないし。いや、それは大いに結構。あの脳みそは人類全体の為に動いているんだなーと思います。

佐渡島さんはこう言います。今は過渡期。過渡期に何をするのかは、自分次第。

私は「あがこう」と思います。何をしたらいけないのか、何をしたらいいのか、届けたい人にはどう届けるのか、死ぬ気で考えていこうと。

今回この本を読んで、思考をまとめたノート。

このSNSは障害者にとっても、不自由を自由に変えるアイテムだっていう話は次の回で。佐渡島さんの本は宝物になりそう。

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