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MRになった理由

大学卒業後、ある内資系製薬会社のMR(Medical Representative)として6年務めました。いろんな選択肢がある中でなぜMRを選んだか。

30歳の今の自分から当時を振り返ると、学生時代の情報収集には限界があったな~と反省しますが、その時はその時で自分なりに一生懸命将来を考え就職活動をしていました。

それではMRになった理由3つ!

①裁量の大きな仕事がしたかった

②稼ぎたかった

③医療用麻薬に携われるチャンス


①の裁量の大きな仕事がしたかった

子供のころから自立を求められた環境だったので一人で目の前のことに取り組むことに慣れていました。そして、人から口出しされずに自分が良いと思ったことにどんどん取り組んでいくのが好きなタイプでした。

「裁量が大きな仕事ってなんだろう」と考えながらいろいろな会社の説明会に参加していました。商社?金融?海外で働ける重工はどうかな?

総合商社は自分のスペック不足を把握していたので諦めました。重工や鉄鋼は古い業界で自分の意思決定が通りにくい(これまでの慣習を変えたくない人が多い)という雰囲気は自分に合って無さそうと回避。最終面接で落ちちゃいましたしね。ここは自分の居場所じゃないんだなあとぼんやり感じたことを覚えています。

紆余曲折あり最終的にMRという方向性で就職活動を行うことになったのですが、MRは「あなたの担当エリアはここ」と担当地域が割り振られているため、一人でその地域をまわれる!のびのびできそう!と考えていました。

実際にその通りで、狙ったDrで新規採用や処方拡大ができると非常にやりがいを感じましたし、それだけ見ると自分には合っていたと思います。


②稼ぎたかった

昔から自立心が高い方だった、かつ父から『旦那に頼らなくても生きていけるようになりなさい(=手に職付けろ、公務員はいいぞの意。しかしこれは後から知る)』と言われていたので、「たしかにそうだな、じゃあ稼げる仕事は何かな」と業界・企業調べをしました。

経済学部卒で周囲はなんとなく銀行系を受ける人もいましたが、なんとなく他人のふんどしで相撲を取るような仕事が好きになれず、メーカーや専門商社を受けていました。

その中で四大卒、文系の私が就ける仕事は?どうせ同じ新卒スタートなら稼げる方が良いじゃないか!ということで製薬会社を探し始めました。

③医療用麻薬に携われるチャンス

幼いころに家族をがんで亡くした経験があり、当時幼いながらもその人が非常に弱っていく姿がいまだに目に焼き付いています。トラウマがよみがえってきそうなので医療業界に進むことに抵抗はあったのですが、治療期から終末期まで患者さんのQOLを維持する医療用麻薬を広めることは一つの自分の使命のようにも感じていました。

当時は公私ともにお世話になっていたキャリアアドバイザー、長江由美子さん(https://mcnas.jp/about/)に業界・職業選択、就職活動の考え方など多くのアドバイスと励ましを頂き大変お世話になりました。

大学卒業後も自身のライフイベントや進路に迷った時にはコンタクトさせて頂き、一歩踏み出す勇気を頂いていて長江さんは私の人生の羅針盤のような存在です。


以上がMRという進路を決めた理由です。やはり仕事は学生が夢描くものとは異なる部分が多かったり、やってみて初めて分かることもたくさんありました。

6年で退職し、海外就職をした理由なども自身の整理を兼ねて書いていこうと思います。