派遣日報 4月28日

ジョブセンターへ 13:30
後勤 工場16:00

確認作業の問題点として。
以下の問題が発生してしまった。確認作業ができていればこの問題は防げた。どうしてか?
INのコックは直列2つであり、片方はフィルタ近く、設備裏側にある。設備側は特に標示がない。
どちらかをOUTにしていれば、構造上はOUTである。逆に言えば両方をINにする必要が出てくる。この時の順序は流れの方向に即しているか逆になるかである。つまり設備側から確認するのか、また、元栓側から確認するか。2通りがある。

この考え方でどちらかを作業前に決める必要がある。また、二重になってわかりにくいことであるが、二つの内一つ目をINにしたら、もうひとつ目について確認して保全中の表示になる。これで、「保全中」表示で冷却液が通っていることを認識できる。

普段操作せず、「立ち上げ開」表示があり、その上に「保全中」/「点検中」となっていることで、一方では通っていない、一方では通っていることになる。「保全中」においては「立ち上げ開」を取り外し「保全中」にすることは考えておく必要がある。もし「立ち上げ開」を付けておくと、冷却液が通っている(かもしれない)と認識してしまう。

しかしこの場合は、一般的には危険ではないと判断されるだろう。よって、「立ち上げ開」で通っていなくてもそれが保全作業では特に問題がないものとして映る。これは、頻度は少ないが手違いや思い込みによって、今回のような問題に発展してしまう。
今回は点検作業で、冷却水を半分開けることが前提であったが、保全作業では冷却水を作業前に必ず閉じる必要があるものと考えられるのであり、そのことから「立ち上げ開」の標示はいったん外される性質を有している。このような認識のもとに確認作業をし、2人作業の場合の認識の差を抑えていくことができると思う。

やはりロックアウトのようなやり方に即すことができないとミスを確実に減らすことはできないと思う。

標示については、以下のものがある。
配管:
立ち上げ『開』
点検時のみ『開』
通常「閉」

保全作業:
保全中(キイロ)
設備停止(アカ)

その他:
また、コックをインシュロック使用して「閉じている」ものがある。


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