お砂糖をやめてみた。
だいたい1ヶ月ぐらい。
正確には1回ほど
いただきもののお菓子を食べた。

あんなに大好きだった甘いもの、
この前少し食べたら、ちがう種類のスイーツなのに
同じ味がした。
あんまり、美味しいと感じないなあ。
口のなかがぼや〜っとにごるかんじ。

やめてみた理由は、とくにおおきなものではなく、
なんとなく、やる気が出なかったり、
体に霧がかかっているみたいに
だるい日が続いたから。

天気のせいにしてみたりもしたけれど
雨が降れども、おひさまが見えども、
あんまり変わらなかったから
お砂糖やめてみるか〜、というぐあい。

何かの本で読んだ

「玄米を200回噛んで食べる。砂糖を摂らないようにする。そうしてみると、躰の神経の伝達が整っていろいろなことに敏感になる。
かみのとおるみち、と書いて神経っていうんだな。」

さすがに、ごはんは白米だし、
30回ぐらいしか噛んでいないけれど
たしかにお砂糖を摂らないようにしてみると
細かいあれこれが目や耳に入る。

電車を待つ女性の風に揺れる花柄のスカートに
うっとりしたり、
ハクモクレンの花びらが
バラリバラリと落ちるのにびっくりしたり、
絵を描きながら、
「もっとこんな気持ちになるようにしたいから、
この色で、この筆で、こんな動きで、
絵の具をのせてみよう」
とか。

なんだかよい意味で、
とうめい人間になったみたい。
よくわからないけれど。

玄米、200回噛んでみようかなあ。