見出し画像

また一つ動き出した 情熱なんてなくていい

私の大好きな書籍たち

20代行政書士の勉強をしていたときに出会った一冊。
ティナ・シーリグの「20代のときに知っておきたかったこと」は、私にとって人生のバイブルとも言える一冊で、今でも何度も何度も読み返しては、新しい発見を得たり、元気を貰ったりしています。

20代の資格浪人生時代、資格取得した後の行政書士、世界ふぐ協会のスタートや会社員時代、そして母になった今でも、同じ女性で母でもあるティナの言葉が勇気をくれます。

特にティナがいつでもスタンフォードの生徒たちに伝えている
「光り輝くチャンスを逃すな」

そして、ランディ・コミサーが言った
「自分のキャリアはフロントガラスではなくバックミラーで見ると辻褄が合っている」

の二言は、色々な場面で思い起こされ、チャレンジする際に起こる不安を取り除いたり、モヤのかかったような未来を見つめて足がすくんだ時には、そっと背中を押してくれています。

そんな彼女が私が出産した2016年に新しい本を出版していました。
赤ちゃんを育てるのは想像以上に大変で、新版をチェックする暇などありませんでした。

本を手に取ったのは2018年7月に株式会社OSOTOを設立してまもなくでした。
本の名前は「スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義」

黒地の帯に白で書かれた「情熱なんて、なくていい」という言葉がとても印象的な一冊です。

インベンションサイクルをまわせ

翻訳された本を彼女は3冊出版していますが、最新の書籍は彼女の出してきたメッセージの集大成とも言える1冊でした。
今まで、世界中のイノベーターの行動や言葉を紹介しながら、彼女自身の活動や彼女がスタンフォードで実施している講義の様子が書かれてきましたが、今回の1冊では、それらに加え、イノベーションを起こすための枠組み(フレームワーク)のようなものが、分かりやすくまとめられています。

想像力 が クリエイティビティ を 生み、 クリエイティビティ が イノベーション に つながり、 イノベーション が 起業家 精神 を 呼び起こす
ティナ・シーリグ. スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義 より

ティナが紹介するのはインベンションサイクルという四要素です。

・想像力
・クリエイティビティ
・イノベーション
・起業家精神


これらを一つずつ組み立て、ひとつのものを完成させていきます。

まずはどっぷり浸かってみる

私は、たぶん人より少しハマり症です。
ひとつのことに興味を持ち出すと、本を読みあさったり、場所に通ったり、それらを文章でまとめてみたり・・・

2012年に世界ふぐ協会を設立した際には、ふぐの事ばかりを書いたブログを毎日のように書いていました。ふぐは、調べれば調べるほど面白いし、ふぐの歴史や食文化に加え、ふぐの種類とその特徴もまとめていけばネタが尽きることはありません。

おかげで、ふぐネタには困らず、むしろ飲み会などで、ふぐの話を始めると長くなってしまうので、あまり話さないようにしています。

世界ふぐ協会のイベントでは、ふぐの国語、算数、理科、社会レッスンを実施して、落語家さんに「ふぐ汁」を話して貰ったり、東大の先生に、ふぐゲノムの講義をして貰ったりしました。

子どもの頃から、ふぐが大好きだった訳ではありません。
東京都の条例改正を契機に、ふぐ食文化を盛り上げたら面白そうだな!!と思ったことが、きっかけです。

ティナも本の中でこう書いています。

行動 し て はじめて 情熱 が 生まれる ので あっ て、 情熱 が ある から 行動 する わけ では ない、 という こと です。 情熱 は 初め から ある わけ では なく、 経験 から 育っ て いく もの です。
ティナ・シーリグ. スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義 

いま、はまっているのは子どもと自然

OSOTOを設立した今、私がどっぷり浸かっている世界は、檜原村を中心とした西多摩地域の自然の中と、今まで、そしてこれからの教育及び新しい学び場の提供についてです。

20代前半でボディボードとヨガを始めてから、自然は私にとって大切なパートナーであり、震災からは、絶対に守らなければないという思いを強くしていた相手でした。

2016年に生まれ、現在2歳の娘は、私に新しいチャレンジ精神や好奇心を与えてくれる期待のルーキー!子育ては分からないことだらけですし、すぐに結果が見えないため、とても気苦労と不安が多い作業ですが、何よりも大切にしていきたいと思う存在です。

決して生まれた時から自然大好き人間であったわけでもなく、子どもが生まれるまでは教育に興味を持ったこともありません。

けれど、その世界に入ってしまえば、こんなに面白くて深い分野はないと感じています。

大自然の中での子どもとの過ごし方を想像し、
林業と子育ての共通点を探したり、
歴史あるシュタイナーやモンテッソーリ教育について考察し、
探求学習への導き方について勉強する

楽しい!!!
すんごく楽しい!!!!!

子どもが出来る前は週末といえば海に通い波乗りをしていましたが、今は、檜原村を散策したり、木工などの物作りをしてみたり、小高い山を登ってみたり。もちろん!月に一度は海にも行っています。

熱中してたら動き出したよ!

そんなどっぷりハマっている檜原村に、いよいよ私たちOSOTOの拠点が持てそうです!

そこは子どもが100とおりの遊びを実現できる場所
子ども自らが遊びを考え、作り、未来へと繋げられる場所

子どもたちは自らで人生という物語を紡ぎ、
人生の主人公(ヒーロー)へと成長します。

私自身が大好きだと思える場所に、そんな所を作りたいと思っていました。
集客の対象としたい都心の方々にとっては、距離の問題、交通の問題など、様々な障壁がありますが、自分が好きだと思う商品じゃないと、売ることが出来ません。

まだまだこの場所を知らない人が多いからこそ、知って貰い、ファンになって貰える可能性も高いと思います!

あーーー檜原村で何かやりたいよ〜!!!!

と思ったのは、去年の10月はじめ。
そこから紆余曲折がありましたが、2019年3月、いよいよ拠点づくりが本格的に動き出します。
思い返せば半年足らずなのにも関わらず、とても長く感じたな。

しかもっ!!!
檜原村で活躍するめっちゃ格好いい会社とのコラボ!

そしてっ!!!!
自然体験のスペシャリストで、メディアでも活躍中の方が、リスクマネジメントやコンテンツの監修をしてくれます!

とてもとても心強いです。

木造建築の専門家であり森林や林業について強い思いを抱き、自らも街づくりやシェアリングエコノミーを実践している方がメンバーにも加わりました。たくさんの方に森の魅力を届けるべく、都心を中心にWSを展開してくれる予定です。

よし!次はクリエイティビティだ!!!

再度、インベンションサイクルをおさらいしてみると、

・想像力
・クリエイティビティ
・イノベーション
・起業家精神

で、今ココ

・想像力→めっちゃファンになって、いっぱい考えた
・クリエイティビティ→実際にイベント開催予定!
・イノベーション
・起業家精神

ここまでは意外と出来るのだけれど、これからイノベーション、起業家精神の流れが、いつも難しい・・・

クリエイティビティからイノベーションに昇華出来ないまま失速してしまうケースが多い印象です。

だけど、やっとスタートラインにつけました。
形にしたいものの輪郭が見えてきました。これからも一つずつ積み重ね積み重ね、子どもたちに新しい学び場、遊び場を作っていきます!

光り輝くチャンスを絶対に逃しません!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?