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言葉はだれかに届けるために

とってもとっても嬉しいできごとがあったので、ここに書き記す。
先日、この記事で紹介した漫画『ダルちゃん』の作者、はるな檸檬先生のサイン色紙をいただけることになりました。

3日前のバイト終わりのこと。
なにげなく開いた新着メールを読んだわたしは、驚きとよろこびのあまり、数分間その場を動くことができなかった。

それは、『ダルちゃん』の担当編集の方からのメールだった。
なんでも先月、ツイッター上で企画が行われていたらしく(知らなかった……)、『ダルちゃん』の感想をツイートした人の中から5名にサイン色紙をプレゼントするのだという。

感想の総数は、350以上にものぼったそうだ。
そんな中で当選したことにもびっくりしたが、それ以上に驚いたのは届いたメールの内容だった。

なんと、担当編集さんとはるな檸檬先生が、アップされた感想をすべて読んだうえでの当選だというのだ。

なにげなく『ダルちゃん』のハッシュタグを付け、noteのリンクを貼っただけのツイートにまで目を通してくださったこと、まずはその事実に胸が熱くなる。

そして、わたしの言葉がきちんとおふたりに届いたのだということにも。

人生の宝物になるような作品に出会えたこと、そのよろこびを残したいと思った。
「素直に言葉を紡ぐこと」のたいせつさを教えてくれた作品だからこそ、自分の気持ちと誠実に向き合って書いたエッセイだった。

そうして紡いだ文章が、作者ご本人に読んでもらえたのだという。
なんということだろうか。そんなことが起こりうるなんて、考えもしなかった。ほんとうに涙が出そうだった。

たった一人の人間や作品との出逢いが、その人の根幹を揺るがすこともある、というご感想を拝読し、
優香さんがご自身の中で、何度も作品を反芻してくださっていることが伝わり、
こちらも励みになりました。

わざわざ引用までしてくださった丁寧なメールの文面にも、心の震える思いがした。


言葉はだれかに届けるためにあるのだと、わたしは強くそう思った。

自分の心に誠実に、本気で紡いだ言葉たちは、かならず然るべき人たちのところへ届くようにできているのではないか。
そして、もしも運が良かったり波長があったりしたならば、だれかの心を動かすことをもできるのだ。
改めて、しみじみ嬉しいことだと思う。

その「だれか」が、他人であるとは限らない。
古い日記帳やノートのはしっこや、携帯電話のメモ帳に残した、いくつもの言葉たち。それらがたとえ日の目を見ることはなかったとしても、自分の手と頭によって生まれた言葉であるからには、きちんと責任を持たねばならない。自分の言葉を無駄にしてはいけない。

いつかの自分に届けるため、決してなかったことにしてはならないと思うのだ。

* * * * *

そんな気持ちで紡いだ言葉を集めてつくった詩集を、来週noteで販売することに決めました。

タイトルは『こぼれ散る愛』です。
販売価格は100円程度を予定しています。

ちなみに、わたしが詩を書くきっかけをくれたのも『ダルちゃん』でした。
ほんとうになんというか、諸々のタイミングがぴったりで、勝手にシンパシィを感じてしまう。うれしいです。

また改めてお知らせするかと思いますが、ぜひぜひよろしくお願いいたします!!


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