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あたりまえな日常ってなんだっけ

東京日帰り出張。
空港に着いたら、出発が30分遅延になっていた。
この便にはよくあることなので、時間の余裕はみてある。

ラウンジでお茶でもと思って入室して気づいた。3年以上個包装だったおにぎりやパンが、以前の保温・保護ケースからトングで取る方式に戻っていた。味噌汁やスープは、機械から一杯ずつ注がれる方式から、以前の大きな保温鍋+レードルで各々すくうカタチに。

JALダイヤモンドラウンジ@那覇空港

なんだかほっとした。味が変わるわけではないけれど、日常から殺伐とした空気が少しずつそがれていっている気がする。

完全に戻ることはないだろうし、戻る必要もないとは思う。それでも、ようやくカゴから出て羽を広げられるような開放感を感じていることは確かだ。

そういえば。

ここ数年通っている美容室は、まさに人々がマスクをつけ始めてから行き始めたところ。当然、スタイリストさんもマスクをつけている。一人の方は最近マスクを外した。うん、誰かわからなかった。笑

私の担当スタイリストさんはまだマスクをつけている。いったいどんな表情の方なのか。マスクを外すときが来るのだろうか?そのとき認識できなかったらどうしようかと、今からドキドキしている。すでに3年以上毎月会っているのだけれど、顔を知らないってすごいね。

昨日、友とワインイベントに出かけた。何店舗かのお店さんが共同で主催した昼間のワインパーティ。はじめましてな方々とテーブルを囲んで乾杯し、あたりまえにオードブルをシェアしあって楽しい時間を過ごした。

マスクの必要ない日常、歯を見せて笑い話すこと。躊躇せず誰とでも向き合えること。抑圧を受け入れて過ごした日々がゆるやかに、でも、確実に終わろうとしている。

   ✴︎

にしても、ラウンジのクーラー寒い。
風があたらないところがないの、ここ。沖縄の夏は終わっていないらしい(いや終わってます)。

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