わたしはお酒が飲めない。
一滴もというわけではないけれど元々の体質もありすごく弱い。意外と言われるけどそもそも「酒が強そうな人」の定義ってなんなんだろう。気が強い人は酒が強いイメージ？なんか違う気がするなぁ。

まあこの体質を知ってる親友たちと一緒に例えば冠婚葬祭の場に出たりすると気を遣ってくれるのでありがたい限りなのだけれど、わたしが本当に嫌なのは所謂「飲み会」である。

酒を酌み交わさないと深められない仕事や人間関係なんていらない

結論から言うとこれですよ。やたら飲み会したがる人の常套句。おじさん世代に本当に多いのだけど、「この業界はやっぱり酒を酌み交わしてからこそお互いに分かり合えるから飲み会とかも仕事のうちだよ」って、まあエンタメ業界に限らずみんな言うけどそれは、女だからって酌をさせてセクハラ発言を容認させ、男に対しては一気飲みを強要しオッさんたちをひたすらヨイショゴマスリごますりしてもらえる飲み会がおっさんたちにとっては気持ちがいいって話であって別にこっちは目下だからと言ってやれオーダーを取らされセクハラパワハラのセパ両リーグ発言をスルーさせられ下手すりゃ身の危険まで晒されるような事件が勃発してても被害者が悪い扱いされるようなリスク孕む会の何が酌み交わしたら分かり合えるやボケ！という話である。盛り過ぎ？いやむしろ、アルコール消化できない人間からしたらちゃんと安全に自宅に帰るという人間生活としての前提条件を崩されるような行為は避けたいところ。

飲み会の後に駅や道などの公共の場で吐いてる人や死屍累々となってる様子を見ると興ざめである。あんな姿を晒す可能性なんか排除したい。そもそも、アルコールで頭がぼんやり盛り上がってる状態で互いにコミュニケーションが取れていると思っている方が疑問。意見を互いに深めたいのであればむしろアルコールは不純物である。頭ははっきりさせておきたい。使うとしてもスパイス程度である。

お酒は好き、但し自分が認めた人としか飲みたくないし、好きなものだけが私を満たしてくれればいい

あとは個人的にビールの味が嫌いである。どうもビールは苦くて嫌いな上に、さらに酔うという余計なおまけが付いてくる。体力判断力を奪われる味が嫌いなものを飲んで楽しいと思えるなんてバカバカしい。
どうせ酔わされるのであれば、自分が好きなものだけ飲んでいたい。

飲めないのがワガママなんかじゃない。飲まそうとする方こそ我儘だ

飲めないと言ったときにこれもよく言われたんだけど、
「飲めないんじゃなくて慣れてないだけ」
「少しずつ飲んでたら飲める様になる。飲めないと困るよ」

うん、嗜める程度には飲める様には多少はなりたいけど、その時に飲む相手はあんたらじゃないし、別に飲めなくても私は困らないし、少しずつ飲んでたら慣れるって論拠はないよね？

そもそもそこまでして飲ませたい意味がわからないし、お酒なんてそんな風に強要されたら嫌いにしかならない。本当に。
お酒がないとーって言う人は、自分で酒がないとコミュニケーションがちゃんと取れないし、はっきり言って仕事同士の関係であるのならば、互いの理解を深めるためのツールは酒ではなく仕事そのものであるべきなのではと思う。

酒なんて、使わなくていいものなのに。
履き違えてる人とはますます飲みたくなくなりますね、残念だわ。