松浦裕香里|Ethical Foodie 🌍🍽🌿

【環境と循環を愛するエシカルフーディー】カラダに、地球に、自分に心地いい「未来に残した…

松浦裕香里|Ethical Foodie 🌍🍽🌿

【環境と循環を愛するエシカルフーディー】カラダに、地球に、自分に心地いい「未来に残したい持続可能な食」のおいしさと楽しさについて伝えています。オーガニック食品メーカー広報を経験して独立。掲載記事 https://www.foriio.com/m-yukari16/medias

マガジン

  • それでも私たちは今日も食べる。

    楽しくても、うれしくても、落ち込んでも、悲しくても、 それでも私たちは食べて生きていかなくてはいけないから。 日頃食べるごはんで気づいたこと、思ったことを書くエッセイです。

  • 恋するとか、食べるとか

    食べていても思い出す、恋のこと。 恋をしていても思い出す、食べること。 30歳を過ぎても、独り身の私が、恋をすることと食べることについて考えるエッセイ。

  • るるぶ旅はもうやめた

    30代からはじめた旅は「るるぶ」とサヨナラすること。そんな旅の思い出を書いてます。

  • 言葉の企画

    「言葉の企画2020」に企画生として参加しているわたしが受講後に得たエモーションをnoteに記しているマガジンです。

最近の記事

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毎日の食器だから、生きている器で

私は毎日汁物を飲む。お味噌汁だったり、スープだったり。1日一杯飲むだけでカラダがポッとして落ち着くから。実家にいた頃からの習慣で、これだけは欠かせない"私の食のこだわり"のひとつ。だからこそ、これを機に器を「ずっと使いたい器」に変えてみた。 先日、冬の間に注文していた新しいお椀が自宅に届いた。初めてオーダーした「輪島塗」のお椀。漆器は昔から好きで、少しずつ集めていたけれど、お椀を買ったのは初めて。これが私の「ずっと使いたい器」だ。 開封の儀すら尊いちょっぴりレトロな包み紙

    • 5ヶ月と8日。ホコリをかぶったトーク画面

      突然音声通話が出来なくなったLINEを再ダウンロードしたのは4日前。 携帯電話以上に、携帯電話としての役割を担うこのアプリ。音声通話というツールが不調になり思ってた以上に不便だった。なすすべなく、一度アプリを消して再ダウンロードをした土曜の朝。 なんとなく仕事に熱が入らず、デスクに座ったもののボーッとしていた水曜の午後。どんよりした空を眺め、私はいつもどおり、慣れた手つきで検索窓に元カレの名前をフリックで打ち込む。別れて5ヶ月と8日が経過したというのに、携帯の予測変換は、

      • ジオ旅ならぬエモ旅のはじまり 【島根県・隠岐諸島_2022 #01】

        「geo(ジオ):地球・土地」 アスファルトやビルに囲まれた毎日を東京で過ごしていると、自分は「大地」の上で今日も生きているという、地球と自分は繋がっているという意識をどうも感じにくい。 今年(2022年)の初め、まだ厳しい寒さの残る2月末に島根県・隠岐諸島を訪れた。 東京から飛行機を乗り継ぐこと約2時間、日本海に ぽつん と浮かぶ隠岐諸島。 島全体が国立公園でユネスコ世界ジオパークに認定されている隠岐諸島は、今日でも希少で独特な自然や生態系が残る日本でも数少ない島の

        • やっぱり、たまに、キミが好きだ。

          ずっとはいつもはいらないんだけど、たまに食べたくなる。 そんな甘いもの・しょっぱいもの。 は、時折自分をちょっとだけ幸せな気持ちにしてくれる。 そんなもの、あなたにはないだろうか? 私にはある。 記念日に食べるトップスのチョコレートケーキ。 なぜか特別な日はいつもトップスのケーキ。 ほわほわのスポンジに挟まったゴロっとしたクルミと、とろけるようなたっぷりのチョコレートクリーム。 ケチらずに、大きなサイズでカットして口いっぱいに一口を頬張るのが好き。 疲れた時に食べた

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        • それでも私たちは今日も食べる。
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        • 言葉の企画
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        記事

          たどりつく奇跡

          ーーー いつかの思い出、いつもの場所、があるから たどり着ける 今日の思い出、新しい場所がある ーーーー いつかの思い出は、私を強くさせる いつもの場所は、私を安心させる いつかのあの人は、私の背中をちょっと押してくれる いつもの景色は、私に安らぎをもたらした いつかの言葉は、私に自信をくれた いつもの光は、私に元気をくれる いつもの空は、私に平和を感じさせる たどり着くそのさきに 穏やかな気持ち、賑やかな子供たちの声、あの人の笑顔が たどり着いたその場所に 強く吹く風、新しい街並み、思い出す香りが どの場所も この場所も あの気持ちも その気持ちも すべては私が辿った たったひとつの道なのでしょう ーーー この作品と音声は「言葉ギャラリー」という企画展で展示している作品に寄せたnoteです。 テーマは「道」 長かった様で短かった2021年もあと少し。 私にとっての「道」を写真・音声・言葉で表現をしました。 あなたにとっての「道」はなんでしょうか。 いつかあなたとどこかで巡り会う「道」に続いていますように。

          この夏、排卵していなかった私へ

          つい先日まで金木犀が香った…と思ったら、突如の残暑。「9月って、まだぶっちゃけ夏だかんね?」と言わんばかりの最後の最後のトドメの残暑。 9月さんもどうもお疲れ様でした(ちょっと早めに)。 金木犀に、どどっと低気圧の台風に、トドメの残暑。束の間の夏と秋の往復書簡。そう、もう夏も終わりなのです(9月は私の中では夏おまけ期間)。 季節の変わり目も一瞬、四季の移り変わりも一瞬。32歳、2021年の夏も例年通り一瞬でした。振り返れば、オリンピック開会式なんぞ遠い記憶の彼方。ありが

          この夏、排卵していなかった私へ

          「ごちそうさま」のブーメラン

          「ごちそうさま」は日本語の中でも「いただきます」の次に好きな言葉かもしれない。食物を育ててくれた人、食物を届けてくれた人、料理を作ってくれた人、テーブルまで運んでくれた人、この一皿に関わってくれた全ての人への敬意と感謝が詰まっている。(ちなみに「いただきます」にはこれから始まる食事の時間へのワクワクも詰め込まれているから、「ごちそうさま(あぁもうなくなっちゃった)」の寂しさに比べて1点リード。) 外国語には同じような言葉が見つからないのも(「いただきます」「ごちそうさま」両

          「ごちそうさま」のブーメラン

          体重、それは恋愛レリジエンス

          2021年は半年を過ぎた頃だけど、すでに失恋もしたし、もうすでに新たに気になる人もできた。毎日をジェットコースター気味に過ごす私の恋愛事情バロメーターは、いつだって食欲が指標だ。 基本的に当たって砕けろ、#恋愛BB弾タイプ の私は誰かを好きになって、フラれて食欲がなくなる。玉砕とは正にこのこと。食に携わる仕事をしているにも関わらず、恋愛が日常に紛れ込むと、どんなに湯気を放った炊き立てのホクホク白ごはんも喉では一時通行止めになる。 今年初めに出鼻を挫くように訪れた失恋でも、

          体重、それは恋愛レリジエンス

          吸水パンツが自己肯定感を上げてくれた話

          女性を32年間やってきても、正直、毎月訪れる生理についてだけはいまだに正解を導き出せていない。 生理の正解なんて、そもそも一体あるのかないのか それは自分でもいまだにわからない。だけど<失敗した>だけは明確にわかる。本当はご近所付き合いのように、気軽に付き合いたい関係なのに、どうもそうはうまくいかない。ちょっとしたご近所トラブルを毎月毎月、経験しているような気分だ(それも初潮があった9歳から今日までの23年間ずっと)。 ・旅行とダダ被りする生理 ・そろそろかな?と思って

          吸水パンツが自己肯定感を上げてくれた話

          わたしのお仕事図鑑_2021 ver.

          3月31日、年明けから始まったドラマも終わり、桜もすっかり満開。年度末ということで、直近1年ほどの仕事をまとめてみました。 フリーランス3年目だった2020年、コロ助のおかげで仕事も"減った”のではなく"精査”されたような1年でした。人生山あり谷あり、無事にフリーランス4年目の春を迎えることができました。 《食》のPRとしてフリーランスで独立した4年前とは、見えている景色・取り組んでいる仕事がすっかり変わりました。もちろん継続してPRコンサルティングやサポートの仕事はして

          わたしのお仕事図鑑_2021 ver.

          パン距離恋愛してる話

          ちょっとおかしな話なんですが、私はパンと恋愛をしています。 いきなりの文章が「頭ぶっ飛んじゃってる」って思うと思いますが、私はこの文章を真顔でタイピングしている。真面目な話なんです。 私はパンと恋愛をしています。 一人暮らしのこの家を選んだのも、近所に大好きなパン屋さんがあったから。ここならば雨風吹いても嫌になるほどの距離でなく、いつでも思い立った時には、パンを買いに行けるから。(※詳しくは下記の記事参照) 恋愛もパンも、それ以外の食べ物もそうなんだが(同等なのは気に

          コールドストーンで学んだ今でも大切にしたい幸福論|#口福論 vol.1

          あなたの学生時代のアルバイトをした場所はまだありますか? 大学1年生の春、バイト選びをする私の絶対条件は「髪型自由」「フリーシフト」「食べ物屋さん」でした。 時は2007年、今ほど多様性という言葉もまだなかった時代、そんなオルタナティブなバイト先がなかなかない中、選んだバイト先は「コールドストーンクリーマリー」でした。 コールドストーンとは ー 2005年に日本初上陸のアメリカ発のアイスクリームショップ。マイナス9度に冷えた石の上で、テンポよく歌とダンスに合わせてアイス

          コールドストーンで学んだ今でも大切にしたい幸福論|#口福論 vol.1

          つまらないフリーランスか、おもしろいフリーランスか

          「言葉の企画2020」に企画生として参加しているわたしが受講後に得たエモーションをnoteに記しているマガジンです。今回は第6回目。 振り返るのには早すぎる気がするが、もう今年も残すところ1ヶ月と少し、来年にはもうきっと前に進まなければいけないのなら、今、振り返りたい。 2020年は本当に不思議な年だった。 フリーランス3年目。人と出会ってなんぼのもんじゃい。って思っていたこれまでとは打って変わって訪れた、人と会わない1年間。 けれど、人と出会った回数とその繋がりの深

          つまらないフリーランスか、おもしろいフリーランスか

          書くことで、出会う「自分」を増やしていこう

          「言葉の企画2020」に企画生として参加しているわたしが受講後に得たエモーションをnoteに記しているマガジンです。今回は第5回目。 自分で発信しているSNSツールはInstagramにTwitter、FaceBookもやっていて、note、そしてブログも書いてます。 でも実は私、"発信すること"にたまに自信がなくなる時があります。 自分の「弱さ」と向き合う課題 阿部広太郎さんが主催する「言葉の企画2020」今回で5回目。(もうあっという間に5回。)出された課題は

          書くことで、出会う「自分」を増やしていこう

          いつまで僕らは月をみて「I love you」って言っていられるだろうか

          かつて夏目漱石が「月がきれいですね」を「I love you」と訳した。10月1日、今日は中秋の名月。今宵もどれだけの人たちが、月を眺めながら互いに想いを伝え合うのだろうか。 でも地球っていつまでもあるわけじゃないかもよと言われているこのご時世。温室効果ガスによる地球温暖化、森林の砂漠化・・・心配事はたくさん。私たちが住む地球が無くなったら、そもそも「月がきれいですね」なんて言ってる場合じゃない。10月1日、中秋の名月。そして世界ベジタリアンデーでもある。 今日のあなたの

          いつまで僕らは月をみて「I love you」って言っていられるだろうか

          今日はわたしが『電車に乗れた』からヨーグルトジャーマニー記念日

          激しい鼓動の高鳴り、荒くなる呼吸、Tシャツが透けるほどの汗、突然歪み始める景色。 もうこのままでは「死んでしまう。」 膝が震えだし、とっさに頭の中は真っ白になり、その場にしゃがみ込む。 2013年8月の昼下がり。私は東武東上線「和光市駅」の下りホームから、電車に乗り込んだ。週末の昼下がり、車内は人と人が当たりはしないものの、そこそこ賑わっていた。次の「朝霞駅」まではおよそ2分。到着のアナウンスがそろそろ流れるか、くらいのタイミングで私はしゃがみ込んだ。 「あと少しだか

          今日はわたしが『電車に乗れた』からヨーグルトジャーマニー記念日