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漫画再開に向けて

久しぶりに漫画を描いております。二年半ぶりかな?
その間いろいろありました。

人生で初めて入院生活を送ったり。
転職したり。
結婚したり。
出産したり。

この二年半の間に人生のイベントが詰め込まれすぎていて、毎日が目まぐるしく、漫画を描く暇もなければメンタルも常にエンプティな状態で過ごしておりました。

漫画を引き続き描くこと。
実は一度は諦めました。

もう描けないと思ったんです。

「とある夫婦の家庭事情」を描き始めた頃はとても楽しくて、寝ても覚めても漫画のことばかり考えていました。

それが私生活でいろいろあって、漫画を描けるような状態ではなくなり、入院し、途切れてしまった。

退院後は仕事も復帰したけれどメンタルがついて行かず、何もしたくない状態になり。。

もう描けないと思ったんです(二度目)。

でも。

夫となった人が、それぞれの時間を大切にしようとしてくれる人で。
私の自由時間を確保してくれたり、応援してくれる人だったんです。

それなら何か始めてみよう!と思って、アクセサリ―作ったり、紙粘土捏ねたり、絵本を企画したり……はい、いろいろ迷走しました。

どれも楽しかったけれど、一時のブームのようなもので、それが過ぎ去れば熱は冷めてしまって。

本当にやりたいことってなんだろう?

それがずっと疑問でした。

そんな中、ずっと心には漫画のことがありました。
けれど気まぐれに描いて投稿して、また途切れてしまったらどうしようという不安。
話の途中で止めてしまったことへの罪悪感。
もしかしてつまらない話を描いてしまっていないかという恐怖。

いろいろ考えました。

各所のコメントを拝見するのも怖くて、申し訳なくて、二年半の間、アクセスできませんでした。

でも。
あるときふと、美和子と晶大に会いたいなって思ったんです。
ふたりは元気かなって。

私にとってふたりは親友のようなもので。

なんとなく懐かしく思ったんです。

そう、たぶん、そこが限界だったんです、漫画を止めていることの。


だから思い切って、アクセスしました。
自分が投稿していた各所に。

もう一度、自分が描いた美和子と晶大の物語をはじめから読んで、そしてコメントに目を通して。

二週間くらい、毎日、暇さえあればやっていました。

すると不思議と笑えてきて。
絵の欠点とか、台詞長いな、とか、ツッコミも入れたりできて。

皆さんがくれたコメントも、あ~共感してくれてるんだ、とか、そんなところまで見てくれてたんだ!とか、気恥ずかしいようなくすぐったいような嬉しいような、いろんな感情が出てきて。

しかも漫画の再開を待ってくれている人もいて。

自分が離れている間にも、ここはこんなにも暖かい場所のままだったんだなって気づかせてもらって。

そうしたら、なんだか、
「あ、描けるかも」
って思ったんですよね。

………なにが言いたいのかまるでわからない文章になってきましたが、そんなこんなで今、漫画再開に向けて準備をしているところなわけです。

来月10月から更新再開予定と考えておりますが、またお楽しみいただけると嬉しいです。

本当にやりたいことが漫画を描くことなのかはわかりませんが、今、私がやりたいことは確実に漫画を描くことです。

そんな私はこんなにも皆さんに支えていただいております。
いつも本当にありがとうございます。
今、漫画を描くことがとても楽しいです。

ではまた。

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