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【4/11文字起こし】端的に伝えると良い理由はここにもある!

はじめに Introduction

English follows Japanese.
この記事は、Podcast・Voicy「話し方のハナシ」
本日配信回の文字起こしです。
復習や話し方の練習にお役立てください。
又、番組でもお話しましたが、
皆様の話し方トレーニングにどのようにお役に立てるか、
ご意見もメッセージフォームから聞かせてくださると嬉しいです。
This is the Japanese script for "Hanashikata no Hanashi" on 9th of January.
se it training for Japanese speaking and listening.
We are glad that we could hear your opinion about this script following our message form.We shall read your message as a reference, to improve our script and podcast program.

文字起こし

オープニング

おはようございます。話し方講師の高山ゆかりです。
毎週木曜日は話し方・伝え方のヒントをお届けしています。
今回は、端的に伝えると良い理由はここにもある!というテーマです。

特に仕事の場面において、
自分が伝えたいことをなるべく端的にコンパクトに
要点をまとめて伝えましょう!とよく言われますよね。
この番組でも、何度かそういう話をしたことがあります。

では、端的に伝えると良い理由は何でしょう?
これ、ひとつは、時間を奪わないことがあります。
話が長いと、それだけ相手の貴重な時間を奪ってしまうことになります。
なので、なるべく短い時間で伝えたいメッセージを伝えることが大事で
特に忙しい人に向けて話すときにはそれが大切になってくるんですが
その他にも端的に伝えると良い理由がありますので
今日はそれについて話をしていきます。
先に結論だけお伝えします。
端的に伝えると、その後のコミュニケーションが生まれやすいからです。
後ほど本編でお話ししていきます。
なお今日の内容もnoteに文字起こしをアップしていますので
番組の復習や話し方のトレーニングにご活用ください。
この配信の概要欄にリンクを載せています。

そして本題に入る前に、話し方講座のお知らせです。
伝わる話し方講座第10期最後の体験会を
14日日曜日の午前10時に行います。

本当はこの講座、今回が最後の開催で
最後の開催であることには変わりないんですけれど、
月曜日のクラスも開講することにしました。
それに向けての体験会を行います。
新年度のスタートとともに、もっともっと話す力・話し方を磨いて
自分の話し方に自信を持って
人前で堂々とスピーチプレゼンテーションをしてみたい

上司に話しかけるときに、もっと不安にならずに
落ち着いて報告や連絡や相談をしてみたいと思っている方、
ぜひまずは体験会にご参加ください!

体験会では、伝わる話し方はどうやって作られるのか
その解説をしたり、ワークを行ったりします。
こちらも詳細は、配信の概要欄にあるリンクからご覧ください。
(noteをお読みの方は、こちらからどうぞ!)

本編とエンディング

それでは本題のスタートです。端的に伝えると良い理由はここにもある。
先ほど結論だけお伝えしましたが
その後のコミュニケーションが生まれやすくなるからなんです。

これは私の体験談から話していきます。
ある場面で、ある物事を説明する機会がありました。
説明なので、なるべく1から10までわかりやすく、抜け漏れなく
丁寧に伝えようと思いました。
そして、結果、話が長くなっていました。
聞き手からすると、おそらくその説明自体が長いな、
いつまで続くんだろうと思われるようなものではなかったと思います。
ただ、1から10まで丁寧に説明した…丁寧に説明しすぎてしまったからか
聞き手から質問があまり来なくなってしまったんです。

で、質問が来ないことが悪いわけではないんですが
ただ物事を説明する立場として、何も質問が返ってこないと
本当に伝わったかなぁって少し不安になってしまったりとか
あとは私が説明したことにあまり興味を持ってもらえていないのかなあって
なんとなく伝わったかどうかとか不安になってしまったんです。

そこで試しに、説明の量を減らしてみたんです。
もちろん伝えるべきところはしっかりと伝えて、
おさえるべきポイントはおさえた上で
「この部分は今、説明しなくてもいいかな」
「この部分は質問が来たときに答えたらいいかな」っていう、
マストではない部分を少し減らしてみました。

減らした上で改めて説明をしたら、
今度はいろんな人から手が上がって
「これってこういうことですか?」
「この件ってこういうことですか」と質問が出てきました。

このときに、あ、説明しすぎないですとか、話を長くしすぎないことは
その後のインタラクティブなやりとりが生まれるきっかけになるんだ
って思ったんです。端的に伝えると良いことは、ここにもあります。

丁寧すぎる説明、長すぎる話、抜け漏れのない完璧な話と言うのは
聞き手にわかりやすくしっかり伝わるかもしれないですが
いっぽうで、聞き手が聞くことそのもの
話を聞いたことそのものに満足してしまって
「これってどういうことだろう?」「この辺、詳しく聞いてみたいな」
っていう気持ちが生まれにくくなってしまうかもしれません。

先程の私の例は「説明」という場面でしたが
これはプレゼンテーションだったりとか
何か研修の場面でも起こり得ることだと思っております。

プレゼンテーションや研修っていうのは、
伝える内容に興味を持ってほしいものがほとんどですよね。
プレゼンテーションならば自社の商品サービス、自分自身の提案に
興味を持っていただけたら
聞き手に興味を持っていただけたら良いですし
研修も、自分が伝えた内容に対してより理解を深めたりとか
もっとその部分について学びたいなとか
もっと経験したいなって思ってもらえたりするって言う。
この、話を届けて終わり、ではなくて
そのあと興味を持つとか
じゃあちょっともう少し突っ込んで聞いてみようとか
もう少し詳しく調べてみる、っていう
次のアクションに繋がったらいいなっていうことが多いですよね。

そういう場面において、あえて
「この部分、もしかしたら質問したい人が出てくるかもしれないな」
って思ったら、そこを、あえて言わない。
質問してもらえるような余白を作る。

そのことによって、こちらが何か伝えたあとのコミュニケーションが
生まれやすくなるかもしれません。

続きがあるドラマやアニメも
一度で全部完結しないからこそ続きが気になりますよね。
それに少し近いのかなあとも思っていて
あえてこの部分は、今日ではなくて次お会いした時にお話ししようとか
今日、1から10まで説明すると
少し聞き手が疲れてしまうかもしれないから
今日は1から7まで伝えて
8から10まではまた次の機会にお伝えしよう!というふうに
あえて次に言うことを見越して、話す内容を少し減らしてみるのも
おすすめです。

何よりオープニングでも話したように
端的に伝えることや話を長くしすぎないことが
お互いの時間を奪わないことにもつながっていきます。

仕事をしていると、とにかく時間勝負、時間に追われている方も多いです。
だからなるべく、説明なのか報告なのか連絡なのか
いろんなコミュニケーションは時間がかかるのではなくて
時間がかからない方がお互いにとって良いですよね。
聞き手の時間も奪わないですし
あと、自分自身の時間もわれずに、お互いに良い時間の使い方ができます。

そういった意味でも、やっぱり
この、端的に伝えること、これは相手の思いやりにもなります。

そして今日お話ししたように
あえて言わない部分、あえて説明しない部分を作ることによって
その後のやりとりが生まれるきっかけにもつながっていきます。

一方的に話すだけではなくて
できれば聞いてくださっている人とも
いろんなやりとりが生まれたらいいな、と思っている方は
少し話を短くしてみる。少し説明を減らしてみる。
これをぜひやってみてください!

エンディングです。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございます!
お相手は高山ゆかりでした。また明日!

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