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【4/15文字起こし】短い時間で感謝の気持ちを丁寧に伝えるには

はじめに Introduction

English follows Japanese.
この記事は、Podcast・Voicy「話し方のハナシ」
本日配信回の文字起こしです。
復習や話し方の練習にお役立てください。
又、番組でもお話しましたが、
皆様の話し方トレーニングにどのようにお役に立てるか、
ご意見もメッセージフォームから聞かせてくださると嬉しいです。
This is the Japanese script for "Hanashikata no Hanashi" on 9th of January.
se it training for Japanese speaking and listening.
We are glad that we could hear your opinion about this script following our message form.We shall read your message as a reference, to improve our script and podcast program.

文字起こし

オープニング

おはようございます。話し方講師のゆかりです。
4月15日月曜日です。毎週月曜、木曜は話し方のヒントをお届けしています。
今回は、短い時間で感謝の気持ちを丁寧に伝えるには、というテーマです。

今日はリスナーの方からいただいたメッセージを紹介しながら
このテーマで話をしていきます。
また後で詳しくお話ししますが、
どういったメッセージをいただいたかと言うと、
1、2分でスピーチをする挨拶をすることになって
その内容をどうやって考えたらいいか、といった
ご相談のメッセージが届いていたんです。
それについて今日はお話ししていきます。

短い時間で話す技術というよりは、
心構えの話のほうが多くなるような気がしていますが
まさに、この、時間が限られているけれど自分の気持ちはしっかり伝えたい
丁寧に届けたいと思っている方のお役に立てたら嬉しいです。

なお今日の内容はnoteに文字起こしもアップしますので、
併せてご覧ください!この配信の概要欄にリンクを載せています。

本編とエンディング

それでは本題のスタートです。
短い時間で感謝の気持ちを丁寧に伝えるには

まずは今日のテーマのきっかけとなった、
リスナーの方からのメッセージをご紹介します。
トムさんが送ってくださったメッセージです。

トムさんは、番組への感想も丁寧に書いてくださっていました。
読ませていただいております。ありがとうございます!!

トムさんからいただいたメッセージを抜粋してご紹介します。
まず、トムさんは近々職場を退職するそうです。
退職にあたって、200名以上の方に向けて、
オンラインで1、2分程度挨拶をすることになっているそうです。
そこで丁寧に感謝の気持ちを伝えつつも
内容はお決まりのものにしたくない。
しっかりと自分の思いを声で届けたい

このようなときにはどうしたらいいかを聞いてみたい、
と言うリクエストいただいておりました!

トムさんは退職の挨拶をすると言うことですが、
退職の挨拶以外にも、限られた時間の中で感謝の気持ちを伝える場面は
いろいろありますよね。
そういったときにどうしたらいいかなんですけれど、
まずは時間のことは気にせずに伝えたい内容を考えてみてください
そして、時間をはかりながら思うままに話をしてみてください
これは練習のときですね。

練習をしてみて、どのくらい自分の伝えたい思いを全部盛り込んだら、
どのくらいの時間がかかっているのかを把握してみてください。
そこから、時間内に収まるように内容を調整していきます。

これは気持ちとの戦いなのかなと思うんです。
特に、感謝の気持ちを伝える、最後の挨拶となると
もう、あれもこれも!って伝えたいことがどんどん出てきて
内容を考えていると、また更に伝えたいことが出てきて
内容を考えて声に出して練習すると、声に出しているうちに
またあれだ、これだ、って出てきて…というふうに
思い出、特に感謝の気持ちというのは、
もうどんどんどんどん湧き出てくるものだと思うんです。
それを1分2分という、とっても短い時間にまとめるのは
そもそも難しいです。難しい。
…のですが、やっぱり時間は限られているので
もう、あの、名残惜しい気持ちが
きっとたくさん出てくると思うんですけれども
でも全部伝えることはここでは難しい、っていうことを受け入れた上で
内容を考えていってください

で、これはいただいたご質問の答えとは
少しずれてしまうかもしれないんですけれど
この場で全てを伝えようって思わないこと、
また別の機会を自分で設けていくことも1つの考え方かなと思っております。
200名というと、たくさんいらっしゃいますよね。
たくさんの人に向けてはコンパクトな挨拶を、
でもしっかりお礼の気持ちを届けて
後は個別にお礼のメッセージを送っていく。
というふうに、この限りではないんだ、
感謝を伝える場面は色々とあるんだって思うと
スピーチの内容を考えるときに、少し気持ちが楽になるかもしれません。

そして話す内容をどのように調整していくかですが、
先ほどもお話ししたように
まず時間を気にせずに内容を考えて声に出して話してみて
そこから、もうこれだけはどうしても伝えたいんだ!
…っていうことだらけだと思うんですが
その中でもさらに優先順位のようなものを考えて、
自分が一番伝えたいことはこれだ!というものを選んでみてください

そして、後は何度も何度も繰り返し練習をして
いざ当日オンラインで挨拶をするとなったときに
伝えることにとにかく集中してみてください

今の時点で1分か2分で話すことがわかっているとなると
話す内容を準備するときに、時間のことをすごく考えると思うんです。
あーこれだとまだ2分超えてしまうなぁとか
あーここまで喋って1分45秒か、もう少し削らないとな…とか
いろいろ考えると思います。
それを本番に持ち込んでしまって、いざ人前で話すとなったときにも
残り何秒だとか1分しかないなっていうふうに
時間のことがすごく気になってしまうかもしれません。
でも人前で伝えるその本番でも時間を気にしすぎてしまうと
伝えることに集中できなくなって
集中できなくなることで
伝えたい思いが伝わりにくくなってしまうかもしれないです。

これがもし時間のことを一切気にせずに
目の前にいる人に今までの感謝の気持ちを
もう伝えたいだけ伝えていいですよ!って言われたら
残り時間あと何分だな、とか考えずに
話すことに集中できると思うんです。

でも時間が…ってなると、そのことばかりに気をとられてしまう。
この、伝えることに集中できなくなる要因をいくつか作ってしまうと
集中できないがゆえに、伝わりにくくなってしまうかもしれない
んです。
これはもったいないことなので
ぜひトムさんも、当日は「伝えるんだ!」っていうことに集中して
言葉を届けていってください。

今日は技術よりも心構えの部分を多く話してきましたが、最後にもう一つ。
本当に自分が思っていること、
本当に感謝の気持ちを伝えたいと思って
それを言葉にして自分の声に乗せて届ければ、それは必ず伝わります

なので、ぜひですね
200名の前で話すと言うよりは一人ひとりに手紙を書くような感覚で、
「〇〇さん今までありがとうございました」
「こういうことしてくださってありがとうございました」って
目の前のたった1人に手紙を届けるような感覚で言葉を考えてみてください。
そうすると、自分らしい感謝の言葉がきっと生まれてきます。

今回メッセージを送ってくださったトムさん
そしてトムさんのように、
短い時間で感謝の気持ちを伝える場面があり
その内容を今考えているという皆さんが
自分の思いと向き合いながら、
その感謝の気持ちをまっすぐ相手に届けることができますように!
応援しています!
今回は、短い時間で感謝の気持ちを丁寧に伝えるには?
というテーマでお届けしました。

エンディングです。
今日も最後まで聞いてくださってありがとうございます。
お相手は、高山ゆかりでした。また明日!

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