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材木屋カフェ構想✨

身近に木材に触れられる場所がない。

ホームセンターのは高温乾燥や防腐剤まみれでそそられない…( ノД`)シクシク…

本来、それは材木屋さんのはずですが、日本人が木を使わなくなったせいで廃業が続き、昔は製材や材木店をやっていたけど今は廃屋、みたいなのを登戸でもちょこちょこ見かけます。

うちの近所の元製材屋さんに声をかけてみたら、残材を小学校のどんど焼きに提供していて・・・いい人でした。 

試しに木材をおねだりしたけどくれませんでしたが、なんとなく信用されてから、半年後にもう1回言ったらくれました☺
お返しにお米を渡しました。


前置きはそのくらいにして・・

数年前に百年杉を敷いた当時慶大生だったOさんが、卒論で「林業のカギは材木屋だ」といいました。

私はそのときから、材木屋さんが〝人が集まる場所″として復活しないかなあ、と、「材木屋のカフェ化」をぼんやり思い描いていたのですが・・・


ふたつの理想に出会いました。


ひとつは、香川県にある「キトクラス」https://kitokuras.jp/

私の実家が香川なので、帰省するたびに立ち寄ります。
お父さんが営む大きな製材所を、元OLだった娘さんが、本業はそのままで材木美術館&カフェ化したのです。

見事な六次産業化。

素敵すぎますよね~✨


そしてもうひとつは・・・

いつもお米を買う宿河原の小島米店さん。
おじさんに熱意があって話すと楽しい。
今年は雨がぜんぜん降らなくて新潟は厳しい、でもこの品種はこんなふうによくできたとか、〇〇さんが脱穀しにきたとか、嬉しそうに話される。

コンポストの発酵に使う米ぬかもわけてくれる。

小島米店さんみたいな材木屋さんが近くにあったらなあ。


 そこで私が思い描くのは・・
(ここから妄想!)

登戸で倉庫みたいな場所がたまたまみつかって、みんなで杉の床貼りをして、たまらない材を壁にズラーッとならべて、オレンジの裸電球だけで素敵な空間に✨

木材や木工製品の販売、床敷きやDIYの相談はもちろん、杉を使ったリフォームや物件探しの窓口もできるように。

この人は!という人の杉だけを扱い、街の人とのご縁結びをする。
(日本の木をすべて、じゃない!)

木の波動と人の波動に吸い寄せられて、ピンとくる人が寄り合うようになり、
自家焙煎した美味しいコーヒーを淹れて、焚き火もする。


 秋には産地に手伝いにいこうとか、子どもの受験のことだとか、そんなこんなの会話があり、いつのまにか・・
杉ヨガ、
杉の米びつや味噌づくりのWS、
産地ツアーが催され、

ミニシアター、
政治のお話会、
演芸会なんかもやりはじめ、

木材加工の機械を使って
子ども向けに木工をやって、
子どもたちも集まってくる。

寄り合う人たちによって変化する、
″部室”みたいな居場所。

 そして、私は、どこかで杉を敷いて、
そのカフェにただいまーーと帰ってくる。

そんなのがいいなあ・・


…と、ここまで書いておきながら、

私にとって「床敷き」がそうであるように、私が妄想する「材木屋カフェ」も、どうやら杉と人、人と人の縁結びの手段だと気づきました。

私は「場所をもつ」ことがしたいんじゃないようです。

たぶんこういうスペースがほしい人はたくさんいるだろうし、杉の、あんしんだなぁ、というエネルギーに、人のエネルギーを響きあわせたい。

人と自然があって、杉があって、仲間で手をかけて空間をつくって・・

“わかってくれる”
“わかりあおうとする”

そんな関係性があることが嬉しいんだろうなあ。

そんな関係性があれば、
もしかしたらどこにでも「材木屋カフェ」がつくれるのかもしれません☺️

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