湯川聡

出版予定の『大人になる前に知りたかった「この世界の仕組み」』を、出版前に分割販売。「社…

湯川聡

出版予定の『大人になる前に知りたかった「この世界の仕組み」』を、出版前に分割販売。「社会構造」「お金と仕事」「人間の仕組み」「裏社会」「未来予測と世界」「学問と知的活動」「生き方と人生」7つのテーマで、世界の仕組みを解説していきます。

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大人になる前に知りたかった「この世界の仕組み」

私は子供の頃、この世界の仕組みはどうなっているのか? 宇宙はどうやって始まったのか? 人間はどこからやってきて、どこへ向かうのか? 大人はどうして仕事をしているのか?ありとあらゆる疑問を感じ、その答えを探し続けてきた。 世界に対する感じ方は、子供の頃と大人になった後では全く異なる。子供は家庭において親から保護され、家庭や学校という狭い社会が「世界の全て」である。しかし、社会に一歩踏み出した途端、労働の義務や社会的責任、納税という苦難に満ちた人生が訪れる。 大人になると誰し

    • 自分を見つめ直すための56の質問

      どうして私はいまの生活を送っているんだろう? どうして私はいまの仕事をしているんだろう? どうして私は、こういう性格をしているんだろう? 私はどういう人間で、どういうことができるんだろう? 私はこれから、なにをやって、どういう風に生きたいんだろう? 誰でもふとした拍子に、「自分自身」のことが分からなくなるときがあるはずです。 「現在の状況」を作り上げているのは、「生まれ育った環境」「過去に選んだ行動」「生まれ持った気質と後天的に習得したスキル」なのです。 もし、

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      • 【第2章-お金と仕事の仕組み-第9節】資本主義を有利に生き抜くための、経済学とマーケティング

        [はじめに] 私たちが生きている「資本主義」という社会は、すべての物質や労力を「お金」で買うことができる非常に便利な社会である。 しかし、逆にいえば「お金」がなければ、食べ物を買うことも、住む場所を確保することも、誰かと遊ぶこともできない「残酷な世界」でもあるのだ。世の中を見渡せば、今日食べるものにも困るホームレスもいれば、一生遊んで暮らしてもビクともしない財産を持つ大富豪も存在する。ではその違いはどこにあるのだろうか? 子供から大人まで誰もが愛する「壱萬円札」に描

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        • 【第4章-裏社会-第7節】カルト宗教と洗脳

          玄関のチャイムが鳴り、扉を開けると玄関先には二人組の女性がいる。 彼女たちは冊子を取り出しながら、「あなたは悩みを抱えていませんか?」と、あなたに問いかける。 あなたは宗教の勧誘であることに気づき、「興味がない」と扉をしめようとする。 しかし、断っても、彼女はしつこく食い下がり、いかに素晴らしい宗教であるかを力説する。 あなたは断固として態度で、勧誘を断り、やっとの思いで、追い払うことに成功する。 誰でも一度は、同じような体験をしたはずである。 そのたびに、あなた

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          【第7章-生き方と人生-第7節】底辺から這い上がるための生き方

          社会の底辺で生きる人間たちは、どれだけ働いたところで、金銭的報酬が得られることはなく、先行きの見えない「絶望のトンネル」の中でもがき苦しんでいる。「金があるからと言って幸せとは限らない」という言葉をそこら中で耳にするが、心の底から納得してる人間は極めて少ないだろう。「お金がない状態」に置かれている底辺の人間にとっては、「金がなければ何もできない」ことは十分に理解しており、そこから脱却する方法を四六時中探しているはずだ。 インターネットや自己啓発書には、「転職や独立をすれば経

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          【第7章-生き方と人生-第7節】底辺から這い上がるための…

          【第2章-お金と仕事の仕組み-第1節】お金の歴史と本質:Moneyとは何か?

          私達は物心が付いたときから、毎年正月になればお年玉をもらい、お菓子やおもちゃを買うために、期待を胸に玩具店や駄菓子屋に向かう。お店では、手持ちの小遣いで購入できる商品はどれだろうと、予算に応じて商品を選択する。購入可能な商品が決定すると、「小銭や紙幣」を店員に渡し、その引き換えとして「商品」を渡される。 やがて成長した子供は、アルバイトや会社員として労働に従事し、支払った労働の成果に応じて、給料日に「お金(給料)」を受けとる。支給される金額は人それぞれだが、限られた予算の中

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          【第2章-お金と仕事の仕組み-第1節】お金の歴史と本質:…

          【第3章-人間の仕組み-第3節】文字の発明とミーム

          [はじめに、Memeとは何か?] ミーム(Meme、模倣子)とは、リチャードドーキンスが1976年に「利己的な遺伝子」の中で初めて言及された概念である。人間をはじめとする生物は遺伝子(Gene)によって、次の世代(子孫)に生命の設計図や本能を継承するが、遺伝子情報には掲載されない情報も備えている。 例えば「文化、思想(宗教・マルクス主義)、言葉、音楽、科学理論」などは、「遺伝子には記録されない情報」であり、生まれつき習得することができない情報と言える。 仏教の開祖である

          【第3章-人間の仕組み-第3節】文字の発明とミーム

          【第2章-お金と仕事の仕組み-第8節】ビジネス書では教えてくれない具体的なお金の稼ぎ方

          自己啓発やビジネス書には、人生や仕事に付き物である、「恐怖」「悩み」「挫折」「障壁」から解放するための「考え方」や「行動指針」が記載されている。しかし、どれだけ自己啓発書やビジネス書を読み込んだところで、なぜか仕事や人生が好転せず、さらに書籍を買い続ける・・・というサイクルに陥った人は意外と多いはずだ。 私も若い頃には「名著」と呼ばれる「自己啓発書」や「ビジネス書」を、片っ端から買い漁り、学校や職場では教えてくれない「人生の攻略法」に心を強く動かされた経験を持つ。私がこれま

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          【第2章-お金と仕事の仕組み-第8節】ビジネス書では教え…

          【第1章 -社会構造-第6節 】底辺が底辺である理由

          世の中にはどれだけ働いても生活が楽にならず、家賃や生活費を支払うので精一杯な苦しい生活を送る人々が存在している。彼らは世間から「社会の底辺」と呼ばれており、中流階級以上の人間達は彼らの境遇を嘲笑している。底辺は自分自身の環境に満足しているはずもなく、一刻も早くいまの環境から抜け出そうともがき苦しむ。しかし、そんな彼らはなぜ底辺に没落したのだろうか? もちろん、自然災害や不運な事故によって没落した人も居るだろうが、多くの場合は「自身の生活習慣」が招いた問題である。底辺が底辺で

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          【第1章 -社会構造-第6節 】底辺が底辺である理由

          【第4章-裏社会-第2節】水商売と風俗業界

          《第4章-裏社会-第2節:水商売と風俗業界》 日本全国どこを見渡しても、規模の大小はあれども、人口が多い土地には必ず「歓楽街」が存在している。全国の主要な繁華街としては、「すすきの(北海道)」「小名浜(福島)」「「大宮(埼玉)」「栄町(千葉)」「歌舞伎町、池袋、秋葉原(東京)」「福富町 (神奈川)」「梅田、飛騨新地、難波(大阪)」「錦三丁目(名古屋)」「中洲(福岡)」「国際通り(沖縄)」などが知られている。 これらの歓楽街には「ラーメン店」「焼肉屋」「居酒屋」「BAR」「

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          【第4章-裏社会-第2節】水商売と風俗業界

          【第2章-お金と仕事の仕組み-第6節】仕事とはなにか

          私たちは高校や大学を卒業した途端、社会人の一員となり、労働という義務を負う必要がある。一般的な職業を例にあげても、会社員、自営業、経営者、弁護士、作家、料理人、お笑い芸人、アスリート、ミュージシャン、デザイナー、など様々である。 「職業の数だけ人生がある」と言っても過言ではなく、職業とは生き方そのものである。そのため、多くの学生は「自分には何が向いているのか?」「どの仕事を選べば幸せになれるのか?」という迷いを感じているはずだ。 [学生が憧れる職業] 10代の学生は、メ

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          【第2章-お金と仕事の仕組み-第6節】仕事とはなにか

          【第2章-お金と仕事の仕組み-第5節】お金に対する考え方

          [ お金は人生の全て?] 私たち日本人は、家庭や日常会話において、お金に関する話題を避けがちである。唐突に「あなたの年収はいくらですか?」「あなたの貯金額はいくらですか?」と質問されれば、多くの人達が不躾で無礼な人間だと思うだろう。家庭や学校においても、子供に対して職業内容や職位は自慢しても、給料の金額や貯金額を大っぴらに話す親は少ない。 「お金よりも大事なものがある」「お金では買えないものがある」「愛や家族、相手を尊重する気持ちこそが大事なのよ」と主張する両親が、仕事に

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          【第2章-お金と仕事の仕組み-第5節】お金に対する考え方

          【第1章-社会構造-第3節】社会インフラとプラットフォーム

          IT系のベンチャー起業で成功を目指す若者たちは、「スティーブ・ジョブズ」「マークザッカーバーグ」「ジェフベゾス」などの創業者に憧れる。なぜベゾスやジョブズは、これだけの名声を獲得し、世界有数のお金持ちになることができたのか? その秘密は「社会インフラ」と「プラットフォーム」という2つの視点から、社会構造を見ていくことで、その仕組みを理解することができる。企業やサービスの名前を知っているだけでは意味がなく、「仕組みと構造」を理解することではじめて、彼らに近づくことができるので

          【第1章-社会構造-第3節】社会インフラとプラットフォーム

          【第1章-社会構造-第2節】学歴と職業選択

          「ちゃんと勉強しないと、ロクな仕事に就けない」家庭や世間において大人から子供へと伝えられるこの言葉には、どんな意味が含まれているのだろうか? 子供は漠然としたイメージの中で、何となく進学校や大学を目指し、「いい学校」「いい会社」に入ることを目的とする。しかし、別な大人は「良い大学や会社に入ったところで幸せになれるとは限らない」と子供たちに吹聴する。 一体どちらが正しいのだろう?彼らは嫉妬心から上流階級の人間たちを貶しているのだろうか?不思議なことに、一流大学を卒業し、一流

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          【第1章-社会構造-第2節】学歴と職業選択

          【第1章 -社会構造-第1節 】現代社会の実態と社会階級

          突然だが、簡単に私の自己紹介させて頂こう。私は(経済的な意味では)平均的な中流家庭で育ち、不幸な偶然が重なり社会の底辺に没落した。そこからとあるきっかけで裏社会へと足を踏み入れ、努力と運によって世界トップクラスの外資系企業に就職することが出来た。せっかく掴んだチャンスを逃すまいと、自分の持てる力を全投入し、全社トップの成績を達成し表彰されるという、一風変わった経歴の持ち主である。 このように「中流階級→社会の底辺→裏社会→超一流企業」と全く異なるコミニュティを転々とする中で

          【第1章 -社会構造-第1節 】現代社会の実態と社会階級