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音楽から宇宙旅行まで!ヴァージン創業者リチャード・ブランソンに学ぶ【聴く力】リーダーシップ

(写真: リチャード・ブランソン - Wikipedia)

音楽、映画館、航空、鉄道、金融そして宇宙旅行。猛烈な勢いで事業を立ち上げてきたシリアルアントレプレナー(連続起業家)リチャード・ブランソン。

彼が著書「ヴァージン・ウェイ」で語った事業を成功させるためのリーダーシップ論。その秘訣は聴く力にあるらしい。

ちなみに私は、強いリーダーでは無いです。自分の強いリーダーのイメージは、ビジョンがあって、プレゼンがうまくて、タフネゴができ、コミュニケーション力もある。。。という具合。私には何も無かった。

そんな私が縁あって、スタートアップにずっとこだわって生きてきて、日々すごく悩みました。

例えばスタートアップの創業者は、社長、取締役、大株主のようなパターンになることが少なくなく、ポーカーでいえばロイヤルストレートフラッシュ状態。

一方私の手札は良くてツーペア状態。ロイヤルストレートフラッシュ創業者に、ツーペア社員がどのように伍して仕事ができるのか。

リチャード・ブランソンの本書は、私のような悩みを抱える起業家や経営者にとって示唆に富む内容となっています。

そこで私なりに、リーダーシップや事業運営で参考になるであろうポイントを

1.リーダーシップとコミュニケーション

2.組織

3.メンター

の3つに分けて書き出しました。「強いリーダーじゃない私がリーダーシップを発揮するためにはどうしたら良いんだろう?」「会社はじめたけどなかなか頼れる人がいないんだけどどうすれば良いんだろう?という悩みがあるかたは、必読の書です。

ヴァージン・ウェイ R・ブランソンのリーダーシップを磨く教室

1.リーダーシップとコミュニケーション

ヴァージンのリーダーシップの各特徴を支えているのは、リーダーの聴く力である。それが途方もなく重要だ。
耳を傾け、ノートをとり、常に新しい目標を立てる。アイデアは書き留めないと雲散霧消する。聴く文化は課題を解決する。
権限移譲し、家族との時間を増やす。自分の弱みを補う人を雇い、苦手な仕事をやってもらえば、今後の計画作りに時間が割けるし、家族との時間が増やせる。
誰かと30分話して、相手に25分しゃべらせれてあげれば、その人はあなたが話し上手と感心して帰ってゆく。
社員に演説するのではなく、互いに語り合うような堅苦しくない場を積極的に設け、注意深く耳を傾けると、ほとんどの社員は昇進よりやる気アップにつながる。長期の顧客ロイヤルティーを生み出すという点では、独創的な満足のいくサービスを提供するより、問題があったときすばやく的確に対応するほうが効果的である。
ユーモアのセンスがあり、楽しくて友好的で気がつく人なら、チームワークを理解し、他のメンバーを助けることができる。

2.組織

グーグルがプロジェクト・オキシジェンで発見した【仕事をやめる理由3つ】。1.ミッションに共感できない。自分の貢献が認められない。2.同僚と合わない。3.上司がひどい。
起きている時間のほぼ半分を過ごす職場で、自然と楽しい時間を送れないとしたら、いったいなんのための職場なのか?
【縦割り病チェック】普段自部門以外の社員と話す時間が25%以上無い。他部門の責任者に状況報告を頻繁にしていない。

3.スタートアップとメンター

自分が頭が良い、個性的なコンセプトを新しく思いついたとしてもスタートアップには優れたメンターが少なくとも1人は必要。アナログだろうがデジタルだろうがビジネスの基本はそっくりだから、(あなたがやろうとすることの)経験者は必ずいる。
理想的なメンターは、あなたが実現したいことを実現してくれる、いっしょに飲みに行っても良いと思える人。そういう人がいたら、手を貸して欲しいと迷わず依頼しよう。
起業家とは1人で事業を進める人種と思い込む人が多いが、他人の力を借りずにアイデアを実現させた起業家はまずいない。成功にはコラボレーションが必要。


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