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【不妊に悩む私に夫がかけてくれた言葉と私の本心】

普段は既婚者感がなく、主婦感もない私ですが!笑

実は、2013年に結婚、今年の9月で5年目になります。子供はまだ授かっていません。
かといって、嘆いたり焦ったりはしていません。

でも、以前は悩んだり、泣いたり、身近な人(特に自分の親)の心無い言葉で苦しんだりしていました。

今はむしろ前向きで、自分の気持ちもはっきりわかっていて、受け入れていて、子供がいないことで沢山の大切な時間を夫と過ごしています。

そこに至るまでの話をします。
(今はフリーダム!ハッピー!なので
あまり深刻に受け取らなくてOK!笑)

結婚1年目のときに、子どもが授からなかったので婦人科に行って検査した。子宮がん・子宮頚がんなどの検査もした。結果は異常なしだった。
だけど女医さんに言われた一言が、私の「まだ大丈夫。」という気持ちを一変させた。

女医「結婚1年ですか...。通常に営みされてて授からないのは、問題ですね。お二人で検査する必要があります。」

私「え、まだ1年なのでこれから...」

女医「知ってますか?不妊症は通常1〜2年で、夫婦の営みをしているのに自然妊娠できないことを言います。つまりあなたは不妊症ですよ。」

『不妊症』...
よく耳にしていた言葉であったが、自分自身のことを言われてとても胸が苦しくなった。重石がのしかかったような感覚に陥って一瞬呼吸するのを忘れた。

なぜそうなったのか、今はもうそんな気持ちにはならないけど..

『あなたは不妊症』=『女として不能・価値がない』
そんな風に言われてる気分がしたからだ。
「結婚したら、子どもすぐできるでしょう♪」と考えていた私たは衝撃すぎる言葉だった。

実際は、不妊症には様々な要因がある。

子宮の形なども異常なし、でも医者に『不妊』と言われた日から、何をするにもその言葉ばかりが脳裏にこびりついて集中できなかった。
一人で抱えこんでしまうことが多いわたし。
夫に言うか言わまいか。
伝えるにしてもどう伝えたらいいのか。嫌われてしまうんじゃないのかな?と一人でずっと出口の迷路をさまよっていた気分だった。

伝えなきゃ始まらない...
もう嫌われても、それでいい。
覚悟し、決心して、不安な気持ちを夫に伝えた。

私「この前ね、婦人科に行って色々検査してもらったの。」

夫「うん、そうなんだ。」

私「それでね...、なんかね、あれなんだって、えっとね、不妊だって言われた...」
泣くことを堪えて俯く私。

夫は一瞬無言になった。
そして口を開いた。
夫「大丈夫。焦らなくていいよ。焦って落ち込むゆきちゃんを見たくない。ぼくは、子どもよりゆきちゃんが一番だし、むしろいっぱい二人の時間が過ごせる!」

私はそれを聞いて拍子抜けした。
続けて夫は微笑んで言った。

夫「聞いたことがあるんだけどね、仲良すぎる夫婦は子どもができにくいんだって!」

私「そうっかぁ。ラブラブすぎるんだね!」

夫「ゆきちゃんは二人の時間もっと過ごしたいと思わない?」

私「思う!いっぱい二人の時間過ごしたい!」
重く熱く目に溜まっていた涙が、いつの間には嬉し涙へと変わった。
こういうところが私が大好きな夫の良さなんだぁ。
落ち込みがちで悩みがちな私をいつも底なし沼に埋もれる前に引っ張り出してくれる。

そんな夫を尊敬しているし、誰よりも大好きだ。

今もこの時も夫婦の関係は良好最高。

だけど、自分の両親は違った。
私を焦らす。会うたびに焦らす。

年の差15歳で夫はその時40歳だった。

親がわたしと会うたびに、相手に原因があるんじゃないのかとか、子どもできない方が何かとトラブルになった時に都合がいいから相手が治療しようとしないのではないかとか...もう「なんでそんな考えができるのか理解できない」ほどのことを色々と私の両親から言われた。

思春期から両親は人間関係の中で一番苦手で、この時は相談しなきゃよかったとすごく後悔した。

親だから心配してる気持ちはわかるけど、夫のことを悪く言われることに対して憤りを感じた。
実は去年まで妊活妊活!治療治療!って言われ続けてきた。笑

去年(結婚4年目)
ついに両親に対して、私が爆発した。
『正直に本心を言うと、私はどうしても子どもがほしいというわけじゃない。これから例えば子どもが授からなかったとしても、私はたぁくん(夫)と一緒にいる。人生で見つけた一番大切な人だから。もし無理して授かったところで、夫婦の関係がもつれたら本末転倒だし、そうなるくらいなら子どもができなくてもいい。結婚してるのはわたしだから。自分の人生は自分で責任負います。だから過剰な心配はもうして欲しくない。解放してほしい。』
涙ながらうったえて、思ってることを全部言った。

それを見た母親は「わかった。それならもう、何も言わない。」と真剣な顔で言ってくれた。

価値観が違う人からすれば、きっと私はとんだ親不孝娘で、呆れるくらいバカな娘でしょう。

でもね、私の人生は私のだから。
選択するのも私だから。

授からなかった今だから充実してることもたくさんある。
今だからできたこともたくさんある。
絵を描き続けられる。
発信し続けられる。
自分の時間もあって、夫とのんびり過ごす時間もある。

ミスチルのライブに行ったり、映画デートしたり、キャンプに行ったり、深夜までポップコーン食べながらPCでプロレス観戦したり......

超絶フリーダム!
だから、リラックスできて、充実もしてる。
**『幸せな時間がいっぱいある』 **

毎日イキイキと生きている。
**見えない不安に怯えて立ちすくむより、小さな幸せををたくさん感じて今を生きていきたい。 **

もし、似たような悩みを抱えてるひとがいたら、伝えたい・・・

いろんな女性がいて、いろんな考えがあるから、きっと私のこの考えを理解できないひともいる。
それぞれの環境や取り巻く人たちも違うので、それでいいのです。

いろんな形の野菜があるように、私たち人間もいろんな心の形があって、色んな色を持っているから、『こどもがいない』ことで自分を蔑んだり、異常だと思わったりしないで🍀** **

そして、なによりも隣にいて支えてくれるあなたの大切なひとを見失わないで☺︎その人があなたのパートナー、夫であれば、最初に確かめ合った気持ちを思い出してみてほしい。きっと大切な柔らかくて暖かくてきらきらした気持ちが感じられるはず。

わたしは、子どもがいない
いまだからこそ、めいっぱい心と体で
夫婦二人の時間と幸せを感じるよ♪

いつか授かったらラッキー♪
それくらいの思いでいる。
女性にだって色んな生き方があってもいいじゃない☺︎

子どもがいなくても胸張って生きる。
恥ずかしいことなんかじゃない☺︎


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