【英語学習】洋書多読で挫折を繰り返さないためにできること
学生の時に一度挫折した『ハリーポッターと賢者の石』の英語版を、数ヶ月以上かけて読み終えることができました。
せっかくなので、過去に挫折してしまった原因と、今回は読破できた理由と思われるものを書き残しておきます。
これから英語多読に挑戦する方の何かの参考になればと思います。
順を追って挑戦することの大切さ
今思えば、いくら映画が好きだからと言って、いきなり厚みのある紙の洋書に手を出したのが読破に至らなかった大きな原因のひとつでした。
絵本→短編→ラダーシリーズのように順を追って挑戦していたら、もっと「長編を読み終えた自分」を想像しやすかったかもしれません。
読んでいない部分のページの厚みに圧倒されてしまっていた部分もありました。
今回は、ハリーポッターを読む前に絵本→文字数が多めの漫画(Langaku)→30ページほどの短めのお話と順番に読む経験を積んでいました。
Langaku(英語でマンガを読めるアプリ)で20万語以上読めた、という目に見える形での結果があり、「それならそれよりも少ないページ数のハリポタ原著だって読めるよね」という自信につながなたのだと思います。
*1作目の『ハリーポッターと賢者の石』は77,000語だそうです
多読の経験を積ませてくれたLangaku、ありがとう。
千里の道も一歩からと言いますが、自分の持久力と英語レベルに合わせた本を選んで読書の習慣を作り、少しずつ難しいものに挑戦していくのがおすすめです。
電子書籍のいいところ
もうひとつの挫折の原因は、紙の本を選んだこと。
たしかに紙の本には紙の本だからこその良さがありますが、よほどのこだわりがないのなら、学習言語は電子書籍を使って読む方が楽だと感じています。
Kindleなどの電子書籍の場合、わからない単語に印をつけておくことも、そのページに留まったまま辞書検索をすることもできるからです。
もちろん、多読の一環として洋書を読むなら調べる単語は少ないに越したことはないのですが、電子書籍なら分からない単語が出てきても立ち止まる時間が短くてます。
おかげで没入感を保ったまま読み進められました。
読書仲間はだいじ
Xで投稿する感想を見てくれそうな相互さん、所属する読書会のメンバー、誰でも良いので同じ作品を読んでいる方や読書仲間がいるとモチベーションにつながることもあります。
進捗や感想を共有する読書会に参加していたことで、時間がかかっても最後まで読み切ろうという気持ちが芽生えました。
洋書多読のおともにおすすめ『英語でオノマトペ表現』
「にこにこ笑う」「てきぱき動く」「がつがつ食べる」日本語だとオノマトペを使うような単語を、英語だとどう表現するのかが載っている本です。
動作を表す英単語のニュアンスを知っていると、登場人物たちの表情をより鮮明に、豊かに想像できるような気がしてきませんか。
必須というわけではありませんが、長めの洋書に挑戦する前に知識として目を通しておくと「あの本で出てきた単語!」という理解にもつながります。
コラムも面白いので、余裕があればぜひ。
ハリポタ読破を諦めた高校生の頃の私へ
最初の10数ページ読んでみた時に全く歯が立たなくて、知らない単語ばかりが並んでいるように見えて諦めてしまったあの頃の私に、「もう1度読んでみようと思えるタイミングが来るから大丈夫」って言ってあげたい。
賢者の石を読み切って、そう思うようになりました。
ちょっと今の自分には難しいなと思ったら、またやる気が湧いてくるまで一旦寝かせておくのも手です。
この記事を読んだあなたにも、素敵な読書体験が待ち受けていますように。
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