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雑記(ややネガティブ)

この3月をもって私は大学生活を終える。学業だったりサークル活動だったり趣味だったりと様々なことに手を出した4年間だったが、このnoteもその1つと言える。そのため大学生活を終える一つの節目として、今考えていることを記事に残しておきたいと思った。noteを始めてからというもの、ほとんど記事を投稿しない時期もどっぷりとハマって毎日投稿していた期間もあったが、私の生活の備忘録のような存在となっていたのは間違いない。時間が経って見返したら面白いかもしれない、と思っている。書いた記事は当初思っていたよりも多くの人に読んでもらえて、かつ反応ももらえていて驚いているが率直に嬉しい。決して皆さんに何かを与えられるような記事は書けなくとも、なにかを書くという行為は重要な意味を持つと思っているから今後も読んでくれると嬉しい。

振り返ると大学生活はコロナウイルスにより最悪のスタートを迎えていたが、今ではなんとか満足できる点数はつけられるような気がしている。サークル活動も学業も充実していたように思える。学生団体の代表も務めたし、単位もひとつも落とさなかったし、TOEICも890点取ったし、友達たくさんできたし、基本情報技術者試験にも合格した。目に見える部分を切り取ってもなかなかに評価できる。
就職活動だって、上手くいかなくてどうしようもない、という状態には全くならなかった。3年生の頃から取り組んで、早期に内定をもらい、精神的に余裕を持って進められたし、最後選んだ内定先も特に不満はない。
ただ、だからなんなんだ、と思う。
なにに取り組んでいても、なにを得ても中身は空っぽな気がしてならない。
結局こんな感じで無難で当たり障りのない人生なのかもしれない、なんて1人悲しくなる時もある。傷つきたくはないのに自分で自分にナイフを向けることはよくやる。向き合う覚悟もないのに。俺は内臓をひっくり返すほどになにかと正面から向き合ったことがない。高校受験や大学受験だって逃げられるところは逃げた。大学の単位だって楽なものを多く取った。自分に都合の良い嘘は数え切れないほど吐いてきた。あれだけ頑張るといったサッカーも中学で辞めた。読むと決めた小説も机の端に無造作に積まれるばかり。少し気分に合わないと思ったら音楽も途中でスキップする。漫画だって完結まで買わない。休日は信じられないほどのダル着で出かける。予定に遅れても仕方ないと思う。生きているけど明日も生きたいと思って寝ることはないし、死にたいと思うこともない。

惰性でYouTubeの動画をスクロールしているときにある経済学者が「あなたたちの人生は大したものにはならないから安心してください」みたいなことを言っていて、確かにそうかもしれない、と思ってしまった。でも大したものにしろよ。と思う。なんとなく好きなことして、必要最小限のお金を稼いで、最低限の食事を胃に流し込むだけの人生ならさっさとマンションのベランダから身を投げてしまえよ、とすら思うときもある。中学受験に失敗して吐くほど泣いた経験も、時間を忘れて寝食忘れて読んだ小説も、負けたら引退が決まる部活の試合に負けるどころか試合途中で負傷交代させられたことも何も残っていない。飢えて、いない。自分のことすらもわからないまま、その目はくすんでしまい、なにもしらないできれいなまま死んでいく。希望も絶望も知らないままで死ぬ。人生を思って1人悲しむ権利は今の俺にはない。が、今の俺は死ぬことすら許してやらないからね、と思っている。最近考えていることの一つに世の中のすべてはあるべき場所に帰着する必然論的考え方があるが、逆らいたいと思っている。俺の人生の結末が先行要因によって予め決められていることなんてあってたまるか。何も残っていないわけもない。

思い出はあなたの身体を内側から温めてくれます。でもそれと同時にあなたの身体を内側から激しく切り裂いていきます

村上春樹「海辺のカフカ(下)」

もう充分に切り裂かれたのだから許しを請う。いまの自分はそこまで悲観的ではない。将来の期待に胸を躍らせている、とまでは言えないが小躍りくらいはしている。

僕らはみんな、いろんな大事なものをうしないつづける

村上春樹「海辺のカフカ(下)」

作品の中ではうしなった大事なものは記憶として頭の中の小さな部屋にしまわれる、という話だったと思う。この作品のおかげで過去を受け入れることから逃げなくなったように思える。ただし一丁前に人生を振り返る資格なんて今の俺にはない。自分が敷いたレールを進む覚悟はできた。大した人生だったじゃんと得意げな顔をして死んでやる。ひとまず、夢とか目標があるといいと思ったので「150歳まで生きる」ことにした。中身、空っぽじゃないよ全然。陳腐だけど、こうやって過去のネガティブを書くことになってしまったことも重要な意味を持つんだと思う。

こんな感じで帰着する予定はなかったです。まとまらないので雑記として。

またいつか!

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