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問いのデザイン論

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「問いのデザイン」に関する研究メモ、エッセイなどをまとめていきます。
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記事一覧

【『問いのデザイン』のB面】新刊『パラドックス思考』に込めた“矛盾と遊ぶ”効能

最新刊『パラドックス思考:矛盾に満ちた世界で最適な問題解決をはかる』が2023年3月1日に発売…

安斎勇樹
1年前
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【裏話】新刊『問いかけの作法』に凝らした3つの工夫

新刊『問いかけの作法:チームの魅力と才能を引き出す技術』が12月23日に発売され、早速全国の…

安斎勇樹
2年前
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HRアワード2021 書籍部門 最優秀賞を受賞しました!そして、新刊『問いかけの作法』に…

この度、拙著『問いのデザイン』が日本の人事部「HRアワード2021」の書籍部門 最優秀賞を受賞…

安斎勇樹
2年前
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創造性を支える「観察力」をいかに鍛えるか?

12月発売予定の安斎の新刊『問いかけの作法』では、チームのポテンシャルを引き出す「問いかけ…

安斎勇樹
2年前
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書籍『問いのデザイン』4.2万部&電子書籍化決定!新刊『問いかけの作法』について

2020年6月に『問いのデザイン』を出版して以来、10月1日は「と(10)い(1)=問い」とかけて「…

安斎勇樹
2年前
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新刊『リサーチ・ドリブン・イノベーション』予約開始! アイデアの可能性を拡げる探…

昨年から書き進めてきた新刊『リサーチ・ドリブン・イノベーション:「問い」を起点にアイデア…

安斎勇樹
3年前
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探究の戦略(Strategy)と戦術(Tactics)

ここ最近はもっぱら"探究"というキーワードについて思索を巡らせています。 教育の領域では「探究型学習」「探究的な学び」などが普及して一般的なワードになりましたが、これからはビジネスパーソンのキャリア戦略においても、企業のイノベーション論においても、探究の考え方が鍵になるのではないかと考えています。 探究を"日常化"する重要性"探究"と"研究"は何が違うのか?という定義の議論はまた別の機会に譲りたいと思いますが、これまでビジネスにおける"研究活動"というと、ビジネスパーソン

自分の服装に、自分で点数をつけられるか?

先日、CULTIBASE Lab「問いのデザインゼミ」にコルクの佐渡島庸平さんにゲストにお越しいただ…

安斎勇樹
3年前
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書籍『問いのデザイン』を書くときに工夫した3つのことと、発売後に感じた反省点、今…

新年あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いいたします。 2020年は書籍…

安斎勇樹
3年前
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漫画でわかる問いのデザイン

拙著『問いのデザイン』を出版してから半年、想像以上に多方面から反響をいただいています。あ…

安斎勇樹
3年前
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【3万部突破!】書籍『 #問いのデザイン 』増刷決定【今後の展望について】

6月に発売された書籍『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』(安斎勇樹・塩瀬隆之…

安斎勇樹
3年前
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大喜利から学ぶ #問いのデザイン IPPONグランプリのお題の9パターン

人間の創造性のメカニズムは、身の回りのさまざまなソースから学ぶことができます。特に私は大…

安斎勇樹
3年前
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【増刷決定!1.5万部】『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』発売中

新刊『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』(安斎勇樹・塩瀬隆之著 学芸出版社)…

安斎勇樹
3年前
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"問いは、「良い答え」を導くためのものである"...は本当か?

なぜ問いを立てるのか。問いのデザインはなぜ重要なのか。問いをデザインすることの意義については、さまざまな意見があるように思います。 たとえば、問うことは人間の本能に近い営みのため、問うことは、生きることである、という意見もあるでしょう。ジョン・デューイも人間の根源的な衝動の一つに「探究的衝動」を位置付けていましたから、私自身もその考え方には共感するところがあります。 他方で、私が問いについて「デザイン」という言葉を使う際には、デザインの基礎的な態度である「問題解決」に主眼