ウェブサイトリニューアルの裏話

2019年3月13日にリニューアルしたミミクリデザインのウェブサイト、もうご覧いただけましたでしょうか?まだの方、ぜひ見てください!

ディレクションとデザインをお願いしたのは、デザインコンサルファームのDONGURIさん。いま「ヤバイデザイン会社」として注目を集めているDONGURIさんは、クリエイションにおける「遊び心」の重要性はもちろん、ワークショップのエッセンスについても深く理解してくれている貴重なパートナーで、ミミクリデザインの組織デザイン(事業の体制や人事制度などの構築)も含めてコンサルティングをしていただいています。心強い!!

トップページのデザインの意味

トップページのデザインは、何度も議論を重ねながら生まれたアイデアです。キービジュアルである傘や紙飛行機などそのものには深い意味はないのですが、背景で動く斜線が、異なるモチーフを当てるとまったく違った意味(雨、風、波)に見えてくるところが、今回のデザインのこだわりです。

ミミクリ(mimicry)の本質は「見立て遊び」であり、同時に"日常を非日常から捉え直してみる"というワークショップの本質でもあるため、トップページではその視点の転換を体験していただくことを意図しています。(さらにトップページをもうすこし下にスクロールすると…、この斜線の意味も、リフレーミングされたでしょうか?)

日の目を見なかった"ボツ"案

さて、このデザインはとっても気に入っているのですが、実はここにいたるまでには紆余曲折がありまして、どうしても最後まで心惹かれ続け、けれども残念ながら「ボツになったB案」があったのでした。それが、こちら。

いかがでしょうか。そう、左は「耳」ですね。ちょっとギョっとしますね。なぜ突然の「耳」なのか。も、もしかして..ミミクリデザイン..ミミクリ....ミミ.....クリ....................。なるほど、ダジャレやないかーい!!

と思いきや、実はこれ、右は「栗」ではなく「ウニ」なのだそうです。言われてちゃんとみれば、確かに。僕も最初に見たときは「なるほど、"耳栗デザイン"ってことねw」と、完全に騙されました笑。

人間がいかにバイアスにとらわれているか。現代の企業イノベーションにおいて必要とされている、暗黙の前提、固定観念からの脱却。遊び心からの視点の揺さぶり、パラダイムシフト。まさに"ワークショップらしさ"を体現していて、なんて素晴らしいデザインなんだんろう。社内のメンバーも感激、大絶賛し、最後の最後まで「耳ウニ案でいけないだろうか??」と議論を重ねたのですが...、断腸の思いでボツにしたのでした。ちなみに理由は「企業からの依頼が減りそうだから」。無念です。

追伸:ちなみに、リニューアルしたウェブサイトには、アクセス10回に1回の確率で、ボツになったウニの亡霊がどこかに出現する仕様になっているので、是非探してあげてください。(自分も公開後まで知らされていませんでした。DONGURIさん、ヤバすぎる!)


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安斎勇樹

株式会社ミミクリデザイン代表取締役/東京大学大学院情報学環特任助教/ワークショップデザイン論を主軸に社会の創造性の土壌を耕す多様なプロジェクトを推進/著書『協創の場のデザイン』『ワークショップデザイン論』ほか http://mimicrydesign.co.jp/

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