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今月の書籍ランキング #8

ようやく8月のランキングを書けました!
相変わらずスキマ時間で本を読んでばかりいたのですが、noteを書くのだけは、どんどん後ろ倒れていってますね…がんばります。

9月に入って、だんだん夜は涼しくなってきて、次第に夜も長くなりますので「読書の秋」に向けて、ぜひ今回のランキングも参考にしてください!

それでは、ご覧ください。

【ルール】
1,漫画は入れない
2,小説は入れない
3,その月に読了したもの

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10,コトラーのマーケティング4.0:フィリップ・コトラー
そもそも、なぜ今まで選んでいなかったのか。
というツッコミが入りそうなほどメジャーな本だったので、反省しながら粛々と読ませていただきました。

今更な方も多いと思いますが、改めて、今の時代のマーケティングを表す「マーケティング4.0」には…
"カスタマージャーニーのあらゆる面をカバーするために、人間中心のマーケティングをどのように深化、拡大すればいいか"という点について書いてあります。

小難しいですね。
要はマスだと通じなくなってきたので、「顧客それぞれに則したマーケティングが重要だよ」と私は解釈しました。

内容自体がちょっと前ですが、普遍的な要素を確認できますし、マーケティングの復習ができると思って読むのもアリかなも思います。

・いいな、と思ったフレームワーク「5A」
Aware(認知):広告や口コミ
Appeal(訴求):ブランドを引きつけるメッセージ
Ask(調査):そのブランドを調べたり、人に聞く
Act(行動):購買やアフターサービスを通じたエンゲージ
Advocate(推奨):ロイヤリティを感じてもらって、再購入や他者へのお薦め


9,ハイ・コンセプト:ダニエル・ピンク
これからの時代に必要な概念を学ぶ本です。SNSマーケティングをやっている人からしたら「えぇ、まぁそうですよね。」という内容が多いかもしれませんが
「逆に!SNSマーケティングが重要だから、ちゃんとフレームワークを理解しよう!」という感じです。

・新しい時代を動かす力
ハイコンセプト:パターンやチャンスを生み出す能力
ハイタッチ:他人と共感する能力

・仕事と生活に満足を得るセンス
デザイン、物語、調和、共感、遊び、いきがい

この中身について知りたい方は、ぜひ読んでみてください。


8,PIXER:ローレンス・レピー

2019年は六本木で「PIXER展」があって、「トイストーリー4」の上映もありました。どちらにも足を運んで、この本を選ぶくらいPIXARマニアな私ですが、かなりこの本は面白かったです。

内容としては上場前のまだまだ無名だったころのPIXARをメジャーにしていくまでのストーリーなのですが、スティーブジョブスの意外な一面が垣間見れたりします。

モノづくりをする会社における企業文化の大切さや、IPOを目指す生々しい部分が非常に楽しいです。


7,
THE MODEL:福田康隆
一括りにマーケティングと言ってはいけないくらい、営業も細分化されていることを知った本でした。
僕はあまりこういったことを勉強してきておらず、リード獲得から受注まで全て「自己完結型」で考えてきていたので、かなりメンバーには苦労させてきたのだなと、まずは反省しました。

リードから受注までのプロセスを知ることや、リードの捉え方を理解することで、効率より戦略に則した動きができるのうになると思いました。

ベンチャーや規模が大きくない会社や、営業支援ツールを利用していなくても、必ず役に立つ概念です。


6,ZERO to ONE:ピーター・ティール
PayPalを作った作者の「事業の作り方」を学べる本でした。先にリーンスタートアップを読んでいたので、面白かったです。順序としてはこちらが後で良かったなと思います。

どちらの考え方も素晴らしいし、当然だなと思うところもあるので、ベンチャーでチャレンジする上で、バランス良く考えたほうがいいなと思いました。「そりゃそうだ。」と感じることが多いかと思いますが、ぜひどちらも読んでほしいなと思います。

・忘れてはいけない言葉
1,ビジネスにおいていちばん大切な仕事とは新たな価値を創造すること
2,20人目の社員は会社に入社するとき、どんな理由を言うか想像する
3,必ず計画すること。どんな計画でもないよりはマシ


5,岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。:ほぼ日刊イトイ新聞
任天堂の社長だった岩田さん。どんなにマインドだったのか、どうやって作品を残してきたのか、様々なエピソードを元に「MOTHER 2」を担当していた糸井重里さんが監修して出来た本です。

従業員と定期的に1 on 1のMTGを繰り返してチームビルディングを行う人に寄り添った経営を行う一方で
エンジニアとしても優秀で、自分で手を動かしてゲーム作りをしていました。

優先順位を付ける(確固たる判断基準)ことで、合理性を担保する経営方法はチームを引っ張っていく推進力になるし、普遍的な要因だと思いました。
また、「複数の問題を一気に解決するもの=アイデア」呼ぶ姿勢は僕にとってものすごく腹落ちする内容でした。


4,地頭力を鍛える:細谷 功
会社のコンサルティング会社出身のメンバーがいるのですが
問題解決とかMECEの概念を勉強できるお薦めの本を聞いて
教えてもらったのが、こちらです。

「地頭が良い」という言葉があるりますが、これが何を指すのか。センスや持って生まれたモノではなく、鍛えることができるのか知ることができます。

この本では地頭→考える力と定義していて、その構成要素を「結論から考える:仮説思考力」「全体から考える:フレームワーク思考力」「単純に考える:抽象化思考力」に分解しています。

その他にもフェルミ推定の考え方や好奇心の養い方など
幅広く知ることができます。


3,「ついやってしまう」体験のつくりかた:玉樹真一郎
まさか、月に2冊も任天堂の方の本を読むことになるとは思っていませんでした。
ただ!これはすごい面白い!「なるほどデザイン」の時ばりに目からウロコでした。

理由のない、デザインなんてないんだと。理由のない表現はしてはいけないと心の底から思えました。
「理性によって表現する」ことがゲームを通じて勉強できるので、気軽にそして深く読んでもらいたい一冊です。


2,問題解決:高田貴久
仕事をしていて、こう思ったことはないでしょうか?
・何故、何度も同じ問題が起こるのか
・いつになったらこの問題が解決するのか

僕はあります。少なからず、大なり小なりどの組織にも生じていると思います。
この本はタイトル通り、そういった「問題」を解決するやり方を教えてくれます。とにかく読んでくれ!と言いたいのですが内容についてご紹介します。

問題解決には3ステップが存在していて、それは「why」「where」「how」と定義しています。
where:その問題はどこにあるか(問題を絞り込み、合意を取り付ける)
why:その問題の原因は何か(広く深く原因を掘り下げる)
how:では、どうすればよいか(原因に対する効果的な策を打つ)

それぞれのステップでの細かな設定方法や具体的な施策を始め、正しい問題の捉え方など、とにかく学ぶことが多い本でした。

かなり頭の中がスッキリするので、是非チャレンジしてみてください!


1,ロジカル・プレゼンテーション:高田貴久
とにかく8月は論理的思考を手に入れようと必死な月でしたので、アウトプット(表現)の方法も勉強しました。

まさにこの本は「提案の技術」を磨く本です。
全てのビジネスマンにとって重要であり、必須な能力だと思います。「通すための提案」を作るために、適切な考え方と伝え方を学べます。

今まで読んできた本の中で、最多のマーカー量だったと思います。あまりに重要な箇所が多いから、振り返る時にほぼ読み返すくらいの勢いでした。

相手の要望を適切に理解しているか。
どういった方法でプレゼンテーションを行うと正しく判断をしてもらえるのか。
相手が求めている答えを出せているか。

そんな疑問を解決できます。
「提案とは何か?」正しく、理解したくありませんか?


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月間のテーマは「Case Study」「Logical Thinking」としていました。かなり自分の中でも成長できた月間なのですはないかと思っています。

30代に入って、今までの経験から「なんとなく」感覚で仕事をしていることが多かったのですが、やはりもう一度、基本に立ち返って勉強したりフレームワークから考えることの大切さをしれましたので、参考にしてもらえたら嬉しいです。

また、7月から始めた「薄い本」から「濃い本」へのシフトチェンジはかなり難しいです。特にに今までと違って今回は「PIXAR」やPayPalのピーター・ティールの書いた「ZERO to ONE」など物語形式の構成が多くて、流し読みのようなスタイルが非常にマッチしづらかったです。

解決策としては、「単純に読書時間を長くとる」こともそうですが、それだと今後限界がありますよね。なので、私がとった打開策はこちらでした。

1. 見出しからほしい情報を推察する
2. 全体をN字に読んでいくという作戦をとりました。
3. 読み始める前に振り返える
4. 同時並行しながら読む本を減らす

かなり効果があったので、もしハマりそうなものがあったらチャレンジしてみてください。
「数を多く読むことに意味あるのか?」と言われると、そのことだけには価値はないかもしれませんが、少なくともインプットを増やさないとアウトプットの質や量は減ると思います。

なんの裏付けもない、私なりの解釈ばかりで恐縮ですが、これからも読んでもらえたら嬉しいです。

それでは、また来月お会いしましょう!

適当にやっておりますが よろしくお願いします