『ペンギンの島』で注意力を養おう(あれ? そんなアプリだっけ?)
僕がだらだらとやり続けている『ペンギンの島』というアプリがある。
これはいわゆる「箱庭ゲーム」で、プレイヤーは小さな島に棲んでいるペンギンを増やし、彼らが集めてくるコインや資源によって環境を整えながら、よちよち歩いたり泳いだり遊んだりしている様子を見て楽しむ。
できることは基本的にそれくらいで、あとは島の素早い発展のために広告を見るか、簡単には手に入らないアイテムや生物のために課金をするかだ。キツネやイヌやアザラシなどペンギンにとって危険な生物たちも狭い島に闊歩しているが、アプリを開いている間に彼らがペンギンを捕食する場面は描かれないのでそのへんの対策は不要だ。
で、下の画像はその課金する手段のひとつで、ガチャのチケットを購入する画面なのだが……
なんか違和感あるなと思ったら、よく見ると真ん中の 10 個まとめ買いの選択肢は 1 個ずつ買うより割高ではないか。
"(+1 Bonus)" と書いてあってお得感を装ってはいるものの、それ込みでもなお割高だ。まぁ画面上に大きく明確に書いてある以上は詐欺でもなんでもないのだが、ボーッとしているとこういうのに気が付かずに「中くらいの量でいいか」とやってしまう人もいそうに思える。「『上・中・下』の三択を見せると人間は『中』を選びがちである」とする話もあるしな。
水族館のペンギンも実際に顔の前に手を出すと咬まれるし、まして野生のそれとの付き合いの最中に油断は禁物だ。『ペンギンの島』はそういう戒めまでしてくれる素晴らしいアプリなのである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?