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球団「すまん! お前の給料、半分以下に負けてくれや!!」

球団「ダメか!? ほんならカットするわ! じゃあな!!」

エース RB であったアーロン・ジョーンズ (Aaron LaRae JONES; #33) に対してパッカーズ (Green Bay Packers) が契約の再建を求めていたのは以前から伝わっていたが、その内容がぶっ飛んでいたという話が聞こえてきた。なんなのだこれは。キレそうなんだけど

これが本当だとしたら、あまりにも敬意がない。近場のミネソタ (Minnesota Vikings) で痛い目を見せてやろうと思われても当然だ。もし球団事務所が僕の部屋の近くだったら怒鳴り込みに行っていたかもしれない。グリーン・ベイ (Green Bay) が地の果てで助かったな。

むろん、理屈としてはわからないわけではない。基本的に寿命の短い RB としてはジョーンズは既に高齢 (29 歳) なので、もし次に負傷したときにはそのままキャリアの終焉につながる可能性が高い。そのときには回復を待つより、若い選手をドラフトなりウェイヴァー (waiver) 経由なりで獲るほうが安いし長く使えるからだ。
だが、それが平均的な選手の倍以上の年数を過ごし、平均どころか唯一無二といってよい活躍を見せた選手に向けられるべき態度だろうか。

このような話にはきまって「ビジネスだからしかたがない…」といって逃走を図るボンクラが出てくるが、フットボールは人が文字通り身体をすり減らすタイプの非人道的な見世物であるという自覚を持てば、そんな言葉で片付けるのはおかしいと思うはずだ。たしかにもともと正気でやるような遊びではないとはいえ、こういう幼稚ようちな態度まで許されるような理屈はない。

そもそも、ビジネスだというなら儲かったカネを現場や裾野にもっと還元しなければウソだ。またそれにとどまらず、高額の契約を得られずに引退するほとんどの選手への保障や、重大な負傷によって苦しむ選手への補償を長年の黙殺に対する謝罪もふくめて行うのがスジというものだろう。



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