産婦人科医スポーツドクターになるまで

いろんなジャンルの方から
「産婦人科医でスポーツドクターってどうしてなりたかったの?」と聞かれることがあります。
またありがたいことに未来ある高校生に「どうやったら産婦人科医でスポーツドクターになれますか?」と聞かれることもたまにあります。
私はまず産婦人科医になりました。医学部を卒業して専門医の試験を受けるまでに5年かかります。スポーツドクターは現時点で医者になって5年後以降に研修を受講できます。
なので流れとしては医者になる→産婦人科専門医になる→スポーツドクターを取得するという感じで資格をとっていきました。
今でこそコロナでオンライン研修となりましたが、私が取得した頃のスポーツドクターの研修は2年間で1泊2日を5セット行う必要があり、しかも開催日程を全てクリアすれば取得できる私にとってはハードスケジュールでした。
産婦人科医は分娩や当直があるのでなかなかその5セットをやりくりするのが難しく、ずっと取りたいなと思ったまま時が過ぎていきました。
子育て等で総合病院での常勤を辞めクリニックでの非常勤となり少し時間が作れるようになったタイミングで受講しました。地域によってはこの受講希望者が大変多くなかなか順番が回ってこないこともあるようです。
私が受講したときはオリンピック開催の数年前で産婦人科医スポーツドクターを増やしたいという県のスポーツ協会側の意向もあり優先的に受講できたように思います。
申し込んだ後に妊娠して、まさかの妊娠と授乳の2年の間に妊婦や子連れで取得したスポーツドクターは私にとって大好きなスポーツに一歩近づけたような気持ちになった資格でした。それが5年くらい前の話です。

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