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忘れないように。(COUNTDOWN JAPAN 23/24レポート)

CDJ23-24に参戦

こんにちは、ゆきふるです。

昨年度末30日、年に一度の最後の音楽の祭典、CDJフェスに参戦してきました。
ということで2024年最初の「音楽と共に」記事はCDJのレポートから。
今年は音楽系の記事もどんどん書いていきたいですね。

さてさて、CDJといえばなんといっても本当に多様なジャンルの音楽と、それから広義なアートが融合する場所として広く知られていますね。まさに、年末最後のお祭り騒ぎという感じのビッグイベントです。

朝から夜まで音楽と、時にはフェス飯と、あるいはその他諸々の派生イベントにふけって疲れ果てるまでエンタメを享受する日。
音楽好きにとってはまさに夢のような一日になるのです。

別世界🌏

会場に足を踏み入れると、そこはもう別世界。ミュージックのワンダーランドです。
カラフルでおしゃれな装飾、生き生きとしたオーディエンス、そして至る所から聞こえる音楽の波。
渡り廊下には、これまでのCDJの歴史の中でアーティストさんたちが残していった数々のサインが…!
私は2回目のCDJだったので、当時を思い出しながらさらにテンションがぶち上がるのでした。

右、左、上、前、、、あらゆる方向から凄まじいエネルギーを感じます。年末でエネルギーはもはや搾りかすの人たちから発せられているとは思えません。私たちを一つの目的で結びつけている、お互いがお互いにエネルギーを渡したりもらったりしてなんとか全員でぶち上がっている、そんな不思議な感覚がありました。無論、一日中ずっとそんな感覚でした。
かわいいロンTに着替えて、さあいざメインステージへ!
五感+名前も知らないその他いろんな感覚がレディの状態になるのを体で感じながら奥へと進みます。

Novelbright

(セトリ)

1. El Dorado
2. 開幕宣言
3. Sunny drop
4. seeker
5. 愛とか恋とか
6. 面影
7. ツキミソウ
8. Walking with you
9. 拝啓、親愛なる君へ

最初に鑑賞したのは、メインステージのNovelbright。
CDJがNovelbrightに最初に出演のオファーをしたのがパンデミックの直前のこと。
今回の彼らのステージというのは数年越しの実現となりました。
本当に圧巻のステージでまさしく最高のスタートという感じでした。

最後に、フェスに来た全ての人を包み込むようなMCが!(※記憶を頼りに書き起こしているので実際の発言と多少異なります、ご容赦ください)

"CDで聴くのもいいけど、サブスクで聴くのもいいけど、ライブが1番最高だって証明し続けます。"

MCより抜粋

いやかっこよすぎます。

MY FIRST STORY

(セトリ)

1. MONSTER
2. Smash Out!!
3. 不可逆リプレイス
4. 蜃気楼
5. ACCIDENT
6. この世界で1番の幸せ者にはなる事など出来ないかもしれないけど
7. Love Affair
8. ALONE
9. REVIVER
10. I'm a mess

そのままメインのEARTH STAGEに残留してマイファスのステージを観賞しました。
なんといってもラストにやってくれたI'm a mess。
恐縮ながらマイファスは完全ににわか勢な私ですが、「I'm a mess」は今年ちゃんと歌詞を噛み締めて泣きながら聴いたうちの一曲。
私的にロックじゃなきゃ再現できない角度の共感がつまってる曲だと思うのですが、ライブで生で聴くのはやはり別物でした。
ありがとう、マイファス。

ちなみに、『ROCKIN'ON JAPAN』2月号でワンオクとの『VS』東京ドームのレポートが特集されていて激アツなので、文章好きなみなさん、ぜひ読んでみてください。こんな箱が存在する世界線って…と想像するだけでぶちあがります。

flumpool

(セトリ)

1. 夜は眠れるかい?
2. 星に願いを
3. 花になれ
4. Magic
5. 君に届け

お次はGALAXY STAGEに移動して、flumpoolのステージ!私のこの日のメイン!!
なんと前方チケットで大当たりを引いてしまい、最前一列目のど真ん中で観ました(え、夢かな?)。
さすがに1番前の手を伸ばせば届きそうな距離感でのflumpoolは最高すぎる。
セトリもほんとドストライクだし、MCで裏のバニラをいじってるのも可愛かった、、、!

私も学生時代バンドかじっておりましたが、御多分に洩れず「花になれ」コピーしてました。
当時の青春も思い出しながら、「花になれ」でこの日最初のライブ泣き。
flumpoolは永遠に私の青春です。

羊文学

(セトリ)

1. あいまいでいいよ
2. 永遠のブルー
3. 光るとき
4. more than words
5. 1999
6. 夜を越えて

次もGALAXY STAGEに残って羊文学を観ました。
羊文学も今年はたくさん聴いてきたので、楽しみなステージでした。
お三方の生のステージは初めてでしたが、空気感というか世界観というか、場づくりがすごいなぁとひたすら彼女らのワールドに浸っていて気がついたらステージが終わっていました。
flumpoolやクリープとはまた違う感覚で、私的にこの日一番の印象深いステージになりました。

MCの一言が印象的で、何を隠そうそれについてどうしても書き残したいとの思いから今回このレポートを書くことにした次第です(※めちゃくちゃうろ覚えですごめんなさい…雰囲気だけでも伝われ…)。

"年が明けたらまたリセットされちゃうから…"

MCより抜粋

なんかぼそっとつぶやくように吐き捨てて曲入りしたんですよ。含みがあるなぁというか。
「いや絶対忘れないから…!」って思わず心の中で言い返していました。

でも、ステージが終わってからもう一度彼女の言葉の意味について考えたんです。

確かに大事な思い出、記憶も、大好きなものでさえ意識しないとどんどん忘れちゃうよなぁ。特に年が変わる時って、みんな「新しい自分にならなきゃ…!」とかって思ったりするから、前年の記憶を一旦どこかに置いておきたくなっちゃうというか。そうこうしているうちに新しい記憶でメモリがパンパンになっていって…
消費者サイドのそういう移ろいゆく心の動きとかを、クリエイターサイドからはちょっと寂しく見ていたりするのかなって。

だからこそ、日常の記録をしながらその日その日の感情、感性を大事にすることを目指してnoteを書いている私として、今回絶対この日のことを記事にして残しておこうとその場で決めました。レッドブルウォッカを片手に。笑

同じ羊文学のステージを見た私の後輩も、彼女なりの感性で振り返っていて、すごくいい表現だなと思ったのでシェアさせてください。

"プカプカと海に浮いたような感覚、その中に羊文学のロゴが浮かび上がって、ずっと自分も浮いていたいと思った"

後輩のInstagramストーリーより

あれだけの人が埋め尽くされるステージで、ステージ上からはきっと米粒みたいに写っているであろう我々観客も、その一粒一粒がまた全然違う感じ方をしていたりする。

そのことを、忘れないようにね。

Tele

(セトリ)

1. ロックスター
2. 私小説
3. 金星
4. Véranda
5. バースデイ
6. 花瓶
7. 鯨の子

この日唯一のCOSMO STAGE参戦でTeleくんのステージを見ました。
とにかく、かわいかったです。どこかSASUKEくんを彷彿とさせるような…

今年は一時期毎日「Véranda」を聴いていましたが、こちらも生歌は初めましてでした。
観客も巻き込んでステージを作っているのが自分の年下だなんて…本当にすごい方だなと感嘆の気持ちで観ました。

たぶん次にお目にかかる時にはもっと大きなステージで遠くから眺めることになるんだろうな。出ました、古参アピ。でもCOSMO STAGEの醍醐味ですよね。

クリープハイプ

(セトリ)

1. ナイトオンザプラネット
2. キケンナアソビ
3. 月の逆襲
4. ラブホテル
5. イト
6. HE IS MINE
7. 社会の窓と同じ構成
8. 栞
9. イノチミジカシコイセヨオトメ
10. 二十九、三十

最後は満を辞してEARTH STAGEのトリ、クリープハイプのステージへ。
生で観るのはいつぶりでしょうか、かなりお久しぶりでした。
あの大きな空間に人がぎゅうぎゅうになるくらい埋め尽くされる、本当にさすがです。
あの人の量は世界観さん、あなたが競合だと言った電車のそれでしたよ。
こちらからの景色はとにかく人、人、柱を挟んでまた人。でもステージからはあの空間においても空白のスペースがまた目に入っていたのでしょうか。

最近の曲も昔の曲も散りばめていただいて、揺らしまくっていただいて、エロく歌っていただいて、至れり尽くせりでございました。

私は2021年に大学を卒業した代で、中高時代それこそクリープがどんどん伸びている時期にどハマりしておりましたので、感慨深すぎる。
「ラブホテル」でもみくちゃに揺れて、「栞」で涙がボロボロと溢れました。ラブホテルの曲順間違えて「季節外れですが…」のMC2回やったこともおもしろかったです。

家に帰って、なんとなく、もはや化石と化したウォークマンを引っ張り出してきて、流しました。この懐かしいジャケット、ウォークマンのUI、そしてさっきまで聴いていたライブの音。
勝手に二つの時間を行き来しては、ひとり、また泣きました。
どうでもいい余談なのですが、もう何年も使っていないというのに各ボタンの位置、操作方法を体が覚えていてちょっと嬉しかったです。1番後ろの席の時期は率先して授業中もウォークマンで音楽聴いていただけはありました。

おわりに

MCでも複数のアーティストさんが触れていましたが、パンデミックがあって、今年はやっと以前のような形でフェスができるようになったというタイミングで、私も数年ぶりのフェス現地参戦でしたが本当に最高の一日を過ごせました。明確にライブ好きな心が呼び覚まされました。

帰り際に一緒に行った後輩と話していて、フェスに来ること自体この日が初めて、あるいは2023年の夏フェスが初めてで今回は2回目だと聞きました。
一日一緒に回って、すごく楽しんでいる様子だったので「意外だな」と思ったのですが、そりゃあそうですよね。だってフェス自体しばらくなかったんですから。

音楽なしで生きていくなんて考えられないので、どんな形であれ、今後とも私を支えてくださいよろしくお願いしますという気持ちです。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
まだまだこんな散文しか書けない私ですが、感性を磨いて、もっと音楽からいろいろ感じ取れる人になっていきたいな。

では、また。




▼あとがき的な


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