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目指すべきビジョンを言語化する #お店note

2019年10月4日(金)19:30から、外苑前のピースオブケイク社のオフィスで開催された『ビジョンファースト経営』を実現するには?に参加させて頂きました。


ゲストは中川政七商店CDOの緒方恵(おがたけい)さん。Chief Design Officerではなく、Chief Digital Officerとのこと。お名前を「めぐみ」と呼ばれることがあり、Twitterなどアカウント名は @notmegumi にされていらっしゃるそう。

【登壇者プロフィール】

緒方恵

東急ハンズにてバイヤー、ビジュアルマーチャンダイザーを経てWEBチームに異動
ECサイト運用から始まり、デジタルマーケティング・ソーシャルメディア・オムニチャネルなど、東急ハンズのWEB/デジタル領域を横断的に担当
2016年8月から株式会社中川政七商店にWEB/デジタル領域全てを担当する、執行役員/CDO(Chief Digital Officer)として入社
2018年3月より、取締役就任
上記に加え、店舗事業・卸売事業など含めた全顧客接点の統括担当
=店舗事業、卸売事業、EC事業、マーケ・メディア、システムなど

当日の司会は最所あさみさん。途中で深津貴之さんも参加されました。

緒方恵さん(@notemegumi
深津貴之さん(@fladdict
最所あさみさん(@qzqrnl

の3人で会話が進む、楽しく豪華なイベントに参加させて頂きました。


緒方恵さんの印象的だった言葉


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お話されていた中で個人的に印象的だった言葉に「贈りもの」についてのお話があります。

中川政七商店では、プレゼント、ギフトとは言いません。
「贈りもの」と「物」を「もの」にしています。漢字を開いています。
なぜなら、「もの」じゃなく「こと」をしているからです。

気になってWebサイトを拝見させていただいたのですが、たしかに「贈りもの」と使われていて、こういう言葉1つの使い方にも、中川政七商店さんの中での文化を作られているんだなと感じました。

「ものからこと」「ことからとき(時)」と聞くこともあります。そういうマーケティング的な意味合いではなくて、「言葉に込めた想い」を大切にする、会社の風土を作られていく意思を感じました。


中川政七商店さんのビジョンについて

中川政七商店さんのビジョン日本の工芸を元気にする!」についても、詳しく解説をして頂きました。

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このビジョンの言葉、文章に対して、意味を込められています。文章全体の「愛情&誇り」という箇所に大事にされている文化を感じました。

ただ、それだけでは事業としては成り立たないので、「元気」という言葉で、事業として成果がでているか(関わる工芸の方たちも含め)という、ハッキリした価値観だと思いました。

工芸に携わられる職人の方達も、食べて行けるようにする、という意思をしっかり感じました。

「なる」ではなく「する」という言葉にして「誇り」を持つ。しっかりとこうどうを言語化されていらっしゃるんだなと思いました。

日本の工芸を元気にする、という言葉に深みを感じます。これらのビジョンに込められた意味や、経営の考え方について、緒方恵さんのnoteに詳しく書かれています。


深津貴之さんの印象的だった言葉

THE GUILDの代表取締役であり、ピースオブケイク社のCXO(Chief Experience Officer / 体験の最高責任者)の深津貴之さんも、このイベントに参加されました。

深津さんはミッションのお話を中心にされていました。会話の中で「例え」として、物事を抽象化してわかりやすくお話されていたのが印象的でした。本当に分かりやすかった。

その中で個人的に印象的だったのがサービス設計における「北極星」のお話。

ミッションは北極星のようなもの
北極星があれば北がどっちがわかるし、みんなが違った方法で道を進んでいても、おおざっぱでもピカっ光る目印があれば、そこを目指して進める

どこにいても見える、目指すべき方向。これがしっかりと見えていれば、今いる場所や、そこへの行き方が、それぞれ違っていたとしても、各々の判断で最終的には、同じ方向に進めるんだなと。

例えが本当にわかりやすいと感じました。

noteの運営に関わられている方達とのワークショップでも、皆で話合いながら、自分たちの北極星をしっかりと確認されたそうです。

イベントに参加して

中川政七商店さんについて、以前から気になっていたので、緒方さんのお話を直接伺うことができて、とても良い経験をさせて頂きました。直接の声を聞ける機会は中々無いので、嬉しかったです。

目指すべきビジョンを言語化する意味を学ぶことができました。

緒方恵さんが考えられる「ビジョンと経営」、深津貴之さんが考えられる「ミッションとサービス設計」についてお話を伺えたのが良かったです。司会の最所あさみさんの進め方が上手で、イベントを楽しく過ごせました。

最所さんがnoteにイベントの内容を書書かれていて、とってもわかりやすいです。


◇ おまけ

最近イベントに参加しながら、絵をかいてみているのですが、こういう残し方をしていると「自分の印象的だったこと」を記憶にも残りやすいなと感じました。絵が上手でないのはご愛敬で。

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また、このイベント翌日に、表参道にある中川政七商店の店舗に実際に行ってみました。素敵なお店でした。実際にお話されていたことが、どのように届けられているのかを体感できたのが良かったです。

置かれている工芸品もとても素敵で、これからも行きたいなと思いました。ほんと「贈りもの」にも素敵なものばかり。


また、このイベントの後日、緒方さん、深津さん、minimalの山下さんが、奈良で合宿をされてたそう。そのツイートが素敵でした。みんな笑顔〜!


素敵なイベントありがとうございました。

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