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民間企業と共に創った探究プロジェクト春キャン!

ということで、21年度最後の取り組みは、島根全県の高校から募集して実施した「しまね高校生探究プロジェクトスプリングキャンプ」でした。

マイプロ全国summit開催中の裏側で、高校生29人、大人の伴走者20人と共に、一泊二日のオンラインで、マイプロジェクトの企画立案合宿。

春休みのコロナ禍の鬱憤を晴らすかのように、生徒たちはどんどん前のめりになり、それに応えるように伴走者である大人たちの熱も上がり、半日+半日の、実質1日のプログラムとは思えないくらいの盛り上がりをみせ、「また夏に再会しよう!」という言葉と共に、その幕を閉じました。

実は今回、このプログラムに全面的に協力してくれたのは、TSKこと、さんいん中央テレビさん。

会場の提供はもちろんのこと、社員さんも伴走者として参加、現役社長のオンライン講座も企画、また、次年度にも続くこのプログラムのスポンサーとして、様々な高校生向けの学びの仕掛けも検討しています。

さらには、このTSKさんも所属し、島根県内の様々な企業経営者で運営している島根経済同友会さんにもご協力いただき、こちらも次年度に続くプログラムに対して、高校生の学びに資するような外部リソースを、色んな形で繋げていただくことになっています。

そう、このプログラムを通じて、高校教育における、地元企業の在り方を探究しています。

めちゃめちゃカッコいいんです、地元企業の経営者。でも、なかなかそれが高校生に伝わる機会がなく、どうしても世の中で目立つ都会の企業へと就職時に流れていってしまう。

進学先を選ぶのと同じように、行き先を決めるのは高校生自身だけど、目の前にある魅力的な選択肢も踏まえた上で、納得がいく意志ある選択をしていって欲しい。

そんなことを思いながら、今回、「探究学習」をハブとしながら、民間企業の力を借りて、生徒が真に社会で生き抜く力を育む。そんな地元企業連携型のプログラムが産声をあげました。

ここからどんな風にこのプログラムが育っていくのか。それはまだ誰にもわかりませんが、教育を学校だけに丸投げにせず、寄ってたかって子どもたちを育んでいく、そんな社会の在り方の一端として、可能性を探っていけたらと思っています。

今回、このプロジェクトを牽引したのは出雲出身のゆっけ(森山 裕介)さん。細かな調整ごとも丁寧に進め、この複雑な座組みのプログラムをしっかり成功に結びつけました。

久しぶりに仕事を一緒にやって、ちょうど一年だね。思い返せば、ふたば拠点の立ち上げ時に福島に来てもらって、2ヶ月間、だいぶ濃い時間を共に過ごしました。また一緒に仕事ができて嬉しいです。

明日から新年度。
そして、高校における新学習指導要領がいよいよスタートします。

この一年の経験を糧に、様々な繋がりを力に変えて、さらに一歩踏み込んだ一年にしていきたいと思います。

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