SNSの投稿にこだわりを。-「3つのF」が価値になる!を読んで
TOP画像は先日行ってきたMAT2018での写真です。(とくに意味はない)
こんちゃ!井端です。
不定期ですが
これからはたまに、読んだ本の感想をnoteにまとめてみようと思います。
自分のトレーニングという意味も含めて(^^)
さっそくですが書いていきます!
今回読んだ本は
藤村正宏氏著
SNS消費時代のモノの売り方
「3つのF」が価値になる!
です。
※画像をタッチすると、Amazonに移動します。
本について記事を書かせていただくときは、
①買ったきっかけ
②本の簡単な概要
③特に心を惹かれた文
④本を読んで思うこと
こちらの流れでしばらくはまとめていこうと思います。
また、僕が書く記事なので
「最初にまとめを書く」というのは変わらず行っていきます。
では、最初にまとめを。
①買ったきっかけ
仕事で広告業に携わっています。SNSによる消費需要の広がりはもちろん感じているが、どのように今の時代の商品の売れ方をマネジメントしているのか知りたかったから。
②本の簡単な概要
著者が今現在、感じて思考していることをまとめてある本。
③特に心を惹かれた文
"これからの個人はアーティストとして存在していくのかもしれないなと思います。"
④まとめ
なんとなくSNSを使っている人に読んでほしい本。思っていたって何も発信されていない。大人こそ、個の力を磨かなくてはいけない時代!
では、具体的に書いていきます。
①買ったきっかけ
毎日僕たちはSNSアプリをいったい何回開いているのか?
もはや説明不要のTwitter、Facebook、Instagram、LINEを代表とするものが、SNSです。
僕は今電車や新幹線で通勤することが多いですが、ほとんどの人が車内では片手にスマホを持っていることが、今の時代でしょう。
また、今の時代のポイントとしてもう一つ挙げられるのは、
「テレビ(マスメディア)を観る時間の減少」です。
昔のように、テレビ、新聞、雑誌を代表とするマスメディアに影響されて社会が動くという形が変わってきています。
どちらかというと、ネットやSNSで話題になったことが、テレビで取り上げられて爆発的に流行するという順序になったと感じています。
簡単な話、何かを流行させようとしたら昔と同じ方法を取っていてもできないのです。
今の時代の、商品の売り方、流行の作り方として、学んでおかなくてはいけない部分は、SNSです。
僕は今平日の仕事で、広告業に携わっています。
しかも将来的には個人でやっていきたい人間です。
これは間違いなく学ばなきゃ!
という内容です。
本屋に行った時、SNSを学ぶのにちょうど良さそうな本書を
見つけたので購入しました(^^)
②本の簡単な概要
本書は、以下の内容でまとめられています。
第1章SNS消費時代。あなたの発信はそれ自身が「商品」
第2章「つながり」の経済では「3つのF」が力を持つ-家族(Family)、友達(Friend)、フォロワー(Follower)
第3章やり方ではなく楽しみ方!論理的なマーケティングでは選んでもらえない
第4章商品・サービスではなく、個人にファンがつく時代
冒頭のまとめにも書かせていただきましたが、本書は
著者が今現在、感じて思考していることをまとめてある本
です。(著者も"おわりに"で自らそのように述べております)
著者の藤村正宏さんの経歴ですが、
1958年、北海道生まれ。明治大学文学部卒業。(株)京屋でヴィジュアルプレゼンテーション、ニューヨーク大学で映画制作等を経験。(株)ラーソン・ジャパン取締役就任後、各種集客施設の企画設計を手がける。その後、独立。「体験を売る」という実践的マーケティング手法「エクスペリエンス・マーケティング」(エクスマ)の考え方で、集客施設や企業のコンサルティングを行う。
僕は本を読んだ後、凄まじく感銘を受けた時はその人に会いに行くという行動に出ます。(この辺については、今回は割愛します。)
ちなみにですが、この経歴を読んだ今のところ、僕の「会ってみたい」レーダーには引っかかりません。
商売方法も個人的には好きではないので…
本を読んでみるだけのアクションでいこうと思います。
ただ、内容としてはかなりオススメできます。
書かれている内容も、今の時代を的確に捉えています。
本書中で、僕が思わずメモした部分があります。
広告代理店に依頼して、SNSの投稿をやってもらうなんていうのは愚の骨頂。 ステマ(ステルスマーケティング)のようなことをやって、SNSでクチコミを増やそうと思っても、すぐに消費者に見透かされてしまいます。たとえば、「インスタグラムにアップしてくれたら」「ツイッターでつぶやいてくれたら」お得な特典があります–こんなキャンペーンをやっても、ほとんど意味がないでしょう。SNSに慣れた消費者は、そういう行為をもっとも嫌います。
こういった感覚を的確に捉えている人でなければ、
今の時代でのマーケティングは難しいでしょう。
本音と建前はすぐに見極められてしまいます。
だったら、「この日にお客さんが全然いません!助けてください!!」
と投稿する方が、お客さんの心には届くと私は思っています。
このような文を読んでも、
本書は今の時代のマーケティングの指標には
かなり適しているのではないか、と感じました。
③とくに心を惹かれた文
"これからの個人はアーティストとして存在していくのかもしれないなと思います。"
高度成長期の社会は、整えられた社会でした。
技術を発展されるのではなく、近代的教育を施し、人の側を均すことによって、人は会話のプロトコルや行動のプロトコルを揃えることができ、結果として、大きく生産性を伸ばしてきました。
この社会では、はみ出した人は許容できない形を成していました。
しかし、
今、標準的な人間だと想定したとき、
コンピュータの進化によって画一的な行動をとれる能力に関しては、
自動化や統計的処理に勝つことは難しいでしょう。
つまり機械とダブっている能力は、
今後ほとんど考える必要がなくなってきます。
標準的な人間になる限り、
社会では代替がきく存在となるわけです。
人を均していくことをやめることと、
感覚や曖昧さを大切にすること、
この辺がコモディティ化しないヒントになります。
個としての価値をもちたければ、
私も著者同様、アーティストとして生きることを推奨します。
アーティストとして生きるとは?
それは、自分の発言、SNSへの投稿、起こした行動全てが「自分を伝える作品」として捉えてください。
自己ブランディングをし、
上記の動き全てに「自分」を持って行うことがこれからの社会での生き延び方には必要です。
④まとめ
批判覚悟で言えば、
僕はSNSにあまりにも似たような、そして
中身のない投稿が多いなと思っています。
自分も意識せず使っていた時期もあるので、
これらの言葉がブーメランになる可能性もありますが。笑
ただの料理の写真に興味はない。
しかし、店名・料理名・オススメする理由などまで組み合わせて書いていたらそれは立派な情報となります。
僕もそういった投稿をする人はよく見るようにしています。
SNS投稿をすることで、自分がどう判断されているか、までは考えていない人が多いです。
何気ない投稿をしているつもりかもしれませんが、
質の高い情報を伝えられる人と
何も考えずに掲載している人には
今も将来も自己ブランディングにおいて、大きな差ができてくると予想しています。
ただ、投稿するだけましなのかもしれません。
一番まずい人は、何も投稿することがない人です。
考えを持ってであればいいのですが、
何も考えず投稿もしないのであれば、
発信力を鍛える機会を損失しているだけです。
大人こそ、個の力を磨くために
「自分」を伝えられる発信を心がけて欲しいです。
今まで何となくSNSを使ってきてしまったなあと思う人は、
本書をぜひ読んでみてください(^^)!
僕は読み終わった後、
もっとこだわった使い方をしていかなきゃと反省しました。
こだわりこだわり。
おわり。
ありがとうございます!いただいたサポートは書籍代に充てさせていただきます。(本が好きなので)