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結婚って幸せですか《犀利人妻》(英語:The Fierce Wife)

出演:隋棠(ソニア・スイ)、温昇豪(ウェン・シェンハオ)、朱芯儀(アマンダ・ジュー)、宥勝(クリス・ワン)ほか
台湾放送:2010年11月 台視/三立
尺:90分×23話

アンジェン(ソニア・スイ)とルイファン(ウェン・シェンハオ)は円満な結婚生活を送る理想的な夫婦だった。しかしアンジェンのいとこ、ウェイエン(アマンダ・ジュー)を居候させたことがきっかけで離婚してしまう。アンジェンはそれでも夫を信じ続けるのだが、夫は別人のように自分勝手で冷たい人間に変わってしまう。家庭こそが生きがいであり、人生のすべてだったアンジェンの幸せな結婚生活は一生続くものではなかった。やがてアンジェンははじめて自分の手で幸せを掴み取ろうとする。

人生何があっても決してあきらめず、力強く生きていくためにアンジェンは『再出発』するのだった…

結婚とは?幸せとは?女とは?

−もっとも大切なものを失った時、人はどう人生を切り開いていくものか。

画像・あらすじ:日本公式HP

"小三"という言葉を流行らせたドラマ

息子の長引く夏風邪(多分、アデノウィルスだったっぽい)に、先週は自分が肋骨を3本折るという不幸続きで下書きのまま筆を進められておりませんでした。
放送当時、台湾でも高視聴率をマークし、温昇豪好きな私は気になってしょうがなくて、当時、台湾からDVD取り寄せて一気に観ました。

日本のあらすじではウェイエンはアンジェンの「従妹」とされていますが、正確には「母方の親戚の自分より年下の女の子」です。当然、アンジェンも良く知らない子なんですよね。まぁ、こいつがとんでもない悪魔なわけで波乱を起こすわけです。まずもってパーソナルスペースがないのか、ずかずかと人の懐に入っていくんですよね。男たちはそこに戸惑いながらも魅了されてしまう…。絶対に女性からは嫌われるタイプですね(まぁドラマの中でも嫌われていましたが)。

ルイファンとアンジェンはもともと円満にやってきたのにウェイエンが何ら罪悪感も抱かずルイファンを誘惑。最初は葛藤していたルイファンも陥落してしまえばウェイエンにおぼれまくりで周りが見えなくなっていってしまうのです。そして惑わされたルイファンの末路は自業自得とは言え、かわいそうな結果になってしまいましたね(温昇豪びいきのフィルターかかってます)。ほんと、「この女許せん!」と思いました。

ドロドロ不倫ものだが

上記の通りドロドロの不倫ものではあるものの、原題や英題では「妻」にスポットが当たっています。本作は不倫ものではありますが、専業主婦だった人妻アンジェンの成長物語でもあります。

アンジェンがその過程で出会うのが宥勝(クリス・ワン)演じるティエンウェイなのですが、宥勝は本作で一躍スターダムに上がりましたね。結構この2番手というかライバル役みたいなポジションが魅力的かどうかって作品の面白さを左右しますよね。ドラマの中ではヒロインを支えるイケメン実業家を演じていた彼ですが、なんと今年セクハラ報道が出てしまいました。今年はアーロンの醜聞もあったし台湾の芸能界が騒がしい年ですね。温昇豪はどうかルイファンみたいにならないで欲しい、ならないと信じています。

古い作品ではありますが今でも内容を思い出してしまう作品ですのでおすすめです。映画も出たようですが未鑑賞です。映画の評判はあまり良くなさそう…。隋棠と温昇豪が《親愛壞蛋》(Lovely Villain)でも夫婦役を演じたとのことで思い出して書いてみました。新作も時間があれば観たいです。

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