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#6 青年海外協力隊_代表練習

今回は本格的に活動が始まってきたときのことを振り返ります。
任期は半年の延長を含めて2年半活動しました。
大きくは女性代表の指導、地方での普及活動です
活動期間中は代表指導8割、普及活動2割ぐらいのバランスでした。
始めて女子代表練習に参加したのは2018年3月ぐらいだったと思います。

女性代表について

女性代表のチームスタッフはヘッドコーチとフィジカルコーチの2名で構成されていたました。選手は16名前後で、最終的に代表になれるのは、7人制なので12名です。スタッフ、選手含めて全員が他に仕事を持っているので、プロとしてのラグビー選手は存在しません。のちのあることで、選手については、年齢層も幅広く、ほとんどが家庭を持っており、子供もいるという環境を知りました。
この辺りの話も改めてさせて頂きます。
任期1年目の練習は火、木曜日の週2回で連盟所有のスタジアムで練習していました。時間自体も長くはなく2時間程度だったと思います。

練習について

クラブチームと同様に基礎練習はあまりなく、チーム練習をメインとして取り組んでいました。練習の前半でフィジカルコーチがスプリント系のメニューを取り込みウォーミングアップ。ヘッドコーチへバトンタッチという流れだったと思います。印象については、何人か良い部分を持っていることは感じました。一方で全体練習よりも、まっすぐ走ること、パス精度を優先すべき課題かなとは感じました。活動終盤もそうでしたが、ほどんどマダガスカル語が分からないため、1年目は外から見てるというのがほとんどでした。ときどきスタッフから練習メニューをアドバイスを求められたりしたのでメニュー紹介をし取り組みました。とはいっても1回の練習で劇的に向上するはずもないので、紹介のみで終わり、採用されることはありませんでした。

当時を思い出すと、練習に参加というより外から観察という感じだったので、私自身の取り組み姿勢も良くはなかったと反省しています。というのもほとんど蚊帳の外状態だったので、ときどき携帯を触ったりという状態でした。今思うと、よく2年目の指導を受け入れてくれたなと感じています。

2018年アフリカ大会

代表練習があったのはアフリカ大会が5月下旬に開催されるからでした。
アフリカ大会以外は国際大会がないため、開催の数ヵ月前から代表選考を含めた活動が始まるようです。2018年大会は3位決定戦でチュニジアに負けて4位という結果でした。一方で大会には南アが参加してなかったため、実質アフリカ5位という結果でした。大会には帯同はしてなかったので、後日youtubeに試合映像があったので見ました。大会中は優勝のケニアと2回試合しましたが、印象としては率直に難しいなと感じましたが、チュニジアとの試合は負けはしましたが、勝てる可能性は十分あると感じました。

おまけ

試合形式の練習をしているときに数名の選手が異常なほど滑っています。グランド状態が良くないのはわかってましたが、そこまで滑るほどグランド状態ではないです。練習後にスパイクを脱いでたので、こっそり見ましたがボロボロでした。日本では写真の様な状態になるまで、履いている選手は見たことはありませんでした。ソールが剥がれる原因として考えられるのは、アジアから輸入の偽物だからだと思います。日本であれば型落ちであれば3,000円程度で手に入りますが、マダガスカルには型落ちというのは存在せず、新品しかありません。そのため高すぎて買えない状態です。現地のスポーツショップの新品価格では、日本人の私ですらためらう価格でした。なのでスパイクの選択肢としては輸入の偽物しかないです。価格自体も安いのであれば500円から高くても3,000円程度だったと思います。

滑るのは納得のスパイク


スクラム練習中ですが、手前の選手は左足スパイク履いてません。
そのような状況で練習する選手も選手、続けるコーチもコーチだとは感じました。


各選手、仕事があるため国際大会が終われば、代表活動は終了です。
正直、1年目は大きくか関わることができず、なんとなくで終わった印象があります。
最後までお読みいただきありがとうございました。

2018年の代表メンバー

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