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選考書類について

今回は準備したAISTSの選考にあたり必要だった書類についてご紹介させていただきます。


志望動機について

AISTSの志望動機は例年同様で以下の項目に沿って作成する必要があります。基本的に毎年同様のようです。

1,What do you consider to be the key problems facing sport today?

2.What are your motivations for applying to the AISTS MAS in Sport Management and Technology?

3.Where and in which sector of activity do you intend to work after obtaining your AISTS MAS in Sport Management and Technology program? Make a note of any sports organisations/companies that you are in close contact with / are planning to work with.

4.How do you plan to finance your course fees and living costs during the duration of the course (one year)?

前提として青年海外協力隊経験をベースとして回答しました。そして書類選考で落ちることは避けたいと考え、BEOの志望動機スタンダードに申し込み作成しました。というのも、マダガスカルでの代表チーム指導や日本遠征の経験は他の人と違ったインパクトがあると考えており、しっかり述べれば問題ないが、英語に難ありと感じていたためです。

余談ですが、このBEOがひと騒動起こしました。提出後にいろいろ評判を調べると、あんまりよくない意見が多いです。時間があるときに紹介させていただきます。

スポーツの課題

協力隊としての経験した途上国の課題。協力隊から帰国後は、地方で地域総合型スポーツに勤務しラグビー指導をして感じた二面からの課題を書きました。
最初に、地方はスポーツをするために親の協力(送迎)が必須なこと、そして指導者がいないことでチームが消滅し、子供がスポーツの機会を失うことを述べました。
協力隊の経験からは、間違った医療知識、指導者、妊娠問題のレベルについて述べました。例えばマダガスカルでは突き指すれば引っ張り、動かせば治るというのが代表レベルのコーチで常識でした。安全に楽しむためには先進国、途上国関係なく基本的に医療知識をコーチレベルまで普及させる必要があることを書きました。指導者については、現在はYoutubeなどで誰でも最先端の練習を知ることができます。ラグビーであればNZ代表でしょうか。とはいってもマダガスカルチームに、そのままNZの練習を適用しても効果があるかは疑いの余地があると感じてました。テクノロジーの発展で誰もが最先端を知ることができるが、そのままマダガスカルコーチのようにコピペの様な練習メニューをしても意味がないとネガティブなことを書きました。そして過去に紹介しましたが、女性アスリートが競技人生の途中で妊娠することは歓迎すべきことだが、男性コーチもアスリートの安全のために妊娠~復帰の過程を理解する必要があること。などを書きました

志望動機について

過去のブログでも紹介させていただきましたがオリンピック予選への参加、日本遠征について述べました。発展途上国であれば、オリンピックに出場するだけで人生が変わる可能性があること、また出場権を獲得する過程で様々なチャレンジをする必要があり、生活していく上で勤勉さなど必要な能力を獲得することができること。そしてスポーツをすることで、国際大会に参加することができ異文化交流をできることなどを書きました。

将来について

この設問についても同様にマダガスカルの経験をベースに述べました。具体的にはオリンピック難民選手団、国連機関を始めとしたNGOのスポーツ関連のプロジェクトに関わりたいと書きました。

費用について

この辺りはこまめに貯金してきた、奨学金に応募予定などを無難に書きました。

推薦状について

応募にあたり推薦状が2通必要となります。推薦状は過去のAISTSに入学した方の情報を元に、academicとprofessionalの二面がいいということでしたので、大学教授と協力隊の配属先であったマダガスカルラグビー連盟会長へお願いして準備しました。

英語について

応募にはTOEFLまたはIELTSの決められたスコア基準をクリアすることが必要になります。幸か不幸か2023年入学の選考はIELTSがOverall6.0となっておりました。2022年入学選考の当初は6.5でしたが途中で6.0に変わったようです。そしてTOEFLとIELTSのスコアのみ受付でしたが、今年はDuolingのスコアも追加され可能でした。さらに去年までは3回のデッドラインがありましたが、今年はデッドラインがなく早く応募すればするほど良いみたいなRolling admissionに変更されていました。恥ずかしながら、英語に約3年間注力しましたがIELTSのスコアはOverall6.0の壁を超えることが難しい状況でした。一方でRolling admissionということで、募集が始まった10月1日にOverall6.0というギリギリのスコアで応募しました・・・

最後に

結果として合格しましたが、やはり英語のレベルに問題がありということで長い選考期間を過ごすこととなりました。この辺りは次回に面接編として紹介したいと思います。

ちなみにトップ写真は外務副大臣政務官が、2019年3月頃にマダガスカルに外交した際の写真です。ラグビー経験者ということや他にも重なりがありスタジアムにきて頂きました。この前日か当日の夜、日本大使、外務大臣政務官、マダガスカルの日系企業トップ2社の事務所長2名、現地で旅行代理店をしている方の会食に参加させて頂きました。当然、会話の内容はマダガスカルと日本の経済関係などで外交の話でした。一協力隊員が聞いて良いのかという感じの少し生々しい話だったかなと思います。当時も今でも貴重な経験をしたと思っています。



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