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#7 青年海外協力隊_U-18

1年目の代表活動は6月頃に終了しましたが、代表活動も終盤になった頃は水曜日の午後から女子高校生を対象としたU-18代表活動が始まりました。
今回はU-18を少し紹介したいと思います。

U-18活動

2018年はユースオリンピックが開催されました。当時は恥ずかしながら、予選大会参加直前まで代表活動の理由を知らずにチームに関わってました。U18が結成された理由は、上記のユースオリンピックのアフリカ予選参加のためです。といっても予選参加国はマダガスカルとチュニジアのみで、複数回の試合でアフリカ代表を決めたようです。

記憶が定かでないですが、ある日突然セレクションが始まって、その後は水曜日と土曜日に練習をしていました。マダガスカルは水曜日の午後は学校がないようで、お昼過ぎからスタジアム練習していました。土曜日はスタジアムは試合があるため、Les Enfants de l'Ovaleというマダガスカルで活動しているNGO団体のグランドで練習していました。グランドといっても少し整備がされてて、大きさも通常のグランドの1/4ぐらいかと思います。

U18の練習についても1年目はほどんど関わらず、練習をみて少しだけアドバイスするという感じでした。練習内容はフィジカル練習をメインとしてチーム練習でした。週2回の練習でしたのでスキル部分に時間を割くことは難しいと思いますが、パス、タックルスキルがないのにチーム練習をしている印象でした。セレクション方法についても、少し危ないような状況でタックルができるか確認したりしてました。例えば故意的に追いタックルの状況を作り出してました。。。もちろん受け身すら知らない選手なので、倒れるときは手から付いたりしてました。

最終的には7月にアルジェリアで開催された大会に参加。結果は勝ち負けを繰り返したようですが、トータルで負けてしまい出場権を逃しました。

おまけ

当時はアフリカにおいてもマダガスカルは強豪国とは言えないレベルでした。一方で競技人口について、特に女性選手の多さには驚かれます。フランス植民地の影響があったといえ、女性15人制の国内大会は開催されています。7人制については近隣諸国との大会のため毎年男女ともに高校生代表が結成されます。女性選手にきっかけを聞いても、親がやっていたなど些細なきっかけでしかないのにラグビーをしています。ときどき、マダガスカルのラグビーの状況を聞かれ、説明すると人気な理由を聞かれますが、正直わかりません。以前紹介したように「ラグビーは人生の学校」という言葉があるぐらいに根付いてるという事実があるのみです。
あとは紹介したようにLes Enfants de l'OvaleTerres en Mêléesといったフランス系NGO団体がラグビーを通じた慈善活動しており、かつマダガスカルで経済活動をしているフランス企業が少なずサポートしているからかもしれません。ラグビー連盟としても女性国際デーには女性選手を対象としたクリニックを開催してますが、基盤がある上での活動なので、女性が始めるという大きな要因ではないと思います。

赴任1年目の国際女性デーでのイベント

最後までお読みいただきありがとうございました。
正直、1年目のU18には大きく関わっておらず、なんとなく携わって過ごした印象です。そのためさらっと紹介になってしましました。

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