ついに!コロンビアのアボカドが日本にやってくる
Le gusta un aguacate?
あなたは、アボカドはお好きですか?
少し前になりますが、コロンビア農業・地方開発省は
2019年7月24日、同国産アボカド(ハス種)
の日本向け輸出が7月31日から解禁になると発表しました。
この過程は簡単なものではありませんでした。
2008年にコロンビアが日本に輸入解禁を要請してから、
11年におよぶ交渉を重ね、
コロンビアの検疫措置案が日本で認められたため、
解禁に至ったのです。
Web ニュースのDiario Occidenteは
11月7日にこのように報じていました。
「Exportan aguacate hass a Japón
日本にハス・アボカドを輸出
「2019年11月7日 (木)
今日、コロンビアのアンドレス・バレンシア・ピンソン農業農村開発大臣が、ブエナベンチュラ港から、18.3tのハス・アボカドが日本へ発送されたと発表しました。」
ブエナベンチュラ港は、
コロンビアの太平洋岸にある主要な港で、
コロンビア第3の都市、カリに近いです。
また、aguacate hassというのは
「ハス・アボカド」という種類のアボカドです。
最初にこのアボカドを栽培・販売したのが
米国・南カリフォルニアの「ルドルフ・ハス」さんだったので、
彼の名前にちなんでいるのだそうです。
日本に輸入されているアボカドのほとんどがこの品種で、
「アボカド」と聞いてみなさんがイメージされるのは、
おそらくこの「ハス・アボカド」です。
卵形で、皮がゴジラのようにでこぼこ・ザラザラしていて、
皮の色は未熟なときは緑、熟すと黒っぽくなります。
果肉は薄緑色で水分は少なく、脂肪分は多く、
コクがあってねっとりとクリーミーな味わいです。
醤油やマヨネーズなど、いろいろな調味料にも良く合います。
「大臣は数字をあげて、日本はこの果物を近年平均して2億1150万ドル世界から輸入している市場であると述べました。」
ちなみに、現在日本で輸入しているアボカドは、
ここ数年では8—9割以上がメキシコ産だそうです。(メキシコ、強し!)
(中略)
「農業ポートフォリオの責任者によると、この最初の出荷物は
コロンビアのコーヒー産地とバジェ・デル・カウカ県の
生産地域で収集され、横浜港に到着します。」
11年もの長い交渉を経て、
ようやくコロンビアのアボカドが
日本で食べられる日がやってくるのですね。
はるばる海を渡って
コロンビアから日本にやってくるアボカドたち。
ぜひ味わってみたいですね🥑
今回も読んでいただき、
ありがとうございました。
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