会議で発言できない私が、拍子抜けするくらい話せた日のこと

会議で発言ができない。
打ち合わせに臨んで発する言葉は、挨拶の二言三言で以上が常だ。
この点に関して本当に危機感を覚え続けながら、目標を立てても最低ラインをこなせるかこなせないか、程度のことを数ヵ月続けている。
一度の会議で挨拶や定型以外に一言何かを言うとか、そのレベルでも達成率50%未満なことが本当に多い。
そんな状態が続いていた中、先日参加した会議では自分でも拍子抜けするくらい普通に話せて、さらに発言した内容やアイデアがいくつも採用されるという出来事が起こった。

年明け頃からNPOに参加していて、関心のあることそのものと直結するような問題を扱っている。
その中では普段考えているような内容が議題に多くのぼったり、また仕事で扱っているようなことが解決策として活かせたり、言いたいことがたくさんあった。
会議の司会をする方も進行が上手く、柔らかい雰囲気を作りつつも一人ずつ考える時間を数分設けてから、順に発表したりそれいいですよねと言ったりしていく。
議題がそもそも関心に繋がっている部分が多くて回答の候補が複数見つかったり、その内容をもう少し自分で考えて話し言葉にする準備をできたり、私にとってやりやすいことが多々あった。
さらに関係者が少ないパートは後で別個で扱うことにして参加者全員の時間的負荷を考慮してくれたり、雰囲気が少し固めになってしまった前半パートを経て後半はお菓子を食べながらという方針に変更されたり、緊張感も時間を無駄にしている感覚も少なく主体的に参加できた。

仕事で会議をするシーンでは、その場で考える時間を設けるのは難しいかもしれない。
相手が取引先だったりすると、時間的制約も大きいし緊張感も高まる。
発言まで一呼吸置いて自分で整理する時間があるかどうかは、私にとって適していた出来事でも、職場の大多数の人はそれを必要とせず煩わしいと感じてしまう可能性すらある。

ただ実際にそれを取り入れるかは置いておいて、会議で充実感を得る経験ができたことは、初めてで良い経験だった。
こんなこともあるのだなと、純粋に感動してしまった。
あんなに話せないことに悩み続けてきたのに。
これをどう活かすかまた考えながら、普通の会議でも発言できる自分に近づきたい。

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