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#5 経営は総力戦,出し惜しみ無し

~知恵をだし,汗をかき,カネも使わなければ現実は変わらない~

現状打破,ブレイクスルーしたい時には,知恵・時間・資金の3つを全て投下しなければ中途半端な成果しか得られません。

儲かっている会社の経営課題は,更なる成長のためにどのような戦略をとればよいのかということです。経営者は不足する知恵を外部のコンサルタントから得るためにコンサルティング料を払い,コンサルタントとの会議に時間を割きます。つまり,知恵も,=時間も,カネも使っているわけです。

ところで公的支援での損談者は,一所懸命汗を流し中小企業診断士の知恵を借りて現状打破しようとするものの,公的支援ですから金銭的な負担はありません。公的支援にはもちろん社会的意義はあるのですが,カネを出すか出さないか,つまり経営者にそのリスクを取るだけの覚悟があるのかどうかということは,成果を大きく左右します。

そして公的支援を受ける会社は,もはや投下するだけの余裕資金がない,あるいは資金調達できるだけの健全な財務状況にない,ということが多々あります。こうなるまえに,リスクを取ってカネを投入するか撤退するかの意思決定すべきだったのでしょう。

ところで,そのようなコンサルティングにお金を使いたくない窮状にあえぐ経営者とは,営業というコストをかけないで公的な枠組みで仕事をする中小企業診断士のようなコンサルタントのほうが話が合うのかもしれません。また,大企業のプロ経営者や組織人としてのマネジメント層にとっては,同じようにコンサルファームという組織に所属するコンサルタントのほうがシンパシーが沸くのかもしれません。

私は自分のビジネスの戦略上,民間契約によるコンサルティングを中心にしています。資金繰りに窮してる会社と,そうお安くはないコンサルティング契約を結ぶことは凡そ現実的ではありませんし,年商何千億円というような大企業に切り込むというのもなかなか想像しにくい話です(研修エージェントを介した研修系の仕事ならあり得ます)。

単独コンサルタントが民民でコンサルティング契約を取るには,自分のブランディングやマーケティングに頭と費用と時間を使い,自分で営業して探客しなければなりません。そう考えると,一匹狼のコンサルタントは中小企業経営者と同じなのです。

#私の仕事 #ビジネス #エッセイ #勇者は懼れず

正しいことより「適切なこと」に重きをおく,プラグマティックな実践主義コンサルタントです。経営の鬼門はヒトとカネ,理屈ではなく現実を好転させることをモットーとしています。 お問い合わせは,https://prop-fc.com/mail/mail.html